二条河原の落書

といわれて、すぐにはピンとこない人でも、

「此頃都ニハヤル物 夜討 強盗 謀(にせ)綸旨・・・」

と言われれば、何か学校で習ったのを思い出すだろう。
700年前の人がかいた、当時の政治を批判する落書きである。

当時は、世の中に何か言いたいことがあっても、こういう「落書き」くらいしか方法が無かったが
今ではインターネットがある。

このブログを含め、様々な「落書き」が氾濫している中、民主党の岡田外務大臣が、そういう「落書き」の1つに噛みついた というのはちょっと面白い。

岡田大臣の「天皇のお言葉」発言 に関連したものだが、象徴天皇制 について中学生程度の理解があれば、ああいう発言はなかっただろう。民主党内外で岡田という人間の評価を相当に下げたと言える。

まだ見ていない人もいるかもしれないので、「落書き」も掲載しておく。
念のため付け加えると、これはフィクションである。
しかし、民主党による政権運営について感じる危惧を、おもしろく、かつわかりやすく表していると思う。

「そんな事実はない」と突っぱねるのは簡単だが、何故この文書が大勢にコピーペーストされているのか、岡田大臣と民主党はよく考えてみて欲しい

植木職人発言オフレコ(岡田外相・金曜夜プレ懇) デスクオンリー/オフレコテープ
起こしママ/公表不可 納品 2009年10月24日 02:11:40

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Q .「まず、今回の外相の発言の真意をお伺いしたい。
 ご発言は、天皇の国事行為を前提とした、という理解でいいんですよね?
 つまり、あくまで内閣の助言と承認…(カブリ。聞き取れず)」

岡田氏 「(さえぎり。カブリ)内閣とか国事行為とは無関係だ。あくまで陛下 の……(聞き取れず) ご自身のお考え…お声を知りたいということだ」

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Q .「では、宮内庁というのは?」

岡田氏 「宮内庁というのは方便…というかレトリック(聞き取れず)とでも…。  陛下自身のお考えが聞きたいという趣旨。 もちろん、宮内庁が陛下のお考えを聞いて起案し、文章化するとか措辞を整え とかあるだろうが、陛下自身のご意見が問題だ」

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Q .「ズバリ、大臣は、陛下にどのようなお言葉が…(カブリ)」

岡田氏 「(カブリ)そりゃ…政権交代ですよもちろん。  "勝てば官軍"といえば言い過ぎでしょうけど(数名笑い声)、民主党がこうして 勝った訳ですから、陛下もそれに恭順…(…間…)というかその支持をご自身のお言葉で表明してほしいですよね? このままじゃ"自民党の皇室"のままだ」

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Q .「大臣のそういうお考えは内閣としても憲法上問題である、という見解が…」

岡田氏 「内閣といっても法制局でしょ。"官"ですよ。政権がかわれば、憲法解釈もかわります。我々は政治主導です。そういうくだらないことを言うんであれば、法制局長官をクビにするだけです。それが政治主導です」

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Q .「陛下の政治的中立を守らないと皇室の維持の将来にも問題が…」

岡田氏 「政治的中立とか…(…間…)政治的中立って憲法に書いてあるんですか?マニフェストに書いてあります? 皇室の将来より民意ですよ。民意は民主党支持なんです。民意より皇室の維持が重要なんてあり得ない。民主主義です民意が"天皇は植木職人になるべき"というのならばそうなるんでしょ」(了)


ちなみに岡田大臣は他にも以下のような発言があったとして注目を集めているようだ。
良い機会なのでこれらの真偽についても公式コメントを出して貰えるとおもしろいのだが。

①「イラクの子供は10年も泥水を飲んでるから、自衛隊の給水復興支援は必要無いんです!」
②「小さな政府というなら、まず自衛隊を廃止すべきでしょう」
③「私も日本海という表記には、以前から違和感を持っていました」
④「民主党は都市政党ですからね。田舎の人は応援してくれなくて結構です」
⑤「民主党の政策は、高学歴や高所得の人々にウケがいい」
⑥「学歴の低い人間は、根本的に信用できない」
⑦「国歌”君が代”は民主主義にふさわしくないので違和感を感じる。民主主義国家に
  ふさわしい国歌があっていいんじゃないか」
⑧「その件について、中国の了解を取ったのですか? 取ってないでしょ?」
⑨「国益よりも大事なものがあります。それは正義です」
⑩陛下のお言葉に「わざわざ国会に来るんだから、よく考えてもらいたい」と注文