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MICHAEL DRAKE


先日、英国人ネクタイデザイナーの ”MICHAEL DRAKE” が来社し、2011年秋冬に向けて

ミーティングを行いました。


この人です。


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カメラを向けた途端、ネクタイを締め直しました(笑)

さすがネクタイデザイナーですね。


マイケル ドレイクのプロフィールを軽く紹介します。


マイケル ドレイクは、アクアスキュータム社がまだレインコートしかない頃に入社し、アクセサリーと小物類

のコレクションの企画、製作に関わった後独立、自身の名前を冠した ”DRAKE‘S” ブランドを立ち上げました。 マイケル ドレイクのデザインしたネクタイ生地は、英国とイタリアの歴史ある生地メーカーで最高級の糸のみを使用し生産されています。

早くから英国以外の海外マーケットに目を向けたビジネスを展開し、デザイン、素材、スタイル、縫製技術が高く評価され、英国国内だけでなく、ヨーロッパ、アメリカの一流店で取り上げられています。 

特にイタリアでは知名度は高く、クラシックな品揃え店では最上級のネクタイとして扱われている事はドレイクスの実力を現しています。


簡単に説明するとこんな感じです。


マイケルとは20数年の付き合いになります。

彼との出会いもチョットしたエピソードがあります。

すこし長いですが、興味があればお付き合いください。


20数年前、まだ BEAMS F の販売スタッフだったころ、ヨーロッパへ研修旅行へ行くことになりました。

もちろん初めてのヨーロッパです。


現在はヨーロッパで最大のトレードショーは PITTI UOMO ですが、

当時はパリで行われる SEHM(セム)という展示会が最大のトレードショーでした。


もちろん海外の展示会など初めてだったので、巨大なSEHMの会場に入っても右も左も分かりません。

途方にくれてウロウロしていると、一際目立つネクタイ ブランドのブースがありました。


そのデザインの良さとディスプレーのうまさに目を奪われていると、突然大きな外人に声をかけられました。

彼は僕のネクタイを指さし、「いいネクタイしてるね」 と言いました。

さらに、「DRAKE‘S ネクタイだろ」 と言われ、反応するまま自分のネクタイのラベルをその外人に見せました。


するとその外人が 「俺がマイケル ドレイク だ」 と言って若造の僕に名刺を渡し、自分も何も肩書きの無い名刺を彼に渡すと、「BEAMSか! 知ってるぞ いい店だな」 と言って、他のカスタマーがいるのに若造の僕をブースの中に招き、コレクションを全て見せてくれました。


それが彼との始めての出会いでしたが、その後来日するたびに店に来てくれて、ビジネス的にも非常に良い関係を保ちながら現在に至っています。


その20代の私が目を奪われたというディスプレーは、今も引き継がれているのでお見せします。


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この2枚の写真は2007年1月のPITTI UOMO のディスプレーです。


ドレイクスのネクタイは、世界のネクタイ業界で一目置かれる存在です。


BEAMSでも多くのネクタイブランドをバイイングしていますが、商談の際ネクタイブランドの

スタッフにその日しているネクタイをチェックされることが多々あります。


競合ブランドや、自分達よりも劣っていると思うブランドのネクタイをしていると露骨に嫌な顔をされますが、

ドレイクスのネクタイをしていると 「ドレイクスなら仕方ないな」 という、認めざるを得ないという状況にな

ります。


私の経験上、ドレイクスのネクタイをしていてネガティブなことを言われたことは一度もありません。

他のブランドでは度々ありますが(笑)。


「イタリアに行ってもドレイクスのネクタイを見たことが無い」 というお客様がよくいらっしゃいます。

イタリアでは高級なショップほどブランド名を出さず、自分のショップのオリジナルネームにします。

日本で有名なブランドが、イタリアに行くとあまり売られていないという声をよく聞くのはこれが理由です。


事実、ミラノで最も高級なクラシックの品揃え店のトップ3には、全てドレイクスのネクタイが売られていますが、

全てショップがオリジナルネームで展開しています。


他のイタリア製のネクタイより20%~30%高い英国製のネクタイがあれば、全てとはいえませんが、

おそらくそのほとんどはドレイクスでしょう。


因みに、ナポリのネクタイの名店 はドレイクスの最大のカスタマーで、毎シーズン多くのドレイクス デザインの生地をバイイングしていることは、ネクタイ業界では有名な話です。


