ご当地ご朱印帳を制作しています.
~47都道府県のうち19府県作成~2016-5-8現在
蛇腹折りタイプの御朱印帳を手製本
14: 茨城県 西ノ内紙[楮・常陸大宮市] + 結城の紬[絹・結城市]
生地の違いで2冊完成
ユネスコ無形遺産に登録されている手織り結城紬ではなく、杼を動力で飛ばして高機で織られた半自動織りを小倉商店さんでは今機部という商品名をつけて伝統的結城紬と区別されています.
もう一冊は、自ら手織りした生地.
緯糸が太く、ざっくりと厚みある織り上がりで一見ウールのよう.
触るとウールのチクチクさがなく、シルクの柔らかさ.
西ノ内紙は和紙の中のシルクと賞されるだけあり、艶と締まり、粘りがよく、下処理の丁寧さがそれを際立たせています.
岐阜の本美濃紙は、西ノ内紙の原料である茨城県産那須楮を使っています.
楮のクオリティ(品種や産地)で和紙の風合いが良くなるのを実感.
16: 埼玉県 細川紙[楮・小川町] + 川越唐桟[綿・川越市]
川越唐桟は絹のような綿と表現される通り、光沢があり滑らか.
縞を斜めに配し、モダンな仕上がりになりました.
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17: 広島県 大竹和紙[楮・大竹市] + 備後紬[綿・福山市]
広島県の和紙生産地は大竹市防鹿(ぼうろく)地区
和紙の原料 楮 と 和紙繊維をからめるトロロアオイを育てながら和紙づくりを継承されています.
主な用途は手書き鯉のぼり用
紙すきの前に原料が漂白されているので、着色して鯉のぼりに仕立てるのに適しているのだと感じました.
国産楮[大竹市産] サイズ100cm x 65cm 厚口
生地は福山市の備後紬
日本三大紬の一つですが、現在織元は2件のみ.
旧式のシャトル織機で織られていて、機械1台で一日一反(30m)しか織れない稀少な生地.
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18: 栃木県 烏山和紙[楮・茨城県産] + 藍染[綿・益子町]
19: 石川県 加賀雁皮紙 [雁皮・川北町] + 加賀友禅 [絹・金沢市]
生地の違いで2冊完成
19-(1)
絹に素描き 作家:小林喜代美
19-(2)
加賀友禅 作家:吉本大輔 牡丹唐草文様
ピンクの色和紙は加藤和紙さんにて体験漉きしたもの.
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全国ご当地御朱印帳 1~14冊(府県)は以下リンクへ
→ ご当地ご朱印帳その1
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2016-5-8 追記
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