先日、フェルデンクライスメソッドのＦＩ(機能的統合)レッスンを受けられた生徒さん…身体のいろいろな所から、動き具合、つながり具合、筋肉の緊張具合、等々、身体と会話しながら見ていきます。こちらの提供する動きに対しての反応を見るところは、ある意味生徒さんの脳と会話しているかのようでもあります。
横向きに寝た姿勢をとっていただいていた時のこと…最初の横向きの時はスムーズに進んで背中の強すぎる緊張も緩んできたな、と。
反対向きで行っていたとき…何となく雑談が始まりました。今回は、雑談の内容が残念な結果を招くことになってしまいました…生徒さんの大いに怒れる過去の話だったのです。
生徒さんの話を聞くことも必要なことと捉えていましたので、話してスッキリするのならば、と聞いていました。途中から、生徒さんの身体に異変が(･･;)
ある程度緊張が緩んでいたはずなのに、背中が微妙にまた固まり始めたのです！
仰向け寝になってもらうと、元々緊張しやすい方の肩がレッスン終盤にもかかわらず、レッスンベッドからかなり持ち上がってしまっていました。
「この状況(一方の肩が上がっている)わかります？ 怒れる内容の話を(怒りの感情と共に)してしまったのが影響していると思いますよ」
余りの極端な表れ方(身体の変化)に、生徒さんとふたりして笑ってしまいました。
幸いにも、身体の変化に気づいてから、身体に向き合うことで落ち着きを取り戻されたのでしょう…次第に肩もレッスンベッドに下りてきてくれました。
生徒さんは、この出来事に衝撃を受けていましたが、受け止め方についても少しお話しさせていただいて、この日のレッスンを終えました。最終的には、身体に良い感覚を持って帰っていかれました。
毎回、レッスンを受けていただく度に、多くのことを感じて楽しんでくださる生徒さんです。次回はどんなレッスンになるのか、楽しみです♪