ELEMENTS OF STYLE -82ページ目

素敵なコート

先日ご紹介したカセンティーノのコートの続きです。


先日のブログでも書きましたが、私の知人女性がフィレンツェのテーラーで仕立てた

カセンティーノのコートをお借りして写真を撮りましたので、

今日はその素敵なコートをご紹介します。


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6ボタンのダブルブレストでターンナップカフス、

バックベルト付き。


カセンティーノのナッピングウールで仕立てる場合の

最もオーソドックスなスタイルで仕立てられています。


襟に付けられたファーもテーラーメイドの定番的なディティールです。


このファーを作る専門の毛皮屋もフィレンツェにはあるそうです。


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生地はもちろんカセンティーノのナッピングウールです。


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ターンナップカフスの裏側にはグリーンの生地を張っています。


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バックベルトの裏もグリーンの生地を張っています。


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更に裏地もグリーンです。


カセンティーノの定番カラーはオレンジとグリーンですが、

このコートは、まさしくその2色のカラーコンビネーションです。


私の取引先のイタリア人もこのテーラーでカセンティーノのコートを作りましたが、

全く同じ仕様で仕上がっていました。


それにしても洒落ていますよね。


このテーラーの名前は、リベラーノ & リベラーノ です。


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私たちの業界でクラシックな服が好きな人であれば、

ほとんどの人が知っている有名なサルトリア(仕立て屋=テーラー)です。


日本人の顧客も多く、誰もが知っている大相撲の有名な親方もこのテーラーでスーツを作っています。

日本人スタッフもいますので、フィレンツェに行かれる際はこのコートをオーダーしてみてはいかがでしょうか。


先日のブログにも書きましたが、イタリアではこのカセンティーノのナッピングウールの

コートを着ている女性をよく見かけますが、日本では数名しか見たことはありません。


イタリアのコンサバなファッションが好きでイタリアの文化が好きな女性でなければ

このコートの良さは分からないかもしれません。


しつこいようですが(笑)。

メンズは ”CUSTOM TAILOR BEAMS” でオーダーを受け付けています。

ファーは付けられませんが、ジャストフィットのコートをオーダーしてみてはいかがでしょうか。


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生地はこんなにカラーバリエーションがあります。


私のお奨めは、グリーン、ブラウン、明るめのネイビーです。


”CUSTOM TAILOR BEAMS” に関してはこちらをご覧ください。

http://www.beams.co.jp/labels/services/custom-tailor-beams.html



次回はイタリアのお嬢様を紹介する予定です。









ナポリの伊達男

今日はナポリのGAGA社の社長 エリッコ フォルミコラ が、2011年秋冬のシャツ生地のサンプルを持って

来社しました。


エリッコです。


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彼の名がついたブランドのネクタイやシャツは、BEAMSで数年前から展開しているので、エリッコ フォルミコラ の名前は知っている方も多いと思いますが、彼が エリッコ フォルミコラ 本人です。


彼は KITON に永年勤めた後、LUIGI BORRELLI に移り、ネクタイとシャツの企画とデザインを担当して

きました。 ルイジボレッリの社長 ファビオボレッリ のパートナーとしても有名な人物です。


彼のネクタイデザイナーとしての評価は高く、他のブランドのコンサルティングなども行っています。


同時に、自らが持つナポリの自社工場で、ERICCO FORMICORA ブランドのシャツやネクタイを生産し、

日本のセレクトショップでも扱われています。


彼との付き合いはここ数年ですが、彼の存在は10年以上前から知っていました。


毎年6月の PITTI UOMO に行くと、ルイジボレッリのブースの前に、生成りの麻のスーツに

白い麻のシャツを着て、キレイな色のネクタイをしている一際目立つイタリア人がいました。


それがエリッコ フォルミコラ でした。


その後もナポリの空港やミラノの街角で生成りのカシミアのチェスターコートにブラウン フフランネルの

チョークストライプのスーツを着た彼を何度も見かけましたが、他のナポリの洋服屋とは違う色づかいや

着こなしは、どこで見ても彼だと一目で分かるほど印象の強い着こなしでした。


彼の着こなしには独特の”あじ”があります。


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彼はいつも柔らかい芯地のセミワイドのシャツを着ていますが、写真のように襟先がいつも無造作に

