実家のお話。


7年前に父が逝き、去年の春に母が逝き、月1で帰省してた兄がコロナ禍で帰れなくなり、灯りがつかなくってしまった実家。




呉ならではの、高ーいところに建ってるので、歳を取ってからのことを考えると、私が住むという選択肢もなく、母の一周忌の前に、兄と土地を返すことを決断。

滋賀県に住んでいる地主さんに相談しました。


父の名義の家建物を取り壊して更地にして土地を返さないといけないのか??そうすると、立地も考えると数百万かかるので、できれば建物ごとお渡ししたい旨を地主さんに伝えました。


地主さんのいとこさんが実家の近くにお住まいなので、その方とお会いして家を見てもらい、不動産屋さんにもみてもらって、更地にしてもこの土地が売れるとは思えないので、家付きで安く売ろうとのことで、建物はそのままにしておいていいことになりました。


そこで問題は家の中のものです。


母が亡くなったのは去年ですが、両親が施設に入ったり入院したりで、実家に住まなくなったのは10年近く前なので、庭もうっそうとしてますし、家の中も大量のの荷物が残ったままです。


家の前に車が置ければ少しずつでも出すんですが、急傾斜地で、家の前の道幅3メートル。


兄は軽自動車を乗り付けることができますが、私は怖くてできません。。

頼りの兄は帰省できないし。。で、不動産屋さんの関係の業者さんに搬出、庭木の伐採、掃除などをお願いすることになりました。


業者さんが入る前に、家の中をひと通り目を通して、持ち出せるものは持ち出そうと、GW前あたりから、休みの日には実家通いしてました。


懐かしいものに溢れてて、なかなか整理もすすみませんし、持って帰ってもおいておくスペースもなく、またいずれは子供たちのお荷物になってしまうので、自分の子供の頃のも含めて、アルバムもごくごく最小限の数しか持って出れませんでした。


父や母の若かりし頃の写真とか、気になるものはスマホで写真を撮ったり、見たことなかった手紙を読んだり、なんとも言えない時間でした。


「もう来ることないよ」と、ムスメやムスコをつれてったり。名残惜しそうにしてました。


実家には私が小学校1年から習ってたピアノがありまして、ピアノとお仏壇と電化製品で持ち出せるものは自ら出すことにしました。


ピアノは46年前のもので、とりあえず搬出料がどのくらいだろうか?と思いつつ、ダメ元で買取見積もりを数社にお願いしました。


そしたら巣篭もり需要で中古ピアノの値段があがってるのか?上は16万円、下は5万5千円の買取価格を提示されました。

ただ、前述のように立地が悪いところなので最終的に値段が下がるのでは?と思いましたが、下見に来ていただき、16万円で買取していただきました。昔のピアノは材質もよく、いまその材質を使って作ると100万を超えるんだそうです。


ムスメも実家に行くたびに弾いてたピアノ。

搬出の数日前に最後に弾くことができました。


「娘ができたらピアノを習わせるのが夢だった」と言っていた母。


手放すことになってごめんねー。





誰か大切にしてくれる人の元に行けますように。



実家の話はまた続きを書きます。




癒しの銀ちゃん。





いい子やねぇー。





変なところに不時着することがあるので目が離せませんが元気です!






熱海の土石流。心が痛みますね。

近所で犠牲者が出た広島の土砂災害から明日で3年です。

毎年のようにこの時期被害が出ますね。

コロナも怖いけど、自然災害も怖いです。


いつ何が起こるかわからない。。

1日1日を大切に、絵顔で過ごしたいですね。