G7国に雪は降る | Bokensdorfのブログ

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国際結婚から考えた「隠れた構造・隠れた文化」について
加えて「世の中の仕組みは実はこうなっている」について書きます

これは1998年の今頃の話です。
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東京は昨日の午後から降雪。いやな予感。

今日、会社の外国人の同僚(以下Sとします)と都内の日本企業へ打ち合わせに行きました。
相手方は全員揃わず、どうしたのかと思ったら
雪で会社に来れず、休んだんだとのこと。

S「おい、どうしたんだ、ダイヤは狂ってるとはいえ電車は走ってるじゃないか」
私「(小声で)家から駅までたどりつけないんだってよ」
S「駅まで出られないって!? 家に閉じこめられているのか?ヨーロッパでは小さな町だって役場が雪かきして道路は必ず確保されるんだぞ。役場は雪かきの道具持ってないのか?」
私「関東地方は雪が多くないから、費用対効果を考えると除雪車なんか持てないんだよ」
S「やれやれ、すると東京は五日も雪が続くと餓死者が出るな」
私「五日も雪が降ることは統計的に無いんだよ」
S「メキシコに雪が降る時勢に今までの統計が未来を保証すると思っているのかね」
(注:この年の冬、メキシコで降雪があった)【更に注:ことし(2014年)はエジプトに雪が降りました】
私「・・・」
S「タイフーンカルチャーは死なずって訳か」
私「なんだい、それ」
S「ライシャワーが言ったんだよ。日本人は来ると分かっているのに備えをしない。ただ過ぎ去るのを待ち、過ぎてから、やっと始める。従って被害ははなはだ甚大になり、それでもまた次に同じ行動をとる。
 確か二年前も東京は大雪で大混乱したよな」

 更に続けて・・・

S「統計を持ち出すなら、東京に地震が来るほうがよっぽどありそうじゃないか。何で東京から脱出しないんだね?」

帰りの電車の中。夕刊を読んでいる人がいる。

S「おい、あの新聞の見出し、何て書いて有るんだ、読んでくれないか」
私「雪で都心の交通網大混乱」
S「その次は?」
私「東京積雪15センチ、けが人続出」
S「その下は?」
私「雪の中を数十人が線路を歩いて帰宅...」
S「G7にもいろんな国があるもんだな」
私「・・・チクショー(涙)」

1998年の今頃の話でした。
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あれから16年経ちました。

誰が都知事になっても、同じです。
地震は必ずやって来るのである。
そして原発は必ず、破壊する。分かってるじゃないか。

原発再稼働に反対します。






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