はねています。


白い麻のハンカチーフをいつも写真のように無造作に突っ込むような挿し方をしていますが、

それがなぜか自然に見えて、彼のトレードマークのようになっています。


彼のスタイリングは計算されたものかどうかわかりませんが、いつもナチュラルで彼らしいスタイリングです。


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商談中も無造作にプリントのスカーフを巻いています。


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このリーディンググラスも10色以上持っていて、洋服に合わせて色を変えています。


彼は60歳を越えていますが、今もいろんな意味で伊達オトコぶりを発揮しています。


ブログには書けないこともありますが(笑)。


「ナポリは車が反対斜線を逆走するのは当たり前」 という話を良く聞きますが、

彼の車の助手席に乗ったとき、本当にものすごいスピードで平然と逆走していました(笑)。


彼は本当にナポリ人らしいナポリ人です(笑)。


因みに、このブログのタイトルの写真は、彼のクルーザーでイスキア島に行ったときの写真です。


彼の着こなしやライフスタイルに関しては、これからも紹介していきたいと思います。



来週もイタリア人の来社が続きます。





今日は最近仕上がってきたスーツを始めて着ました。

ブルーグレイのフランネルスーツです。


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生地で見たときよりもかなり派手で、まだしっくりきません。

ネクタイは今日もカシミアのタイです。


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こんな色です。

ストライプもかなりハッキリしています。


エリッコに敬意を払い、ナポリブルーのつもりだったのですが...





























ミラノのウェルドレッサー

今日はミラノのPMG社の社長、プリモ グエルチレーナが2011年秋冬の商材を持って

来社しました。


日本のファッション誌にも度々登場しているのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、

彼はイタリアの服飾業界ではウェルドレッサーとして有名なオトコです。


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日本のファッション誌に登場するときは、頑張りすぎてチョット?なコーディネートの時のありますが(笑)、

彼のジャケットやスーツ コーディネートは、65歳とは思えない時代性を取り入れたエレガントな装いです。


今日はネイビーのジャケットにグレーにネイビーのウインドウペンの入ったトラゥザース、

ホワイトシャツにネイビーのカシミアタイ、ネイビーの前ボタンのニットベストを合わせています。


このコーディネートはネイビーのニットベストがコーディネートの要です。

ネイビーのニットベストが有ると無しではコーディネートの印象がかなり変わります。


先日私のブログで書いたニットベストの使い方と同じテクニックですね。


ポケットチーフもシンプルにホワイトのハンカチーフをTVホールドで挿しています。


柄物のパンツをコーディネートする時の良い手本だと思います。


彼とも15年来の付き合いになりますが、彼のスタイリングにはいつも感心させられます。


65歳になっても進化している ”時代性のあるクラシックスタイル”


私が65歳になったとき、彼のような若いメンタリティーで洋服を着こなせるでしょうか...



今日は私もネイビーのカシミアタイに

ネイビーのニットベストでした。


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本当に偶然です。









重要なミーティング

一昨日と昨日の2日間、年に2回行われる重要なミーティングが行われました。


私たちバイヤー、MDチームが来期の方向性や展開アイテムを全国から集まったショップスタッフ

に説明するという、大変重要な2日間のミーティングです。


一日目は11:00~20:30までインターナショナルギャラリーブリッラのミーティングでした。


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会場はオトコばかりで熱気が充満しています(笑)。


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バイヤー達の説明も真剣です。


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店舗スタッフも真剣にメモをとっています。


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こんな感じで、モデルのスタッフにサンプルを着せて細かく説明します。




一日目のミーティングの後は、懇親会と称するオトコだらけの”飲み会”が行われます(笑)。


そして、懇親会が終わると毎回こんなふうになるオトコがいます。


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ブリッラのバイヤーの無藤が松田聖子の歌を

振り付けをつけて歌っています。

でも、なんでカバンを持ったままなんでしょう?


