理美容業界の市場規模とこれからについて考える | 美容室業界のタイガーマスク(革新者)網野三之助

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美容室業界のタイガーマスク(革新者)網野三之助 多くの美容室を救う為にすべて行動し情報を発信しています。職業は【ハイパービューティークリエイター】としておきます(笑)

理美容業界の平均年収が5~600万円になるには全体の市場規模が6兆円くらいにならないと無理なんだけど今は2兆円もない。

人口が3倍になる事もなければ、価格を3倍に出来ることもない。

理美容師の数が3分の1になる事もない。

それが大前提なわけだからやれることは決まっているのだが理美容業界全体では基本的な思考は一切変えずに必死に2兆円を取り合う。

サロンごとに状況の良いときは良いのだがこのベースがある限りいつどうなってもおかしくないし継続確率というのはそんなに高くはならない。

カリスマブーム時に飛躍したサロンだって当時はこんなサロン一生潰れないだろうと思われていてもいとも簡単に潰れてしまう業界。

この業界の環境下では本当に継続していくだけでも難しく、利益の高水準を安定的に継続していくことは至難の業となっている。

10年、20年、30年と経営をしていけばもちろん良い時もあるだろう。

特に最初の5年、10年は。

その中で逆風の時代環境やサロン状況というのも出てくる。

自身の状況や環境というのもあるだろう。

そこで耐えれるかどうか?

それでも安定していけるのか?

そして継続が可能なのか?

そこを越えることで20年、30年、40年と継続するもので。

1度でも耐えれないと経営というのはゲームオーバー。

本当にシビアな世界である。

そしてこの業界の経営環境というのは更にシビアになっていってる。

経営環境と野生の環境は似てるものと思っており理美容業界の場合は食うか食われるかという表現も出来るのだが、どちらかと言えば獲物の取り合い。

そして獲物を狙う者の数と獲物の数のバランスが悪い。

ここでいう獲物とはお客様というより市場規模だ。

今の獲物の数では多くの人が太れないし大きくなれない。

ガリガリの人が多数になってしまう。

全体的に太れる人が多くなり平均的にも高くなるには獲物の数が3倍必要ということだ。

もしくは狙う人が3分の1になるか。

しかし獲物の数は少しずつ減ってきてるのに狙う者は増えている状況。

狙う人が3分の1になるということは考えにくい。

そうであれば獲物を2倍、3倍にしていく事を考えなければいけないのだ。

もちろんこの業界がまったく何もやってないとまでは言わない。

ネイル・エステ・マツエク・マツパー・脱毛・増毛、あらゆるメニューを増やしながら対応してきている。

しかし市場規模の状況は現状維持どころか減少している。

ここで何故?ってなるのだが。

ざっくり簡単に言うと増やしてるメニューの領域がほとんど美容領域だからである。

もちろんメニュー増加により市場規模は増えるのだがそれよりも減り幅の方が大きいということである。

減少している獲物の場所に新しい獲物を入れたけど置き変わっただけの部分と元々いる獲物の減少に追いついていないという状況だ。

置き換わりの部分がある以上はその獲物も狙わないといけなくなる。

狙わなければ元々いた減少していってる獲物を今以上に上手く狩っていかなければいけない。

それが出来ないとジリ貧になっていくのだ。

そして潰れる。

問題は新しい獲物が似たような種類のものだということもある。

それが先ほど言った美容領域のモノということだ。

この野生の環境の中、生き残る者はどういう者なのかを考えてみると良い。

そのまま何もせずに同じ場所にとどまっていたらどうなるのか?

そんな野生動物を見てどう思うのか?

まったく違う場所からまったく違う獲物を連れてくることも出来るのに、まったく違う場所に自ら行動範囲を広げることもできるのに。

全体的にそれをやって全体の市場規模というのは大きくなるものだけど全体が動かないのであれば自分だけでも動けば安定した生き残りは可能なのである。

だから業界のせいだとか環境のせいとかにはならないのである。

経営や野生の世界では。