この数日、ニュースも新聞も「spill」の話題で持ち切り(これとか )。


普通、「spill」っていうと、あふれるとか、こぼれるとか、そういう意味だけど、辞書でも一番最後のほうに、オーストラリア独特の意味が載っています。


名詞で「《豪》(上位役職の異動に伴う、または政権に変化があった時内閣・政党が行う)人事異動[入れ替え]」(ジーニアス英和大辞典)。


ってことで、いま、与党自由党でお家騒動。明日にももしかしたら、党内の投票でトニー・アボット首相が引きずりおろされ、新しい首相に変わるかも。


そもそも2013年に、当時の与党労働党の、ジュリア・ギラードとケビン・ラッドの骨肉の争い(?)を非難して、「安定した政権」を宣言して選挙で勝って与党になった自由党なんですが・・・


まあ、選挙に勝った時からトニー・アボットは人気なかったけど、選挙の時に公約で絶対いじりませんと言っていた、医療費、大学の学費、年金なんかを軒並み国民の負担が増える方向でいじりだしてからかなり雲行きが怪しくはなってました。


Allieは、二大政党の自由党と労働党どちらがいいと論じるほど詳しくフォローしてないのでコメントは控えますが、労働党のバラマキで作った歴史的な財政赤字をスタートから引き継ぐことになった自由党はちょっとかわいそうな気はします。


トニー・アボット首相は安倍首相と仲良しだけど、もし交代するとなると、日本の潜水艦の発注計画なんかも見直されるかもなんて報道も出ています。


※無記名投票の結果、とりあえず今回はアボット首相の続投が決まりました。4割近くがアボット反対票だったようで、今後政権の舵取りがさらに難しくなることが予想されていますが。


最近英語の勉強サボり気味なんで、こういうときくらいはちょっと頑張ってちゃんとした新聞(The Australianとか)読んでみてます。



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