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その横で札幌店の田端も一緒に盛り上がっています。


無藤はこう見えても、今大人気のイタリアの時計ブランド ”GAGA” を最も早くバイイングしたオトコです。


普段は寡黙ですが、酒を飲むと芸達者になり、みんなを笑わせます。


このあとふたりは、結局朝まで飲んだそうです。



そして2日目は11:30~18:00までビームスFのミーティングです。

無藤も田端も遅刻せずに来ました。


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今日はジャケットやスーツスタイルのスタッフが多いです。

「オシャレをしてくるように」 と言っているので、みんな張り切ってコーディネートしてきます。

そういうことが大事だといつも思っています。


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オリジナルのスーツやジャケットの修正ポイントも

バイヤーが丁寧に細かく説明します。

右端で偉そうに座っているのが私です(笑)。


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説明を聞くショップスタッフも真剣です。


この2日間のミーティングが終わり、出席したスタッフがショップスタッフ全員にミーティングの内容をを伝え、

来期の傾向と展開商品の特徴を理解したうえで、お客様にラインナップをお見せしながら来期の商品をご紹介

するという流れになっています。


もうしばらくお待ちください。


来期もきっとご満足していただけるラインナップだと思います。



明日からイタリアの取引先の来社が続き、毎日ロングミーティングが続きます。


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風邪気味でずっと調子が悪いので、オフィスの中でもマフラーしています。


皆さんも気をつけてください。






休日の服


仕事の時は、土曜や日曜に出勤する日を除けば、ほとんど毎日ジャケットかスーツを着ています。

平日は商談が無くても取引先の突然の来社や商談が入ることがあるので、あまりラフな格好はできません。


以前、何もスケジュールが入っていない日に思いっきりカジュアルな服装で出社していたら、突然イタリアの

靴メーカーの社長がアポなしで来社し、すごく恥ずかしい思いをしたことがあります。


最近は随分ゆるくなりましたが、10年くらい前はイタリアのメーカーと商談するときは気が抜けませんでした。

カジュアルな格好をしていると 「今日は休みか?」、「倉庫にでも行ってきたのか?」 などと冗談まじりに

嫌味を言われたものです。


そんなこともあって、毎日スーツやジャケットを着ている私は、受付の女性スタッフに

「お休みの日もスーツ着コンビ二行くんですか?」 などとナメたことを言われたりします(笑)。


こんな感じですから、色々な人に 「中村さんって休みの日はどんな格好してるんですか?」

と聞かれることが今でもあります。


私の休日スタイルは2通りあります。

ひとつは、家でくつろいだり近所に買い物に行く時のスタイル。

もうひとつは、街にショッピングに行ったり外食に行く時のスタイルです。


簡単に言えば、カジュアルなスタイルにもTPOがあるということです。


前者の場合、自分が担当しているレーベル以外では BEAMS PLUS の服を着ることが多いです。


ここ数年でビームスプラスで購入し、休日に良く着ているアイテムを紹介します。


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”TWO FLOWERS” というイタリアのブランドのウエスタンシャツです。

4年前くらいに購入したものですが、ネイビーとグリーンのコンビネーション

のチェックがすごくキレイで、今でも気に入って着ています。

「こういうキレイなチェックのシャツをやりなさい」とプラスのバイヤーにずっと

言っているのですが、相手にされないので(笑)最近は BRILLA のオリジナルで展開しています。


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”REMI RELIEF” のデニムのウエスタンシャツです。

雑誌 BEGIN でもおなじみのブランドですね。

細身のシルエットと加工の良さが抜群です。

カジュアルなジャケットとも合わせて着たりします。

ラングラーのデニムウエスタンも購入しましたが、

結局レミレリーフばかり着ています。

これは定番として現在も店頭で売られています。


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これも BEGIN でおなじみの ”LOOP WHEELER” のスウェットパーカーです。

ネイビーとロイヤルブルーの2色購入しましたが、手前のロイヤルブルーはかなり

気に入っているのでヘビーローテーションで着ています。

これも現在店頭で売られていますが、ロイヤルブルーはかなり少なくなっているようです。


そしてこんな感じで合わせています。


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レミレリーフのウエスタンシャツにループウィラーのロイヤルブルーのパーカー、