BEAMSは日本で一番多くドレイクスをバイイングしているショップです。

たくさんのバリエーションで展開していますので、ドレイクスのネクタイをお探しの方は、是非BEAMSのショップでご覧になってください。


デスクの引き出しの中にこんな写真がありました。


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1996年 14年前にマイケルと撮った写真です。

右の男は、現 銀座店マネージャーの高橋秀樹です。

Vゾーンの合わせが全く変わっていないです(笑)


今日のマイケルのコーディネートですが、ネイビーのジャケットはナポリのサルト ”ジェンナーロ ソリト”

でスミズーラしたものです。 シャツはブルックスブラザーズのブルーのオックスBD、ネクタイはもちろん

ドレイクスの50ozのプリントです。


シャツはブルックス以外ではBEAMSでも取り扱っている”フランチェスコ メローラ” をよく着ています。

因みに、スーツは最近はジェンナーロ ソリトのスミズーラですが、以前はベルベストでした。


彼はジャケットはネイビー、スーツはグレイの無地を好んで着ています。

それ以外の色や柄を着ているのをあまり見たことがありません。

それが彼のスタイルなのでしょう。


でも真冬にトロピカルウールのスーツを着るのはやめましょう(笑)。


私の記憶では彼が英国の服を着ているのを見たことがありません。

理由は彼と色々話しているとなんとなく分かるのですが...

コメントは控えさせていただきます。


次回は MICHAEL DRAKE 2

彼のデザインするスカーフについて書きたいと思います。




今日はこんな感じです。


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ジャージのダブルブレスト ブレザーに

先日紹介したムスカリエッロのシャツ、

パンツはミディアムグレイのフランネル。

今日はかなりベーシックな合わせですが...


実はパンツがコレです。


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CANONICO のフランネルを使った

ファイブポケットです。


ファイブポケットですが...


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クリースを入れて裾はダブルです。


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袖口の一つボタンが気に入ってます。


























ANGELO BLASI


まだ秋冬シーズンもこれからが本番だというのに、既に2011年秋冬に向けて海外の取引先とのミーティング

やオーダーが始まっています。


10月末から11月末まで多くの海外の取引先が来日しますので、ブログでも紹介していきたいと思います。


先日 ”CANTARELLI” のセールスディレクターの ANGELO BLASI 氏 が来日しました。


アンジェロは MEN‘S EXLEON でも度々紹介されているのでご存知の方も多いと思いますが、

長身でハンサムなイタリア人です。


この人がアンジェロです。


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アンジェロのファミリーは、初期のクラシコイタリア協会のメンバーであった ”ABLA” を経営していました。

アブラは当時、キートンやイザイアと並び、ナポリを代表するハイクオリティーなスーツを生産するファクトリ

ーでしたが、90年代に既製服の製造から撤退し、現在はナポリの市内で ”BLASI” という専門店を経営

しています。


因みに、彼の父のニコラと祖父のアンジェロはナポリの服飾業界の重鎮でもあります。


ブラージ家の系譜は、ナポリのサルトリアの歴史に多大な貢献をしていますが、

その話をこのブログで書くと相当長くなってしまうので、いつかどこかの雑誌のナポリ特集で書いてもらおうと

思っています。


日本的に言えば ”江戸時代から続く高級有名呉服店の若旦那” という感じでしょうか。


そして、アンジェロ にはもうひとつ素晴らしい経歴があります。


彼はロサンンゼルス オリンピック 競泳のイタリア代表候補でナショナルチームの一員でした。

もう一歩のところでオリンピックには出場できませんでしたが、イタリアの競泳界では有名なアスリートでした。


上の画像では顔がはっきりしないので、もう少し彼の画像をお見せします。


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アンジェロは育ちが良く、ハンサムでスタイルが良く、立ち振る舞いもスマートでエレガント、

