卑劣「セカンドレイプの町“草津”」 | にゃんころりんのらくがき

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月刊正論オンライン

草津町を「セカンドレイプの町」と呼んだフェミニストらの横暴を許すな/黒岩信忠(群馬県草津町長)

(抜粋)

令和元年十一月以来、わが草津町は理不尽な大事件に見舞われたのです。

 

発端は私が白昼の町長室で、女性町議と肉体関係を持った|とする虚偽内容の電子書籍が出版されたことでした。女性町議の主張はやがて私に「レイプされた」に変わり、事実無根の冤罪がかけられてしまったのです。私はもちろん他の町議も町民も疑惑を払拭しようと力を尽くしましたが、今度はこれが、フェミニストや女性学を奉じる大学教授らによって「女性の勇気ある告発を封じるのは人権侵害である」「セカンドレイプの町、草津」などと批判されました。

 

捜査当局の尽力の末、令和四年十月三十一日、この女性町議は失職後、名誉棄損と虚偽告訴の両罪で裁判所に在宅起訴されました。裁判はこれからですが、無実を晴らす私たちの取り組みは節目を迎えたといえます。本稿では私たちの町を襲った出来事を報告し、私たちが味わった口惜しさを多くの人に知ってもらいたいと願っています。

一〇〇%嘘の告発

謝罪しない上野千鶴子氏

騒ぎが起きてから、今に至るまで疑惑の払拭とともに苦しめられたことがあります。それはまずフェミニストの議員や大学教授、識者と呼ばれる人たちが「女性が勇気を持ってした性被害の告発をみんなで潰そうとしている。草津町はセカンドレイプの町だ」などと町を批判し始めたことでした。

 

もうひとつは、外国特派員協会での記者会見で新井氏の主張が世界中に発信されたことも町には深刻な打撃を与えました。新井氏の主張は無条件に事実のごとき取り扱いを受けます。ところが疑惑を払拭しようと悪戦苦闘している私たちは加害者のごとく見られ、隠蔽を図っているかのような報道があふれたのです。SNSはもはや「ネットリンチ」とでもいうべき状況でした。

 

一方的に私を加害者に見立てた言説も多かった。例えば東京大学名誉教授の上野千鶴子氏は議会関係者が読む雑誌「地方議会人」令和三年五月号の巻頭言で次のような文章を書きました。

 

《極めつけは草津町の新井議員が町長のセクハラを公表したことで与党議員が立ち上がり、リコール運動を実施、新井祥子議員は失職した。やるべきことが間違っているであろう。最初に第三者を交えた調査委員会を立ち上げ、事実の究明を行い、事実なら加害者を処分することだ、それなのに被害者を議会から追い出すとは本末転倒だ》

 

学校が臨時休校に

新井氏の主張は世界中のメディアによって拡散されました。

 

草津町役場周辺では「町長出てこい!」「町長ヤメロ!」と街宣をかけられたこともありました。「セカンドレイプの町、草津」と書かれた看板をフェミニストたちが掲げ、新井氏がその中心に立って「町長は権利の濫用をヤメロ!」と叫ぶ、といった出来事もありました。

 

インターネットでは「草津町に『行くのをやめよう』キャンペーン」が展開されました「いつレイプされるかわからない」といった風説が次々と流布され、あふれていきました。草津町の被った損害は計り知れません。

 

「悪魔の証明」は難しい、といわれます。新井氏が在宅起訴となったことで疑惑が払拭され、晴れて無実を手にできそうな手ごたえはありますが、虚偽の訴えによって一瞬にして人間一人が社会的に葬られてしまうのですから恐ろしい話です。私自身もここまで何度心が折れそうになったことか。どうか、読者の皆様におかれては、薄汚く淀んだ企みと戦っている私たち草津町の歩みを暖かく見守って下さるよう願っています。(構成 安藤慶太)

 

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https://www.sankei.com/article/20230417-WFKNBTPHDJGYXEMVUUKL5F34H4/?outputType=theme_monthly-seiron

 

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