パンツは ヤコブコーエン のファイブポケットです。


プラスのスタッフやアメリカンスタイルを追求している人達には、

「ヤコブコーエンを合わせるなんてダサい」、と言われるかもしれませんが(笑)、

アメリカ的なコーディネートにもどこかにヨーロッパ的な雰囲気を入れ、

全身アメリカンというコーディネートにしないのが私のスタイルなので、

このコーディネートにヨーロッパブランドの細身のカーゴを合わせたり、

寒い日は ASPESI のダウンベスト を着たりもします。



BEAMS PLUS のショップは原宿と渋谷と丸の内にありますが、

丸の内店が好きで、プラスの商品はほとんど丸の内店で購入します。

BEAMS F 出身のスタッフが二人いるのと、他のプラスの店舗の

スタッフと比べるとスタイリングがキレイめなのもいいですね。


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丸の内店の外観です。


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店内は他のプラスの店舗とは違い、明るく

スペースもゆったりしていてリラックスして

買い物ができます。


銀座や有楽町、丸の内方面に行かれる際は、是非BEAMS PLUS 丸の内店をのぞいてみてください。

お問い合わせ、アクセスはこちらです。

http://www.beams.co.jp/shop/east/marunouchi/beams-marunouchi.html


”LOOP WHEELER” といえば、私がお奨めのこんなループウィラーもあります。


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ループウィラーのキッズです。


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ネームもかわいいでしょ。


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ループウィラーの特徴的なディティールの

袖口のネームもかわいいサックスブルーです。


2歳、4歳、6歳、8歳 と4サイズあります。


本当にかわいいでしょ、このパーカー。


ご興味のある方は、是非代官山のこどもビームスでご覧になってください。

お問合せ先、アクセスはこちらです。http://www.beams.co.jp/labels/kids/child-beams.html


実はこどもビームスの商品にも少し関わっています。

今度このブログで紹介しますね。





今日はライトグレーのチェックのジャケットに

ミディアムグレイのサキソニーのトラウザース

を合わせました。


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グレーのトーンを活かすために、色数はなるべく抑えました。


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シャツだけだとコーディネートがあっさりしすぎて、全体のトーンも

ぼやけた感じになるので、アクセントをつけるためにインナーに

ネイビーのニットベストを合わせました。


ベストの有り無しで随分印象が変わると思います。


シャツはボタンダウンじゃない方がよかった...



























CASENTINO


7年前にあるイタリアのファクトリーでパーソナルオーダーしたコートがあります。

今もお気に入りで毎年真冬になると着ています。


そのコートがこれです。


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普通のネイビーのコートに見えますが、生地に特徴があります。


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ファションに興味のない方にはただの毛玉だらけの生地ですが、

ただの毛玉ではありません(笑)。


イタリアのクラシックなファッションが好きな人なら知っている方も多いと思いますが、

カセンティーノという、イタリアのトスカーナ地方で古くから織られている伝統的な織物です。


ナッピングウールと呼ばれる独特の ”毛玉” が特徴で、元々はハンターや羊飼いの人々が

木の枝などに引っ掛けたときにキズが目立たないように最初から生地の毛足をカールさせて

仕上げたことに由来しています。


このカセンティーノのナッピングウールは、元々はアウトドアユースとしての要素が強い生地でしたが、

貴族階級の人達にも好まれた素材で、今でもフィレンツェのテーラーには必ずストックしてある

トスカーナ地方では定番的な生地です。


私がこの生地に出会ったのは15年くらい前で ”ANDREA DONI ” というフィレンツェ

のブランドが展開していたポロコートでした。


そのカセンティーノのナッピングウールを使ったアンドレアドーニのポロコートをBEAMS

がバイイングをし、スタッフやお得意様に大変人気があったのを覚えています。


その時に展開したカラーは、ネイビーとカセンティーノの代表的なカラーのオレンジでした。


その後、プレタのブランドではあまり見ることのない素材だったのですが、

7年前にふとしたことからひらめいて、あるファクトリーに生地を1着分送り込んで

パーソナルオーダーしたのですが、これがファッション誌の編集スタッフや取引先

の人達に好評で、同じモノが欲しいというリクエストが多く、

翌年に私がパーソナルオーダーしたそのままのモデルでオーダーしました。


その時にオーダーした色もネイビーとカセンティーノの代表的なカラーのオレンジだったのですが、

スタッフやお得意様に大変好評で2色とも完売しました。


そして今シーズン、スタッフの要望も多く、久々にオーダーしたコートがこれです。


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色は思い切ってオレンジだけにしました(笑)

実は、ネイビーはナッピングウールではないのですが、

毛足の長い特徴的な素材のものがあり、それがすごく

良かったので、そちらでオーダーしました。


さらに、今期はこんなブランドでもナッピングウールを展開しています。


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マッキントッシュのピーコートにのせて展開しています。

展示会で私が最も気に入ってオーダーしたものです。


さらに...

