tekoto(おててことば)教室
たむらあゆみです。
現在私のベビーサイン教室には、
「『ベビーサイン育児をする母親は育児に対する肯定感が高いのか?』をテーマに卒業論文を書きたい!」
と研究をがんばる女子大学生が時々お手伝いに来てくれています。
そんな頑張り屋さんがこちらのまなちゃん
その記憶が凄く面白いのでご紹介します。
以下、まなちゃんが話してくれたこと。
(私=まなちゃん)
↓
私は生後10ヶ月の頃に保育所に預けられました。
クラスでも私が一番小さくて周りの子たちはもう歩いていたり、つかまり立ちをしていたりするのにびっくりしました。
そんな周りの子たちを羨ましく見ていた時、ある1人のお友達が私のすぐ隣で部屋の入り口を塞いでいた柵にヨイショ!ってつかまり立ちしたのを見ました。
そんな周りの子たちを羨ましく見ていた時、ある1人のお友達が私のすぐ隣で部屋の入り口を塞いでいた柵にヨイショ!ってつかまり立ちしたのを見ました。
私はその子に、
「どうやったら立てるの?」
って聞いたんです。
そしたらその子が、
「ここをこうやって持って、こうやって足を踏ん張ってヨイショ!って立つんだよ」
っていう風に教えてくれました。
「へぇ~」
って思って、その子が去った後に教えてもらった通りにやってみました。
最初はうまく立てなかったけど、何度もやってみるうちにつかまり立ちできるようになったんです。
ハイハイの姿勢から初めて立てた時のパッと広がる視界の違いに驚きました。
あの景色は今でも鮮明に覚えています。
と、こんな記憶。
どうですか?
生後10ヶ月の記憶ですよ?
私は鳥肌が立ちました。
もちろんこの二人のやりとりはいわゆる『話し言葉』ではなかったはずです。でも、まなちゃんは『そういうやりとり』をしたんですって!
もちろんこの二人のやりとりはいわゆる『話し言葉』ではなかったはずです。でも、まなちゃんは『そういうやりとり』をしたんですって!
さらにまなちゃんは1歳2ヶ月の時の記憶も話してくれました。
↓
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私は母が頑張ってくれたおかげで1歳2ヶ月でおむつが外れました。
周りの自分より大きな2~3歳の子たちはまだおむつが外れていなかったです。
保育所では先生たちが
「◯◯くん、お漏らししちゃったねー!」
と慌ただしく動いているのを
「先生、大変だなぁー」
って私は見ていました。
そして、忙しそうな先生がふと、
「まなちゃんはトイレでおしっこできるもんね。偉いね。」
って言ってくれて、心の中で
「うん!」
って言っていたことも覚えています。
先生たちがトイレトレーニング中のお友達をトイレに誘導している間に、その子が遊んでいたおもちゃを「シメシメ」ってこっそり遊んでいたのも覚えています。(笑)
ってこんなお話。
このまなちゃんの記憶のお話を聞いて私はいろんな事が確信に変わりました。
まだ喋れない赤ちゃんでも、ちゃんと意思はある!言いたい事はいっぱいあるんだ!
それに、よくクラスでも赤ちゃん同士が集まると刺激しあって歩けない子が急に歩けるようになったり、誰かがやっているベビーサインを急に他の子も使い出すことがあります。
赤ちゃん同士、話し言葉じゃない何かでちゃんと会話しているんだ!
こんな話をしてくれたまなちゃんは、最後にこう言ってくれました。
私自身にこんな記憶があるからベビーサインに興味を持ったんだと思います。
あゆみ先生がおっしゃる通り、どんなに小さな子だって意思があって、叩かれたら痛いし、友達には優しくしないといけないなって考えたりもするんです。
だからベビーサインでコミュニケーションが取れるのは凄く魅力的でもっともっと広めないといけない育児法だなって思うんです!
あゆみ先生がおっしゃる通り、どんなに小さな子だって意思があって、叩かれたら痛いし、友達には優しくしないといけないなって考えたりもするんです。
だからベビーサインでコミュニケーションが取れるのは凄く魅力的でもっともっと広めないといけない育児法だなって思うんです!
今、自分で書きながら涙が流れてきます。
ほんとまなちゃんの言う通り!
まだ喋れない赤ちゃんだってママやパパに言いたいことはい~~っぱい持っているんです
その言いたいことを伝える手段となるのがベビーサイン
ベビーサインはママのためでもあるけど、
赤ちゃんのためでもある
まだ喋れない赤ちゃんだってママやパパに言いたいことはい~~っぱい持っているんです
その言いたいことを伝える手段となるのがベビーサイン
ベビーサインはママのためでもあるけど、
赤ちゃんのためでもある
まなちゃんは卒論を書くために、ベビーサイン育児を楽しんだママたちにインタビューをして周っています。
大学でもボランティアとして子育て支援センターでいろんな親子さんと関わることがあるそうですが、ベビーサイン育児をしている親子さんとそうでない親子さんはママが子どもに語りかける様子が全然違う!といつも話してくれます。
そんなまなちゃんがどんな卒論を書いてくれるのか、楽しみだな~
って、プレッシャー!?
まなちゃん、貴重なお話ありがとう!
このお話はきっとまなちゃんの財産になると思います。
子どもとどんな風に関わったらいいかわからなくて悩んでいるママがいたらこの記憶のお話をしてあげてくださいね。