ナポリ湾が一望できる高台の家に住み、愛車はポルシェ、そして大きなクルーザーを所有しています。


こういうイタリア人は、スノッブで嫌な奴も多いのですが、アンジェロは自分のことは全く自慢もせず、

控えめで本当にいい男です。 嫌味な感じは全くありません。


ボリオリが後染めのジャケットのパイオニア として認知されているのにに対して、

カンタレリはジャージ ジャケットのパイオニア として認知されています。


カンタレリのジャージジャケットは ”PLANET JERSEY” というレーベルで売られていますが、

このプラネットジャージは、他のブランドのジャージ ジャケットとは違い、見た目は普通の布帛の

生地のように見え、全くジャージに見えないのが特徴です。

実際に着用してもジャージ独特の丸さがないので、普通のテーラードジャケットにしか見えません。

 

彼らは ”TAILORED JERSEY”と言っていますが、まさしくその名のとおりだと思います。


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私も数着所有していますが、テーラードジャケットにしか見えない作りと、軽く柔らかいコンフォータブル

な着用感は非常に気に入っています。


今BEAMSの店頭で展開しているモノを一部お見せします。


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このブレザーの色違いを昨年購入しました。


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コートもあります。

このかなり明るいライトグレーのコートは、弊社の社長 設楽も着ています。


皆さんも是非一度 BEAMS の各店でプラネットジャージを試着してみてください。


ミーティング後、一緒に会食をしましたが、その様子が代理店の NK CLASSIC さんのホームページ

内のブログ http://nkclassic.exblog.jp/ にアップされているのでご覧ください。



そういえば、こんな写真もあります。


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左は、当日一緒に会食をした LEON編集部の期待のホープ持田さんです。

右の顔が濃い男は、BEAMSのプレスの諸岡です。


しかし、身長185cmで小顔のアンジェロと二人のギャップがすごいですね(笑)。

これだから僕もアンジェロとは一緒に写真を撮りたくないんですよ。


アンジェロは笑っていますが、少しひいているようにも見えます(笑)。


今日のアンジェロのスタイルですが、ダークネイビーでかなりクオリティーの高い生地をあえて後染め加工

したスーツを着ています。 ホワイトのシャツをノータイで着ていますが、インナーにライトグレイのカシミアの

カーディガンを合わせています。


前回のブログで紹介したのと同じテクニックですね。

手持ちのスーツでも1点足すだけで変化を見せられる良い例だと思います。


ノータイでスーツを着る人は取り入れてみてはいかがでしょうか。


次回は英国人のネクタイデザイナーを紹介したいと思います。




今日は雨もあがったので、急遽スーツにしました。

こんな感じです。


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スミズーラで作ったブルーのグレンプレイドのスーツです。


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生地はここの生地です。


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ネクタイはブルーにグレイをミックスしたカシミアのタイです。