お好きな色でオーダーしたいというお客様の為に。


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”CUSTOM TAILOR BEAMS” で全27色の中からお好きなカラーを選んでオーダーできます。


クラシックなファッションも最近は ”HERITAGE” というキーワードもと、

歴史あるクラシックなアイテムや素材をアップデートさせたモノが注目されています。


まさにヘリテージな素材ですね。


このカセンティーノのコート、イタリアでは女性も結構着ています。

それもオレンジやグリーンの生地を使い、襟にはファーを付けたコートを着ているオトナの女性を見かけます。

共通しているのはお金持ち風。


イタリア人の女性は男性同様、ジャケットやコートをテーラーで作る人が結構います。


ファー付きのジャストサイズのカセンティーノのコートを着ている女性をイタリアで見かければ、

それはおそらくスミズーラで作ったものだと思います。


私の知人の日本人女性で、カセンティーノのコートをフィレンツェのテーラーで作った人がいます。


今度そのコートをブログでお見せします。


ということで、ご興味のある方は是非BEAMSのショップで、この特徴あるコート生地をご覧になってみてください。



次回は、と言いたいのですが...

来週は非常にハードな一週間なので、小ネタしかアップできないかもしれません。


なるべく更新しますので、まめにチェックをお願します。




今日は一日中デスクワークだったので

ニットコーディネートです。


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ライトグレーのフランネルのカーゴと合わせました。

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抜群にキレイなブルーのニットです。

昨年購入したDRUMOHRのニットですが、

お気に入りです。


ライトグレイとも相性のいいカラーです。


またブルーですが...
































EFFE BEAMS 2

前回に引き続き ”EFFE BEAMS” の紹介です。


言葉ではなかなかイメージがつかみにくいと思うので、今回はディスプレイやスタッフのスタイリング

などでエッフェビームスを紹介したいと思います。



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すっきりとしたシンプルなノーカラーコート。

表面感のあるレオパード柄がゴージャスな

雰囲気を演出しています。


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細身で着丈が長めのすっきりしたシルエットの

ダッフルコート。 上質な素材と今年らしい

キャメルカラーが定番アイテムを引き立たせ

ます。


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ヘリンボーンのクラシックな柄にフロッキー加工

が施されているオリジナルのワンピースと起毛感

のあるローゲージニットのコート。

今の時期に最適です。


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オリジナルのニットアンサンブル。

サテンでくるんだボタンがアクセントです。

シンプルなアイテムですが、キレイなシルエットと

発色の良さにこだわっています。


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今シーズントレンドのニットポンチョ。

ボディーラインをカバーできるのが特徴。

細身のボトムとのコーディネートもいいです。

色々なアレンジができる汎用性の高さも魅力です。


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カラフルなドット風プリントのカシュクールワンピース。

タイトなシルエットで女性らしさを演出。


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イタリアの有名プリントメーカーのシルクシフォン

素材を使ったエレガントなワンピース。

パテントのベルトとゴージャスなファーでパーティーシーン

にもお奨めのコーディネート。


スタッフのスタイリングも他のショップと比べてエレガントな装いです。


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ロング丈のラップジャケットをウエストマークして

ワンピースっぽく着こなす六本木店の朝倉です。

シックな色づかいがキレイなシルエットとマッチしています。



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オリジナルのワンピースをオトナっぽく着こなす

六本木店の上野です。シンプルなワンピースを

引き立たせるアクセサリーづかいがエッフェ

らしい着こなしです。


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スタッフにもスタイリングが好評な丸の内店の

高橋です。 フィルダニエレのチューブマフラー

がコーディネートのポイントです。



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ビームスハウス丸の内店のエッフェビームス

のコーナーです。

ここからエッフェビームスは始まりました。



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ビームスハウス六本木店の外観です。

この店の外観と内装はビームスの中でも

最も高級感があり、私のお気に入りのショップです。



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店内はゆったりしたスペースでリラックスして

お買い物ができます。



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ドレスやオケージョン対応の洋服や小物も充実しています。



どうですか。


他のビームスのレディースのショップとはチョット違う、オトナな雰囲気を感じていただけたでしょうか。


このエッフェビームス、現在は私の部署からは離れてしまったのですが、今もビームスハウス全体の

ディレクターを務めているのでアドバイザー的な立場で関わっています。


ブログをご覧の男性の方も、エッフェビームスにご興味のある方は、是非 奥様や大切な女性、ご友人と一緒にビームスハウスにお越しいただいて、エレガントなエッフェビームスをご覧ください。


