中国からの弾圧を逃るため、
インドの施設で暮らす
チベットの亡命孤児たち。
日本の小学生から高校生くらいの年齢の彼らに、
「欲しいものは何ですか」
と問いかけるシーン。
首を傾げ微笑みながら、
「特にない」
と口々に答える子どもたちがとても印象的でした。
「勉強は好き?何のために勉強しているの?」
明確な目的を自分の言葉で語っている。
ものは無くとも、
祖国を奪われようとも、
満ち足りた表情の子どもたち。
「平和は一人一人の心の中から生まれる」
祖国に帰りたくても帰れない人々。
各地に散って暮らそうとも、
ダライ・ラマ14世のメッセージ、
仏教の教えは、チベット民族の血に染み渡っていて、思いは一つであることが伝わり、観る者の心に響く。
9/12まで、第七藝術劇場にて上映中