生地の色目がうまく伝わらないのが残念です。








ジャケット コーディネート LEON SNAP


前回のブログで PITTI UOMO で撮った イタリア人のネイビージャケットの着こなしを紹介しましたが、

先日ランチタイムに ”LEON SNAP 2010 秋冬編” を何気なく見ていたら、

チェックのジャケットの着こなしがうまいイタリア人のスナップを見つけましたので、今日はその着こなしを

紹介します。


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122ページの左側のスナップです。


ジャケットは、ブルー、グレイ、ホワイトの3色を使ったキレイなチェックです。


パンツはジャケットの淡いトーンを活かすミディアムグレイを合わせています。


このコーディネートの場合、ライトグレイのパンツを合わせるとボヤけた感じになるので、

ミディアムグレイを合わせたのは正解だと思います。


インナーに着ているカーディガンもパンツに近いミディアムグレーを合わせ、

シャツはシンプルにホワイトシャツ。


色数を絞ったことで上品な色づかいのコーディネートになっています。


インナーのニットやシャツに色モノを使いたくなりますが、あえて同系色でまとめた

引き算のカラーコーディネートです。


更に、パンツやインナーのニットより少し淡いトーンの ライトグレーのニット?を首に巻いていますが、

これがポイントカラーになって、このコーディネートを格上げしていると思います。


イタリア人は色づかいが派手なイメージがありますが、最近はカラーレスとも言える、

なるべく色数を使わないコーディネートも増えています。


それにしてもこのイタリア人、左手にグレイのドットのスカーフを持っていますが、

インナーにニットを着ているのにニットを首に巻いているのと、この嬉しそうな目線からすると、

LEON に出たくて小ワザをアピールしてカメラマンの近くをウロウロしていたかもしれませんね(笑)。


でも本当にいるんですよ。

僕の知り合いのイタリア人でも 「LEONに出たい!」 って真顔でいう奴(笑)。


そんな時はこのように言い聞かせます。

人を頼らないでセンスを磨いて自分の実力で撮られなさい!




そして、もう1スナップ。


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61ページのスナップです。


着ている服のシルエットやディティールから見ると、クラシックなブランドの服では無いかもしれませんが、

カラーグラデーションを使った着こなしがうまいと思います。


大柄のブラウン系のチェック ジャケットに少しかすれた感じのブラウンのパンツが、うまい具合に微妙な

カラーグラデーションになっています。


上のスナップと同じく、シャツは色物を合わせないでホワイトのシャツを合わせているのも正解です。


そして、インナーに着たカーディガンは、シャツより少し生成りっぽいオフホワイトを合わせたことで

全体がキレイなカラーグラデーションでまとまっています。


この二つのコーディネートは共通点があります。

・色数を絞って微妙な色のトーンのカラーグラデーションでまとめていること。

・インナーにカーディガンを合わせていることです。


このインナーにカーディガンを合わせていることが重要なポイントです。


ジャケットをノータイで着る場合、春夏であればインナーはシャツやポロシャツ一枚のことが多いですが、

秋冬はジャケットやパンツの素材感があるので、特に柄物のジャケットを着る場合、インナーがシャツ一枚

だと非常に味気ないコーディネートに見えます。


上の二つのスナップも、インナーのカーディガンが無ければ、このスナップには登場しなかったと思います。


インナーのニットはカーディガンだけでなく、ヴェストやVネックでもいいです。


やっと気温が下がってきたので、ノータイのジャケットコーディネートには是非ニットを合わせて着てみて

ください。



BEAMSにはジャケットのインナーに最適な薄手のニットがこんなに充実しています。


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他店に行く前にBEAMSのショップを必ずチェックしてください。


よろしくお願いします。


次回は仕事で関わっているイタリア人を紹介します。





今日はこんな感じです。


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ジャケットの生地がヴィンテージ風なので

シャツは少し色落ちしたシャンブレーBDにしました。

パンツはジャケットとのコントラストを考え、

ベージュの細身のチノパンを合わせました。


細身のチノパンと言っても、少し変化をつけたかったので


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こんなディティールのチノパンを合わせてみました。


ジャケットの色目とシャツの色落ち感はこんな感じです。


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ネイビー ジャケット


海外に出張に行くと、オーダーの記録や社内用の資料づくりのために

2週間で400枚以上の写真を撮ります。


商談やオーダー、ミーティングの合間に写真を撮るのは結構大変ですが、

全国のBEAMSスタッフに傾向やトレンドを説明するのもクリエイティブディレクター

としての重要な仕事ですので、今でも自分で写真を撮っています。


今年の1月の PITTI UOMO の会場でネイビージャケットの着こなしのうまいイタリア人のスナップ

を撮ったので紹介します。



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ORIAN のブースでミーティング中にネイビーのスーツの着こなしのうまいイタリア人がいて、