エッフェビームスのフルラインが見られるショップは、 ビームスハウス 丸の内店、六本木店、

そして今春オープンした 関西初のビームスハウス 神戸店の3店舗です。


お問い合わせ先や各店舗へのアクセスはBEAMSのウェブサイトをご覧ください。

こちらからどうぞ http://www.beams.co.jp/labels/womens/effe-beams.html

そうそう、新婚旅行に行っていて写真を撮れなかったスタッフがいます。

結婚式の写真お見せします。


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六本木店の澤田です。

右の満面の笑みの男性は新郎ではありません。

当社の遠藤副社長です(笑)。

左はチョットすかしていますが(笑)私です。



今回は素敵な画像が多いので私のコーディネートはお休みです。

キレイな画像を汚すわけにはいかないので(笑)。



次回はちょっとマニアックなコート素材についてです。















EFFE BEAMS


ビームスのレディースのレーベルで ”EFFE BEAMS” というレーベルがあるのはご存知ですか?


エッフェビームスは2002年、ビームスハウス丸の内店オープンの際に、

"クオリティーコンシャス” をコンセプトに掲げ、オフィススタイルからラグジュアリーなドレススタイル

まで、上質な素材や縫製にこだわった大人の女性にならではのエレガントなスタイルを提案する

レーベルとしてスタートしました。


厳選された素材や繊細なディティールを兼ね備えたベーシックな定番アイテムから、

程よくトレンドを取り入れたものまで ”本物" の良さが感じられるセレクトが特徴です。



実はこのエッフェビームスの発足時のディレクターは私でした。


もちろんレディースの企画やバイイングの経験は無かったので、有志の女性スタッフ3人と試行錯誤

しながら設楽社長の号令のもと、ビームスハウス丸の内店のオープンに向けて新たなオトナの女性

に向けたレーベルをスタートさせました。


因みに、EFFEというのはイタリア語でFのことです。

BEAMS F の FはFUTUREという意味を持ち、女性版BEAMS F という意味も含め、

Fをイタリア語読みにした ”EFFE BEAMS” というネーミングにしました。


エッフェビームスの品揃えは、発足当時からメンズで展開しているブランドのレディースラインを

展開しているのもひとつの特徴です。



例えば、おそらく男性の皆さんが知っているこんなブランドも展開しています。


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”SANTONI” のパンプスです。

カッティングとカラーがすごくエレガントです。



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”HERNO” のダウンです。

襟元のファーがリッチな雰囲気です。



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”CINQUANTA” のレザーブルゾンは

レーベルをスタートしてから続いている

定番です。



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”BAGUTTA” のシンプルなシャツやブラウス

は毎シーズン人気です。



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”THREE DOTS” のカットソーやニットも

スタート時からの定番ブランドです。



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ベルギー王室御用達の ”DELBAUX”

バッグもスタート時から続く定番ブランドです。



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オリジナルのスーツやジャケットはメンズと同じ工場をつかい、

素材、シルエットにこだわった本格的なテーラーメイドです。

セットアップのパンツやスカートのシルエットもスタイルが

良く見えるようにこだわって作られています。

もちろん、MADE IN JAPAN です。



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メンズでよく使われている、皆さんがご存知のこんなブランドの生地も使っています。

それ以外にもイタリアの高級生地メーカーのものを使っています。


来シーズンはメンズで大人気の ”BOGLIOLI” のレディースラインも展開します。



どうですか?


BEAMSのメンズのお客様にはお馴染みのブランドが多いですよね。


男性の皆さんも ”EFFE BEAMS” ちょっと気になりませんか?



次回はエッフェビームスのエレガントな洋服やスタッフのスタイリングなど、もう少し詳しくご紹介します。


ということで、次回は EFFE BEAMS 2 です。






今日はイタリアのまじめなスーツメーカーのまじめな営業マン

とミーティングだったので、まじめな彼に敬意をこめて、まじめな

ダークスーツのコーディネートにしました。


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ネクタイはネイビーにもグレーにも見える微妙なトーンの

カシミアタイです。


まじめなダークスーツですが、生地には少しこだわりました。


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ネイビーのベースに細かいピッチのグレーのストライプ

が入っています。



今月は海外の取引先とのミーティングや商談が多いので、

その日に会うメーカーや担当者のキャラクターを考えて

着るものやコーディネートを考えます。


こだわっていることなのですが、これが結構大変です...








