『アトリエぽーぽー展』のアンケートで、今回の参加費について、保護者のみなさまにご質問させていただきました。
どのお教室の先生も、発表会や作品展の参加費は、悩みどころじゃないですか。
講師としては、よりよい展覧会にしたい。
でも生徒さんに負担はかけたくない。
アトリエぽーぽー展の今回の参加費は4,250円でした。
会場レンタル料、フライヤーデザインと印刷代、飾り付け人件費(お手伝いに来てくれた方)、飾り付けのための費用(すのこやワイヤーなど)、そして生徒さんが作品を製作するのにかかった材料費。
これらが主な項目で、合計額を人数で割って算出しました。
正直なところ、3,500円程度に抑えたかったので、ちょっと高いというのが私の印象です。
さて生徒さんの保護者の方々は、「安いと思う」から、「高いと思う」まで、ご回答が割れました。
お答えしづらいお気持ちもあったかと存じますが、ご回答まことにありがとうございました。
ただ、「作品を展示する」にしては、高いと感じると思います。
みんなで「展覧会」という大きな作品を作り上げるんだ、と思えば、高くはないと思ってもらえるかもしれません。
絵画展で、何にいちばんお金がかかるかと申しますと、額代です。
額代もピンからキリまでありますが、額が良いと絵が良く見えるというのはまあ事実で、だから額にお金をかける人も少なくありません。
額代は通常、個人負担です。
2枚出展すれば2枚分の額代、10枚出展すれば10枚分の額代がかかります。
あっという間に何万円の世界です。
アトリエぽーぽー展では、だから額を使わない展示方法を考えました。
絵を「うちわ」に描くことです。
「うちわまつり」になった由来、実はそこ。
さて「ギャラリー・サン・アン」さんにおいて、絵をかけるフックは、25個です。
最大、壁には25枚の額しか飾れません。
そこで、ワイヤー2本にすのこを張り、すのこにうちわを挟み込むという形をとりました。
すなわち2本のワイヤーで5つのうちわを飾ることが可能になりました。
会場を見映えよくするためには、飾り付けも必要です。
生花を飾れば、これまたあっという間に何万円。
そこで2ヶ月前から、毎日毎日折り紙で花や飾りを折りました。
娘たちの運動会にも持っていき、出場種目以外のときは、運動場の片隅で折っていました。
最後は生徒さんにも協力を仰ぎました。
こうして、どうにかコストを抑えようと頑張りましたが、3,500円以下に抑えることができませんでした。
それでは、どこを削りましょうか。
会場を、市民会館にすると、もっと安いです。
しかし市民会館で開催された絵画展を見たことがありますが…。
ここだけの話、殺風景ですよ~。
でもまあ、それも1つの手段かもしれません。
フライヤーをなくしましょうか。
少人数の絵画教室の展覧会にしては、立派なフライヤーです。
デザイナーさんにデザインを組んでもらい、印刷会社にまわして刷ってもらっています。
だから色がきれい。
そうですね、フライヤーをなくせばコスト削減できるでしょう。
もう1つ方法があります。
全体にかかる費用を人数で割って、算出しています。
つまり人数が増えれば、参加費が安くなります。
アトリエぽーぽーの生徒さんが増えますように