初めての方はこちらの「お願い」の記事を読んでくださいね。
前回の記事はコチラ。
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子どもは吸入をし、ステロイド注射をして点滴をうちました。
赤くなっていた身体は白くなりました。
0時ころから点滴開始して、入院は免れ帰宅したのは3時くらいでした。
帰りの車で寝てしまった娘と息子は、やはり疲れていたんでしょう。
車から寝室で運んだけれど、そのまま起きずに寝てしまいました。
翌朝は、まだスッキリしない感じでしたが、調子が悪いこともなく、午後にはいつも通りの元気を取り戻しました。
私は原因をずっと考えていて、期待せずにダメもとで娘に聞いてみました。
「何を食べたとき気持ち悪くなった?かき氷?」
すると娘はこう答えました。
「ちがう~。パパがくれたカリカリ」
「それにね、牛乳がはいっとったと~」
私「え?カリカリ・・?」
私は知らなかったので、すぐに夫に電話し確認したところ、祖母が持っていたジャガビーをあげたとのこと。
もしかして、それがジャガビーではなく、じゃがりこだったのでは?と思い、ごみを確認してもらうと、そこに入っていたのはじゃがりこでした・・・
じゃがりこには、脱脂粉乳やミルクパウダーが入っているのです。
どうやら、事の流れはこうです。
1)祭りに出発する際、前の休日に買って玄関に置きっぱなしにしていたジャガビーを私がカバンに入れようとしたところ、それを見た祖母が「私が買ってもってきたよ」と。
2)「持ってるならいいか」とジャガビーは置いたまま出発。実はパッケージの勘違いでじゃがりこを買ってきていた。
3)そのやりとりを横耳で聞いていた夫は、てっきり私がジャガビーであることを確認していると思っていた。
4)祭りで私が知らないうちに夫がジャガビーと思って食べさせた。
↓
アナフィラキシーショック
同じ形のパッケージなので、暗がりの中、あまり確認できずにあげていたのです・・・
原因がわかってよかったものの、必ず私が夫の目を通すようにしなければいけなかった。
母に確認したところ、買う時に一通り原材料に目を通して確認したつもりだったと。
いつも食べさせているジャガビーと同じパッケージなのでこれだと早合点してしまったと。
母も年齢的に老眼なので、見たつもりで見えていなかったのでしょう・・・
夫にじゃがりこをどのくらい食べたかわかるかと聞くと、そういえば、3~4本食べて「これからい」と言って食べなかったと言っていたと聞きました。
初めてのアナフィラキシーショックのとき、「口の中が痛い」と言っていたので、違和感を感じたのでしょう。
こどもが「からい」と言ったのは「(口の中が)痛い」という意味だったのでしょう。
違和感を感じるというのは指標になります。
子どもには、牛乳がはいっとると思ったら、「牛乳がはいっとる」って教えてね。「からい」じゃわからんかもやけんね」と教え、よく牛乳が入ってることに気付いたねと褒めました。
その後、夫の会社の従業員で、出店で働いた経験がある方から聞いたそうで、やはり出店の食べ物は不衛生らしく、その人は裏側を知っているので、とてもじゃないけど出店の食べ物は食べたくないと言っていたそうです。
まぁ、私が買った焼き鳥も、素手や軍手で直接肉を触って焼いていましたし、せわしい中、どこにも乳成分が飛んでいないとは言い難いと思います。
それに、夜のお祭りというのは必ず渋滞が発生するので、万が一のときに救急まで行くのが困難なことから、アレルギーがある方は行くのを避けたほうが無難だと思いました。
もしくは、皆が帰りだす一歩手前で切り上げて、早めに人ごみを抜けておくのも大事です。
その前に、子どもだと、いつもと様子が違うなと感じたら早めに会場を離れることです。
エピペンを所持していたにも関わらず、原因が分からなかったことや、いつもと症状が違うということでアナフィラキシーだと気付きませんでした。
これで3回目のアナフィラキシーになりますが、毎回エピペンを打つタイミングが難しく、判断に迷います。
それは情けないことですが、正直に書くと、エピペンを処方してもらうのが面倒だということもあります。
うちは大学病院でもらっているので、幼い子ども2人連れて長時間待って処方してもらうのは骨が折れます。しかも発注してから1週間かかります。
もちろん子どもの命優先ですが、吐いたら打つけど・・という感覚があります。
見極めが難しいのです。
近所の小児科医いわく、指定された講習を受けないとエピペンを処方することができなんのだそうです。
でも講習を受けるとなると、病院をお休みしなければならないので受けていないんだそうです。
(同じ成分のアドレナリン注射は、小児科に連れていきさえすれば受けることができます。かかりつけに確認してください)
処方が難しいということは、乱用してはならない薬ということなんでしょうが、もうちょっとハードルが下がればいいのになというのは正直なところです。
こういった経験を積み重ねて、「ちょっとくらい・・」と言ってはいられない事態なんだと意識は変わっていきます。
子どもを犠牲にしているようで情けないのですが、百聞は一見に如かずです。