オトナのカーゴパンツ


BEAMSに入社した当時、新人が持っていなくてはならないマストアイテムのようなものがいくつかありました。

その一つが ”アーミーパンツ” と言われ、今で言う”カーゴパンツ”です。


当時のアーミーパンツは軍モノの放出品か古着で、いわゆる ”本チャンモノ” です。

新人はまず持っていなければならないアイテムとして、アメ横の放出品を扱う店や、先輩の馴染みの古着屋

などで、ミリタリーグリーンのアーミーパンツを買うというのが一つの儀式であり、それを持つことが洋服屋として、またBEAMSのスタッフとして ”カブレている” という証しでもありました。


当時のBEAMSでは女性スタッフも含め、ほぼ全員が持っているといってもいいほどのアイテムでしたが、

僕はどうしてもリアルな軍モノのアーミーグリーンとブカブカでヒップが垂れ下がるようなシルエットが好きになれず、それとは真逆のホワイトジーンズやタータンチェックのパンツを履いて、ひたすら ”フレンチアイビー” スタイルにはまっていました。


そんな ”カブレではない”(笑)僕が、BEAMSに入社して22年目に始めて購入したカーゴパンツがこれです。


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3年前に購入した INCOTEXの74というモデルです。

素材はフランネルでサイドポケット右側だけに付いていて、マチがなく、すっきりとしたシルエットが特徴です。

現在パンツメーカー各社が展開しているスリムなカーゴパンツの先駆けといえるモデルです。

因みに裾幅を19cmに直しました。

今でも愛用しています。


その後、昨年気に入って購入した2本目のカーゴパンツがこれです。


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”JACOB COHEN”の118というモデルです。

ヤコブコーエンのファイブポケットと同様、スタイルが良く見えるカーゴパンツです。

写真では色が分かりづらいですが、グレイです。

ミリタリーグリーンに抵抗がある方にはこのグレイがお奨めです。

今期も同じモデルを展開しています。


そして今年購入したのはこれです。


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今年の春夏から大ヒットしている GTAの ”TWISTED” です。

浅めの股上とスリムなシルエットが絶妙です。

ディティールはイタリア軍のカーゴパンツを参考にしているそうです。

右が始めて買ったアーミーグリーンのカーゴパンツです。

左は細身のチノパン感覚で履きたくて買ったベージュのカーゴです。



更にこれも購入しました。


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”METRICO” のフランネルのカーゴです。

GTAに比べると若干太いですが、オトナなシルエットのカーゴパンツです。

細すぎるタイプが苦手な方にお奨めです。


僕がどうしても履けなかったカーゴパンツですが、ここ数年シルエットのキレイな ”オトナのカーゴパンツ”

が多くのパンツメーカーで作られています。

ここ数年で自分のカーゴパンツコレクションも一気に増えました(笑)。


BEAMSでは今期たくさんのバリエーションのカーゴパンツを展開しています。

まだカーゴパンツに抵抗がある方は、BEAMSで ”オトナのカーゴパンツ” を是非一度試着してみてください。


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ブランドも幅広く展開しています。


MEN‘S EX 12月号の92、93ページに僕のお奨めのオトナのカーゴパンツ

コーディネートが掲載されています。


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是非ご覧になってください。


次回は、僕も少し係わっているレディースのレーベル ”EFFE BEAMS" ついて書きたいと思います。




今日は暖かかったので、カーディガンのように

軽い仕立てのジャケットを着ました。


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生地はカルロ バルベラのネイビーのウインドウペンです。


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カルロ バルベラの生地は、素材も柄も芸術品のようです。

特にジャケット生地はどこにもないような素晴らしい柄が多いです。

個人的にもイタリアの生地メーカーではカルロ バルベラが一番のお気に入りです。
























BELLA NAPOLI


このブログを始めてからずっとファッションについて書いてきましたが、


今日は初めて食に関して書きたいと思います。



オープン以来通い続けている ピッツァ の店があります。


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江東区 高橋にある ”BELLA NAPOLI” です。


この店はご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、 MEN‘S EX でもおなじみのファッション評論家