すかさず写真を撮りました。


ネイビージャケットにホワイトのカッタウェイのシャツ

ネクタイはおそらくカシミアのチャコール グレイ

パンツはシャツより少し生成りっぽいオフホワイトのパンツ

靴は少しボリュームのある外羽の黒のプレーントゥー、おそらくチャーチだと思います。


クラシックな服が好きな人であれば、おそらく誰もが持っていると思われる定番的なアイテムを使った

コーディネートですが、あまり色を使わず、シックな色づかいでうまくまとめています。


シンプルなコーディネートですが、ジャケットの袖丈、着丈、ウエストシェイプのフィッティングが見事です。

パンツもジャケットのラインとのつながりが良く、丈の長さも絶妙なのでシルエットが非常にキレイです。


パンツの色をシャツと同じホワイトにせず、オフホワイトにしたのも正解だと思います。


少しきつめでジャストなネックサイズのシャツに、カシミアのネクタイを小さめのノットでコンパクトに結び、

ホワイトのリネンのチーフをシンプルにTVホールドで挿すことによってシンプルなコーディネートを一層引き立たせています。


このコーディネートでは白いポケットチーフが非常に重要で、挿すか挿さないかで大きく印象が変わります。


シルエットにこだわり、色のトーンやバランスにこだわり、小物にこだわり、シンプルでストイック

なコーディネートですが、彼の美意識がコーディネートに現れています。


キレイなベージュのコートのポケットにスカーフを無造作に突っ込み、肩に引っ掛けているのは計算された

ポーズなのか分かりませんが、それもさまになってますね。


因みに、この人はオリアンの社長のフェデリコに聞いたところ、イタリアのどこかの地方でオリアンの

エージェントをやっている人だそうです。


BEAMSのショップにも、このイタリア人のようにシンプルなコーディネートがうまいスタッフがいます。

ビームスハウス丸の内店の伊藤昌輝くんです。


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彼が着ている服は、イタリア人みたいにいつもピタピタです(笑)。

写真のイタリア人のようにシンプルなコーディネートに共感される方は、ぜひ伊藤くんにコーディネートのアドバイスをご依頼ください。


MEN‘S EX 12月号に、僕のお奨めのネイビーとグレイジャケットのコーディネートが紹介されます。

11月6日(土)発売ですので、ご興味のある方は是非ご覧になってください。


次回もイタリア人のコーディネートについて書きたいと思います。





今日は雨なので...


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こんな感じです。

ジャケットは後染め、パンツはクリースなしのフランネルカーゴ


カーゴパンツにはこのベルトです。


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J&M DAVIDSON お気に入りです。











”オトナのスニーカー” 3


大学生の頃、当時流行っていた様々なブランドのスニーカーとは少し毛色の違うスニーカーが

BEAMSで売られていました。

それは当時、あまり日本では見られなかったイタリア製のスニーカーでした。


BEAMSの熱狂的なファンであった僕は、スタッフが履いているのを見て、すぐに購入しました(笑)。

そのスニーカーが ”SUPERGA” です。


スペルガは当時 イタリアのタイヤメーカー ”PIRELLI” 傘下のスポーツブランドで

「ソールのゴムはピレリが作っている」 というウンチクは、ファッション小僧には

たまらないものでした(笑)。


BEAMSでも90年代半ばまで売られていましたが、

その後、日本のマーケットであまり見られなくなりました。


今でもホワイト、ネイビー、ベージュの3色 所有していますが、この15年くらい履いていません。



先日、ランチを済ませ、時間があまったので原宿の町をブラブラしながら、何軒かスニーカーショップ

を冷やかしでリサーチしていると、そのうちの一軒がスケーター系のスニーカーを多くそろえるショップ

でした。 何気なくそのショップに入ってみると、そこに他のスニーカーとは明らかに毛色の違うスニーカー

が売られていました。


そのスニーカーがこれです。


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いままで見たことの無い グレイ スウェード のスペルが店の端っこで売られていました。

