人を育てるのは難しいって思います。 | 茗荷谷美容室、オーナーのブログ

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茗荷谷でナンバーワンから始まり、文京区でナンバーワン、東京でナンバーワン、日本でナンバーワンの美容室を目指して!!

僕たちはていねいであること、安心であることに徹底的にこだわります。

東京 文京区 茗荷谷 本郷三丁目
未来美 ビューティズム


朝の朝礼で、
今は「アドラー心理学」
をみんなで読んでいます。


最近はアドラーを簡単に読み解く
解説書のようなものが
たくさん出ていますが、


アドラーがなぜあまり多く
文献を残さなかったのか?


そこに答えがあるように
僕は思います。


上辺だけの解釈での
誤解を恐れた
のではないでしょうか。




ここからは体験談。



A美容室



ここの店長は恐ろしく厳しい。



褒めるなんてもってのほか、
夜中までスタッフを
怒鳴り散らします。


店長の機嫌を損ねようものなら
恐ろしいことになります。


おかげでスタッフからも
とても嫌われています。


そして多くのスタッフが
辞めて行きます。




しかし。


そのお店、お客様からの評判は
すこぶる良く、激戦区において
不動の人気を獲得していました。


そして残ったスタッフは
少数精鋭。礼儀、気配り、
技術と隙がありません。




B美容室


ここの店長はとても優しい。
お店もとても和やか。


スタッフのいいところを
しっかりと褒めます。


「君たちのおかげで、、、
最高のスタッフに囲まれて、、、」


口癖のように
心からスタッフに感謝を伝えます。


おかげでスタッフは辞めず、
みんな仲良く楽しく
働いています。



しかし。


そのお店、業績はどんどん
下がり、繁華街にもかかわらず
毎日閑散としています。



僕が以前、
B美容室に行った時のこと。



フロントさんに、
店長に会いにきたことを告げると


フロント
「ちょっと待ってくださいね〜?」
(僕、棒立ち、、、)


そして奥でお客様を
カットしている店長が、

お客様とお話ししている
真っ最中に、、、


フロント
「て〜んちょ〜。
誰かきたんですけどぉ〜?」



店長
「うん。ありがとね!」


お客様&僕
「、、、」


そしてお店を見てみると、
スタッフの仕事がとにかく遅い。
そして活気もない。


どうやらここの店長は、
長所をとことん伸ばす教育方針。
短所とはじっくり向き合う。



さて。
A店とB店。


当たり前ですが、
どっちのお店も、
正解、不正解ではなく、

恐らくは

「ベストではない」

ということだけは明確。




長く「人を育てる」ということに
向き合っています。


目的は、
「ステークホルダーの幸せ」


例えば従業員とその家族。

ディーラー、メーカー社員と
その家族。



A店もB店も、
そういった意味では、
ベストではなかったのかもしれない。


その教育によって、
携わる人全てが
幸せを手にできるか?



「携わる人」
の視野の問題だと思う。



それこそ、アドラーの言う、
「共同体感覚」


この部分を、


深く理解していないことには、
褒めるも承認も勇気付けも、
なんら意味をなさないから。


「なんのために?」
「誰のために?」


教育には目的が必要だと、
ぼくは思います。

広い視野を持って、
教育をして行きたいものです。