岡山地区から113系が次々と廃車回送されているJR西日本下関総合車両所(下関市幡生宮の下町)。最近は新たにB-07編成が取り込まれたほか、B-17編成の解体も始まっています。4月30日と5月3日に状況を見てみました。

 

 

下関総合車両所運用検修センターから送られてきた113系B-07編成(左)=5月3日、北側の陸橋から

 

 

 

下関総合車両所岡山電車支所の113系は、3月17、18の両日にB-07、B-09、B-13、B-17の4編成が下関に回送されました。当初はB-17編成のみが幡生の本所に取り込まれ、他の3編成は下関駅南の下関総合車両所運用検修センターに留置されていました。

 

その後、4月11日にB-13編成が本所に回送され、先に到着していたB-17編成は内装解体に回りました。

 

4月30日の時点では、B-17編成の先頭車2両(クハ111-2072、2115)の内装解体が終わり、作業はB-13編成のモハ112-2081に移っていました。同編成の他の3両は動きがなく、敷地沿いの道路から見える位置にいました。

 

 

4月30日、下関総合車両所沿いの道路から見た113系B-17編成の先頭車クハ111-2115(中央左)とクハ111-2072(同右)。2両とも座席や窓ガラスが撤去されていました。手前はB-13編成のクハ111-2014。奥は115系3000番台N-06編成

 

 

北側の陸橋から見た4月30日の様子。113系はB-13編成の3両(左端)とB-17編成の3両・B-13編成の1両(左から2番目)が見られました

 

 

道路から見た113系B-13編成のクハ111-2113(左)とクハ111-2014

 

 

B-13編成のモハ113-2081。隣のクハ111-2113の方向幕は「試運転」でした

 

 

 

 

その後、おそらく5月1日にB-07編成が、下関駅南の運用検修センターから幡生の本所に回送されてきました。

 

3日に状況を確認すると、B-17編成の先頭車2両が解体線に、B-13編成のモハ113-2081を除く3両とB-17編成のモハ113-2018が内装を解体する廃車線にそれぞれ移動していました。

 

 

5月3日の様子。写真左端に見える113系B-07編成は本来の組成のままでした。中央に内装解体が行われる4両、右端の解体線にはB-17編成の先頭車2両が入っていました。B-07編成の奥にはEF65 1134の姿も見えました

 

 

B-07編成の中間車。モハ112-2022の方向幕は「試運転」表示で、手前にはB-13編成から1両だけ外れたモハ113-2081がいました

 

 

 

最近見る113系はかつて関西圏を走った車両たちで、いぶし銀として活躍していた姿が目に浮かびます。見納めになるのは残念ですが、大型連休明けからB-17編成は解体され、B-13編成の内装解体も進んでいきそうです。