スペルがの定番モデルは ”2750” というコットンキャンバス」のモデルですが、

これは、その ”2750” のスウェード素材のバージョンです。

ちなみに ブラック スウェードも売られていました。

スケーターファションの定員さんにジャケットを着た僕が 「試着してみてもいいですか」 と言うと、

店員さんは、にこりともせずにストックからサイズを出し、立ったまま何も言わず試着しているのを

見ていました。


「イタリア製だった頃と比べると少しワイズが広いかな」 などと、洋服やの悪い癖で、

どうでもいいウンチクを心の中でつぶやきながらも、クラシックなデザインとグレイ スウェード

のキレイな色がマッチしていて、思わず 「これください」 と言ってしまいました。


これからの季節、今期購入したグレーフランネルのカーゴパンツや、昨年購入した

”PT 01” のフランネルのBRITCHINO” とコーディネートして履こうかなと思っています。



スペルガのオフィシャルサイトがありますので、ブランドのウンチクなどはこちらでご覧ください。

http://superga.jp/



このスペルガ、イタリアでは僕よりも更に上の世代の人達に人気があります。


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LEON SNAP 2009年春夏版 172ページのスナップです



上の画像の人はイタリア ブレーシャの名店として有名な ”ADRIANO&SONS”

のオーナー、アドリアーノ フラカッシ” さんです。


彼は洒落モノで有名ですが、この画像で履いているのがスペルガの2750のキャンバスです。



”オトナのスニーカー” と言うよりは ”オトナすぎるスニーカー”でしょうか。



このグレースウェードのスペルガをどこで買ったのかは恥ずかしいので書けません(笑)。


オフィシャルサイトで取り扱い店舗が掲載されているので問い合わせてみてください。



次回はイタリア人のネイビージャケットの着こなしに関して書きたいと思います。





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今日はこんな感じです。

スーツを着ると気分が引き締まります。

右袖がきたなくてすみません。



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時計のベルトもグレイです。








"オトナのスニーカー” 2


BEAMSはセレクトショップなので、スニーカーも当然吟味されセレクトされたものが店に並んでいて、

バリエーションという面ではスニーカーショップやスポーツブランドのショップと比較すれば種類も量も

少ないです。 そんなこともあり、休日スニーカーショップやスポーツブランドのショップで色々なスニーカー

をチェックしたりします。



そして今期BEAMS以外で予約までして購入したスニーカーがあります。

adidas”LONDON”です。


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最近は他のスポーツブランドでもあまり見なかったブラウンスウェードのスニーカーです。

実はこのブラウンスウェードのアディダス、ずっと欲しかったんです。



以前 MEN‘S EX でも紹介されましたが、私が大学生の時に買ったアディダスの”TABACCO”という

ブラウンスウェードのスニーカーがあり、それに非常に似たスニーカーです。



MEN‘S EX に掲載されたとき、誌面をつかって復刻をアピールしましたが、アディダスジャパンさんからは

なにもリアクションはありませんでした(笑)。



なぜブラウンスウェードのスニーカーかというと、カジュアルなジャケットやスウェードのブルゾンを着る時

にブラウンスウェードのドライビングシューズやスリッポンと同じ感覚でコーディネートできるからです。



ここ数年他のブランドのスニーカーも含め、ずっと探していたのですがどこも展開していませんでした。

因みに ”DIADORA ” にもありませんでした。



この ”LONDON” 他のカラーがレオンで紹介されています。


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23日のブログと同じ "LEON ” 9月号72ページ の画像ですが、左のイエロースウェード

