2023年9月に、Al Tarabのハフラを開催します。
今日は、レッスンでは習っていない曲を踊ってみたいという
Al Tarabのさいたま校メンバーに向けて、「サラメタ ウム ハッサン」というシャアビーを振り落としてきました。
有名すぎるくらいの曲ですが、講師的には原曲の歌手、Adaweyaに注目してもらいたい気持ちから、この曲を提案しました。
ただし、カジュアルな構成の方が開催趣旨にあっていると考えて、今回はレバノン人ダンサー「Amani」のアルバムからチョイスしています。
Adaweyaは、エジプトのシャアビーシーンのパイオニアとしても知られています。
シャアビーには、エジプトの政治的に不都合な曲の配布を、国を挙げて制限したおかげで、日常生活にズブズブと浸透していく結果になった、という歴史があります。この辺りの歴史はとても面白いから、ぜひ調べてみてください
Adaweya氏はまだ存命ですが、味わい深さを増す声(もはや聞き取りにくくさえあっても)。歌詞の意味は分からずとも私のハートに刺さります。
さて、この曲の歌詞。
エジプトがイスラエルとの戦争に敗北した時の国民感情が、ダブル・ミーニングになっています。嫉妬を受けて鬱屈したサラメタの気分で表現されているようです。
私の提案したシーンは、Hassanママのサラメタが、強烈なZaaを受けているのになかなか効かないところから始まります。
そもそも悪魔祓いとして知られるZaaですが、鬱屈した日常(特に男性の陰に隠れて生活しなければならない女性達)のストレス発散方法として愛されていたという説を聞いたことがあります。
トランシーな音楽を浴びながら髪を振り乱して踊り、除霊という名目でアドレナリンを爆発させる、という目的、パンクです。
イラク発のヤンキー感満載「カウリーヤ」などはその頂点と言っても過言ではないのでしょうが、ヘッド・バンギングよろしく髪をブンブン振る仕草は、満たされているとは言い難い生活で疲弊したメンタルには、効果テキメンな気がします。
ですから、「満たされた衣食住」を愛している人々の踊り「ハリージ」で髪を四方八方に振り回している様子は、私には和感があります。
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