子どもを失うということ | 活動弁士は七変化

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映画はかつて無声で、生の語りで説明者がいたのです!

朝ドラ『ごちそうさん』では、
ヒロインめ以子の二男である活男の戦死が
決定的なものとなって、
お葬式を活男が食べたかった献立で
弔うという今朝の展開…
朝から涙で化粧を崩しつつ、
ぶらぢゃー売りの副業へと向かった。
(写真は直接関係ないけど、映画
『シンドラーのリスト』)



遅番で入り最初に接客した方が、
出産後サイズが大きくなってしまい、
新しく買い替えたいと仰るので対応。
お話を伺いながら
なかなか合うサイズが無かったので、
『既に断乳されているのですよね?
お子さんはおいくつなんですか?!』
と、いつものようにリサーチしたら…

『子供は生まれて直ぐにICUに入り、
先日亡くなってしまって…』

と。
私は絶句。
ふいをつかれて涙が溢れた。
他にもお子さんがいて、
泣いてなどいられないという。

その他必要なお話を伺い、
接客は終了したのだが…
(まだサイズが安定しないのと
セールではおすすめ出来るサイズが無かった)
お子さんは亡くなってしまったのに、
おっぱいは張っていて
お乳も少し出るという…

なんという皮肉。

東日本大震災から三年を迎え
様々な映像やドキュメントを観た直後でもあり、
胸が苦しかった。




子どもを失う辛さを私は知らないが、
再びそのことに想いを馳せて
その苦しみをおもんばかる
今日一日だった。