【痛快!テキサス親父63】危険すぎる中国投資銀 | にゃんころりんのらくがき

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すべては習主席のさじ加減 欧州各国は本性に気付け

2015.04.10

 ハ~イ! みなさん。最近、中国主導で設立準備が進められている、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が注目を集めているな。米国と日本は慎重姿勢だが、50カ国以上が参加を表明している。「バスに乗り遅れるな」という意見も聞くが、大丈夫なのか?

 AIIBは、アジア太平洋地域のインフラ整備を支援する国際金融機関で、中国の習近平国家主席が2013年に創設を提唱したものだ。米国と日本が主導するアジア開発銀行(ADB、67カ国加盟)と似ているが、調べてみると、似て非なるものというしかない。

 ADBは、アジア太平洋地域の経済成長、貧困削減、社会開発などを目指して1966年に発足した。米国と日本が最大の出資国で、歴代総裁は日本人だが、公平性を担保するために本部をマニラに置いている。融資対象の事業が、環境破壊や人権侵害を招かないかなど、審査は厳格だ。ちなみに、中国はADBの大債務国でもある。

 一方、AIIBは中国が40~50%を出資し、本部は北京に置かれる。融資審査の手続きが不透明で、中国人の総裁が専決していくようだ。その総裁は一党独裁の中国共産党が決めるといい、事実上、最終権限は習主席が持つ「中国共産党の支配機関」という報道も納得だ。採算性や環境破壊、人権侵害などを度外視した融資が懸念されているぜ。

 中国は現在、不動産バブル崩壊や人件費高騰などで成長力が鈍化している。AIIBで資金調達したうえで、アジア太平洋地域のインフラ整備で需要を創出し、自国の過剰生産能力余剰労働力を活用する思惑も指摘されている。共産主義者もよく知恵を絞ったよな。

 俺が心配するのは、AIIBによって、安全性に疑問が残る中国版新幹線や、信頼性に懸念がある低価格の中国製原発が輸出されることだ。これは、かなり怖いぜ。

 中国はまた、太平洋や東・南シナ海、インド洋の覇権も狙っている。AIIBの融資で、中国人民解放軍の艦船や航空機が寄港・待機する港湾施設空港が、建設されることもあり得る。米国や日本を始めとする自由主義陣営には脅威だよな。

 わが国のオバマ大統領も現時点では参加に反対している。ただ、どこまで踏ん張るかは疑わしい。日本でも一部で参加論が高まっているようだが、「反日」中国が主導するAIIBに入っても、莫大な資金を出さされて、不良債権を押しつけられるんじゃないのか。

 チベットやウイグルの悲惨な歴史を知っていても、中国に尻尾を振る国が50カ国以上もあるなんて、理解できない。欧州各国はアジアに比べて負担が少ないので参加が増えているようだが、中国の本性を知るべきだ。ターゲットの国を債務超過にさせて、中国の思い通りに操るための布石という危険性もある。すべて習主席のさじ加減一つだからな。

 親愛なるみなさんと、日本と米国に神のご加護がありますように。両国が中国にだまされないことを祈っている。

 では、また会おう!

 ■トニー・マラーノ 評論家。1949年生まれ。テキサス州在住のイタリア系米国人。サラリーマンを退職後、動画サイト「ユーチューブ」などで連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる“悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。著書に『テキサス親父の「怒れ! 罠にかかった日本人」』(青林堂)など。
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キンペイの好き勝手に不良品の在庫処分を押し付けられて事故った上に、
操られたり奪われたりといった踏んだり蹴ったりの被害が続出するのが目に見えている。

70年も前の有りもしない“慰安婦問題”で日本叩きはしても、現在進行形の侵略にも弾圧にも目を瞑って、更なる侵略にも加担する卑しさ。

「貧すれば鈍す」と申しますが、イギリスやドイツなどもまるでどこかの蝙蝠国のようで、
腹立たしい限りです。国家にも品格は必要なのです。日本のように。。。

と言いたいところが、日本の中に「参加!参加!」の大合唱?
野党とマスゴミのバカは仕方がないとして、財界
がまだバカのままでは

安倍さんも苦労が絶えませんね。。。