『システィーナの聖母』ラファエロ | アトリエぽーぽー

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『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。

9月いっぱい、アトリエぽーぽーは休校することにしました。
小学生の感染者が増えてきたので心配です汗

生徒さんに会えないのはさびしく、生きる光を失ってしまいそうですが、安全のためなので致し方ありません。

当面、このブログで、生徒さんと一緒に絵画のお勉強をしようかな、と思っています。

えー、美術の勉強は苦手〜

うん、わかるわかる。
学校の美術は、作品名、作者名、時代を暗記する、ですもんね。

暗記はいっさい不要です。

絵を見て楽しみましょう。


今日の絵はこれです。
ご覧になったこと、あるでしょう?

そう、サイゼリア!

この絵は『システィーナの聖母』という絵の、一部なんです。
それも下の方にちょこっと。
でも世界一可愛い天使、と言われるほど、天使のほうが有名になってしまいました。

全体を見てみましょう。
この絵の不思議なところは、背景に天使の顔がうじゃうじゃ浮かんでいることです。


心霊写真のようです〜(T_T)


どんな意図で描かれたのでしょうか。

当時の天使は、どの絵を見ても、あまり可愛くありません。
顔が大人っぽいですよね。
「かわいい」という概念が生まれたのは、わりと歴史が浅く、ルネッサンス時代にはないものでした。
また、イエス様や天使は神々しく描かなくてはならなかったのです。

 

 

なので、今、私たちから見ると、ちょっと不気味に見えますが。
当時の人から見たら、わあい、天使がいっぱい、守られている〜という気持ちだったのかもしれませんね。