田中泯さんの場おどり@道後公園、堪能してきました。
「コエからモジへ」というテーマで、
子規さんの絵などをオマージュしたと聞いていたので、
ついつい正岡子規さんの人生に重ねて見るうちに気がつけば1時間が経っていました。
音源トラブルでさえ、あらかじめ作られた前衛的な音楽にしか聞こえて、それもひっくるめて全てが完成されていた感。
最初、大音量の山口百恵の「曼珠沙華」でヨロヨロと踊る姿のシュールさに絶句しつつ、
音楽の転換とともにその動きの変化と美しさにハッとした。
老人から青年、昆虫、魚…いろんなものに見えて、
子規が見たもの、作品にしたものに変化(へんげ)しているのか…とかいろいろ想像できました。
「きっとこの方はいつ死んでも悔いがないんだろうな」なんて感じてしまうような1回1回振り絞るような舞いで、
道後公園が屋根のない劇場空間になっていました。
水に浮かぶオフィーリアとか、
病床で外の世界に憧れた子規の心象、とか
色々想起されて自分一人では感想をまとめきれない気持ちでしたが、奄美やハワイの民謡の研究者の女性、
「道成寺」で共演させていただいた和也さん、
そして友達ダンサー二人に次々に会えて
それぞれに感想が聞けて、これぞ松山!という日でした。
一人は7月から鹿児島に移住してしまうので、会えてよかった。
次に会えるのは鹿児島かなー。
9拍子の話とかを松山ですることになるとは…!
松山でライブしたいなー。
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2018年6月23日(土) 12:30 -「月ニ寄セル唄」
-奄美大島の裏声・グイン(コブシ)とブルガリアのハーモニー・変拍子の絶妙なコラボレーション
「月」というテーマのもと、それぞれの地域の音楽が拮抗し、融合する-
開場12:00 開演12:30前売り 3000円 当日3500円(+1ドリンク)
会場:Cafe & Live spot FJ’s
出演:
えぐさゆうこ(歌、奄美三味線) Yordan MARKOV(ガドゥルカ)
佐藤みゆき(ブルガリア民謡)
立岩潤三(パーカッション)
江草啓太(ピアノ)