のスニーカーも”LONDON” です。



このイエロースウェードの ”LONDON” は日本よりも先にヨーロッパで販売されていて、

6月のPITTI UOMOでは既に履いている人を結構見かけました。

いい色ですが、さすがにキャラクターが違うので僕は履けません(笑)。



それにしても、このページのタイトル ” スニーカーは「アディダス」か「ディアドラ」” って、まるで僕のこと

ですか(笑)。



”LEON” は、とかく ”チョイワルオヤジ” というキーワードでイメージされることが多いですが、

この記事のように、イタリアのクラシック スタイルの人達が注目しているモノを的確に取り上げて、

正しい情報を提供していると思います。 もっとそういう部分が評価されてもいい雑誌だと思います。



ついでなので、私が所有している ”オトナのadidas"を紹介します。


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”GAZELLE” の復刻版です。 BEAMS原宿店

で5月頃購入しました。 キレイなブルーがブルー好き

にはたまりません。 この夏はヤコブコーエンのデニム

に合わせて素足で履いていました。

上のレオンの記事の左から2番目のモデルです。



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”BECKENBAUER” の2010春夏の限定カラーです。

アディダスショップで 購入しました。

店員さんの話によると、カントリーが廃盤になった

ので、その代わりに買っていくオトナのお客様が

多いそうです。

GTAのミリタリーグリーンのカーゴパンツ

に合わせてよく履いています。



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”SAMBA CLASSIC” のアルミニウムというライトグレーのスウェードです。

アディダスショップで 購入しました。

ディアドラのグレーが入荷する前に購入したのですが、あまりは履いていません...

思ったより ボテっと したラストがしっくりきませんでした。



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”SL72 VINTAGE” 復刻版です。

昨年アディダスショップで購入しました。

因みにこのモデル、今年のヨーロッパの限定モデルで、イタリアでかなり売られていました。

セレクトショップでも結構展開されていました。



出勤日はほとんどジャケットやスーツでレザーシューズしか履かないのに、こんなにアディダス

持っててどうするの(笑)って感じですよね。



次回は僕らの世代には懐かしい ”SUPERGA” のスニーカーの話です。




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今期一番のお気に入りジャケットです。

鹿の子のプルオーバーシャツと合わせてみました。




















”オトナのスニーカー ” 1



5~6年くらい前までは、イタリアのクラッシックなファッションを嗜好する業界人でスニーカーを履いている人は


ごく少数でした。


当時オトナが履くスニーカーと言えば ”HERMES” ”HOGAN” が代表的なブランドだったと記憶していま


す。 その後、ボリオリの後染めジャケットが登場し、コンサバなクラシック系のバイヤーにも受け入れられ、クラ


シックスタイルにもスポーティーな要素を入れていくことがイタリアで大きな流れとなり現在に至っています。

  


ここ数年はPITTI UOMOの会場でも多くの業界人が様々なスニーカーを履いている姿を見ます。 


さすがにスーツにスニーカーはごく少数ですが、ジャケットにスニーカーは、もはや普通のコーディネートと


なっています。


そんな”オトナのスニーカーブーム”とも思えるイタリアで根強い人気を誇り、多くの業界人が履いているのが 


”DIADORA HERITAGE” です。



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このディアドラは、今期BEAMSで展開している秋冬の新作で、先日僕が購入したグレースウェードです。



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”LEON”の9月号 72ページでも紹介されています。

このページには ”スニーカーをドラシュー代わりに” と書かれていますが、まさにイタリアではそんな感覚で履かれています。


6月のPITTI UOMOで撮ってきた写真がありますのでお見せします。


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こんな感じで、本当に多くに人達がディアドラのヘリテージを履いています。


ディアドラはイタリアを代表するスポーツシューズブランドです。


特にサッカーシューズが有名で、日本でもサッカーをやっている人であれば誰もが知っているブランドです。


”ヘリテージ” はディアドラ ブランドのファッションラインのスニーカーです。


イタリアでは有名セレクトショップ等で展開されており、スポーツショップや普通のスニーカーショップでは売られ


ていません。 日本では少し前にネットで並行輸入ものが少量売られていましたが、BEAMSが今年の春夏に本


格的に展開するまではヨーロッパに行かなければ買えないスニーカーでした。



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因みに、僕はこんな感じでコーディネートしようと思っています(笑)。

この画像は ”MEN‘S EX 別冊 コーディネート実例387” の17ページに載っています。

良かったら実際の誌面を見てください。



ヴィンテージ風のデザインと加工の良さが特徴ですが、すごく軽くて柔らかく履き心地もいいです。


オトナにこそ履いて欲しいスニーカーです!