池田哲也さんがオーナーのピッツェリアです。


本場ナポリやイタリア各地で名店と言われているピッツェリアや、現地の人達が美味しいというピッツェリア、

東京でも有名店のピッツァもかなり食べました。


全てのお店のピッツァを食べたわけではないので、あくまでも自分が今まで食べたピッツァのなかでの

評価になりますが、このベッラナポリのピッツァが今のところナンバーワンです。


ベッラナポリは2001年にオープンしたのですが、オープン当時からこの店のピッツェリアにはまり、

自宅から車で40~50分かかるこの店に通い続けています。


江東区でも庶民的な商店街に店をオープンしたので、オープン当初は「タバスコないの?」なんていうのは

まだましで、「チューハイないの?」というお客様もいて、さすがに池田さんも苦笑するしかなかったそうです。


池田さんは凝り性なので窯も材料をナポリから船便で運び、ナポリから窯を作る職人をわざわざ呼んで組み上げ、メンテナンスもナポリから職人を呼んで行っているそうです。


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これがその窯です。


以前、池田さんに日本にもピッツァの窯をつくるメーカーはあるのに、なぜわざわざナポリの窯にしたのか

聞いたところ、窯の内部の高さが違うので、熱の伝わりがナポリの窯の方が良いという話でした。


粉に関してもナポリと東京では温度や湿度も違うので、ナポリの修行から帰国後、粉の調合や水分など

試行錯誤を繰り返し自分の味を確立しました。

更に、イーストは使わず天然酵母を使っているのも池田さんのこだわりです。


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池田さんが一枚一枚丁寧に生地をのばし、トッピングをします。


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窯に入れた後、ピッツァの焼け具合を何度もチェックし、

ピッツァの角度を変えたり、まわしたりして丁寧に焼き具合を調整します。

池田さんの焼きにはとにかく動きがあります(笑)。


そして焼きあがったピッツァは


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こんな感じです。


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内側は薄く、周りはふっくらしてモチモチした

ナポリ風のピッツァです。


天然酵母を使っているので生地はほんのり甘さがあります。

しっとりモチモチした生地の食感と薪で焼いた香ばしさ、トマトとモッツアレラ

の絶妙なバランスが絶品です。


僕がいつもオーダーするのは水牛のモッツアレラのマルゲリータです。


他のお客さんがオーダーしているのを見ていると、生ハムとルッコラをのせたピッツァ

をオーダーしているのをよく目にしますが、まずシンプルなマルゲリータかマリナーラ

をオーダーして、生地のおいしさ、トマトとモッツアレラのおいしさ、そして絶妙な焼き具合

のピッツァを是非試してみてください。。


これもおいしいです。


ELEMENTS OF STYLE

パターテアルフォルノ(ポテトの石窯焼き)

家庭のオーブンでもできるシンプルな料理ですが、

薪の石窯で焼く香ばしさはたまりません。


池田さんとは10数年来の付き合いです。

「知り合いだから絶賛してるんでしょ」 と思う方もいるかもしれませんが、そんなことは決してありません。


知人であることを抜きにして、厳密に評価して非常においしいピッツァです。


そうでなければいくらイタリアンが好きな私でも、

杉並から江東区までわざわざピッツァを食べには行きません(笑)。

自宅の近くにもベッラナポリに行く間にも、おいしいと言われているピッツェリアは何件もありますから。


ホームページはありませんが、ベッラナポリのある商店街 ”のらくロード” のウェブサイトがありますので

ご覧ください。http://www.fukagawa.info/takabashi/bella/

最寄り駅は都営大江戸線・半蔵門線 清澄白河 もしくは 都営新宿線 森下 ともに徒歩5分くらいです。


ピッツアが大好きな方は、是非一度ベッラナポリのピッツアを食べてみてください。


次回は ”オトナのカーゴパンツ” がテーマです。





今日はこんな感じです。


ELEMENTS OF STYLE

土曜日は商談もないので少しリラックススタイルです。

鹿の子のジャケットにフランネルのカーゴです。

鹿の子のジャケットはニットっぽく着たいので襟を立てて着ます。


朝と帰りは少し寒いので


ELEMENTS OF STYLE

ダウンベストを着ます。

今ぐらいの時期はダウンベストが重宝します。


更にカバンの中に薄手のマフラーを入れておきます。


ELEMENTS OF STYLE


靴はスニーカーです。


ELEMENTS OF STYLE


この鹿の子のジャケット、すごく売れています。

MEN‘S CLUB の編集長 戸賀さんのブログ ”トガブロ”でも紹介されています。

よかったら見てください。 http://ameblo.jp/togablo/entry-10677600789.html