「由似へ・・・」 | 雪うさぎ

雪うさぎ

 子供のときから、作文とか読書感想文は苦手で^^。
 つたないながらも、少女漫画と少女小説の紹介をして
いきます。

著:大谷博子   マーガレットコミックス


 あんまり書くこともないので、自分話をw。

 この漫画・・・前田珠子さんの小説の挿絵をやっていら
れた”おおや和美”さんと勘違いして古本屋さんで買いました。
 読んでみたら・・・勿論・・「あれ?」ですねw。
 内容も絵柄も・・・・w。
 当時、マーガレットは読んでいませんでしたので(ONE位
ですね)、知らなかった作家さんでしたが、今見るとかなり有
名な方なようで・・・作品読んで納得です。

 主人公・由似は母をなくしている。けど、それ以外は亡き
母に恩義のある卓也さんや祖父母に見守られ大事に育てられて
いる令嬢。
 そんな何不自由なく育てられた令嬢が、人生の挫折やら色々
を味わい成長していくお話です。

 「キャンディ」に代表されるような、逆境からのシンデレラ
ストーリー全盛のときに逆転の発想ともいえるこういう話を
描かけられた方がいるということに改めて昭和の少女漫画の
作家さんの凄さを感じます。

 解説の方にあった「夢見る頃をすぎても」は、以前ネット
フレであった主婦のサイトの名前でしたが(今は閉鎖されてます)
・・・・・・・ここからきてたのですね(関係ないけど)。

 「女には少女にうまれつくものと、そうでないものがいる」
これは、すこし考えさせられます。
 うちが子供のときに将来の夢は?
 男の子だったら「F1レーサー」だの「宇宙飛行士だの」。
 女の子だったら「お嫁さん。」・・・・ついで「看護士」だの
他やったけど。
 それは建前で、「別に、お嫁さんなんて・・・・」ってのも
たくさんおったはず(多分w)。
 当時、男の子で毎日、一緒に”ゴム飛び”しとった子もおったし。
 今はゴム飛び自体をみたことないけどねw。

 実際、当時女の子の憧れの看護士なんか、実際は労働条件過酷
です。患者さんに「目のくまできとるけど、大丈夫?」と逆に心配
されるくらい・・・・それじゃ、あかんやんwみたいなw。
 うちんときは準看と正看で学歴社会でしたし。
 同じ労働させられて、「正看学校」でたのか?「準看学校」でた
のかのやけで待遇がちゃう学歴社会でした。
 
 当時は男の子やから、女の子やからって、子供の世界でも結構
色々あった・・・(と思う)ので、当時そんな感じのなじめない
子は・・・結構きついこともあったけど・・・。

 そんな中、「やから何?」って感じで遊んでたのは結構、リベ
ラルやったのかも・・・ふふん。な・・、ま意味のない自画自賛
やけど。

 て、とりとめないのないし、作品と関係ないことかきました、
すみません。

 そして、現在。この作品に共感する子がどれほどいるのか。

 それより、今の子が、こういう作品(うちがいうなら昭和の少
女漫画全部ね!)を読む機会があるのかわからんけどねw。




「由似へ・・・」
 集英社文庫(コミック版)
 「由似・君の青春」も収録。