ブルー、ネイビー、グリーンもありますので、ご興味がありましたらBEAMSのショップで試着してみてください。



次回はBEAMS以外で購入した”オトナのスニーカー”を紹介したいと思います。





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今日もグレージャケットです...






















フランネルのベルト

バイヤーを何年もやっていると、思い入れがあってオーダーしたものの、お客様に評価されず売れないアイテム


が必ずあります。 そんなアイテムのエピソードです。



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このベルトは8年くらい前に僕がかなり思い入れを持ってオーダーした ”ANDREA D‘AMICO ”のフランネル


のベルトです。 スタッフうけもかなり良く、当時は多くのスタッフが購入しましたが、なぜかお客様にはうけませ


んでした。 因みに、このフランネルにレザーのフラップが付いたバッグもあり、それもかなり気に入ってオーダ


ーしたのですが、あまり売れませんでした。


バイヤーとしては最悪の大外しの惨敗です(笑)。



そして8年経ち、今年の秋冬のトレンド素材はグレイフランネル。 今度は売れるだろうと ”ANDREA D‘MICO


” に 「これと同じベルトをまたオーダーしたい」 とリクエストを出したら、「もうこの帯の素材がないから作れない」


という返答。 「これはもう2度とオーダーするなということか...」 と諦めていたら、PITTI UOMO でフランネル


のベルトを見つけ、モディファイしてオーダーしました。



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これが今期BEAMSで展開している”ANDERSON‘S” のグレイフランネルのベルトです。


”ANDREA D‘MICO ”に比べると帯はフランネルと言うよりはサキソニーに近い風合いです。


バックルも少し丸みのある柔らかい感じのものが付いています。


責任買いで、先日早速購入しました。



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今日の僕のコーディネートですが、グレイジャケットにオフホワイトのパンツ、そして ”ANDERSON‘S” のフラ


ネルベルトです。


こんな感じで、ホワイトやベージュ系、グレイのサキソニーやフランネルのパンツに良く合います。


特にジャケットコーディネートにお奨めです。



売れ行きですが...


今回は多くのお客様にご満足いただき売れています。

初回分は在庫も少なくなり、もうすぐ追加分が入荷します。


因みに、ネイビーもあります。


ご興味のある方はBEAMSのショップでチェックしてみてください。



次回は ”オトナのスニーカー” ついて書きたいと思います。


















Mario Muscariello

ブルーのシャツが好きで毎シーズン無地やストライプ、チェックのブルーシャツを買っていますが、今シーズン


一番気に入って購入したのがこのシャツです。



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ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ナポリの Mario Muscariello のシャツです。


ムスカリエッロのシャツは9工程ハンドですが、このシャツはウオッシュラインなので5工程がハンドです。


今回の話はつくりの話では無いので、ウンチクはこの辺までにします(笑)


写真では分かりづらいですが、シャンブレーのような発色の良いキレイなブルーが特徴です。


素材もコットンにウールをミックスしてあり、更に製品洗いなので非常にソフトな着心地です。


バイヤーをやっていると絶対に買おうと思ってオーダーするものがあるのですが、このシャツはその一つ


です。



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先日購入後初めて着ましたが、こんな感じでブルーのチェックのジャケットと合わせて着ました。


ブルーのグラデーションが映えてすごく気に入っています。


ブルー好きの僕がお奨めする、他のブランドには無い本当に綺麗なブルーシャツです。


興味のある方はショップでチェックしてみてください。



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次回は購入したベルトのエピソードを紹介します。















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