こんにちは!
NPO法人スーダン障害者教育支援の会、事務局長を務めています
並木麻衣(通称「なみちゃん」)と申します。
今日から事務局長の日常を綴ってまいりますので、
ぜひお気軽にコメント・突っ込みいただければ幸いです♪


さて、初回なので、
今回は少しだけ、自分とCAPEDSのことなど。


CAPEDSは、スーダンの障害者に対して教育支援を行う日本のNPOです。
2007年に学生たちが立ち上げ、2008年に法人化。
中心になっているのは、日本に住むスーダン人の留学生(視覚障害者)たち4人。
彼らの想いを、日本人の学生や社会人たちが支えています。

そもそも、点字、点字ブロック、パソコンの音声読上げソフト、ブラインドサッカーなど、
日本には当たり前にある「目が見えなくても勉学・就労・余暇を享受できる機会」が
スーダンにはないのだそうです。

そこで、現地の視覚障害者をサポートするために、
私たちは向こうへ点字器具を持って行ったり、点字講習会をしたり、
大学に障害者支援室を作ったり、スーダン初のブラインドサッカーチーム立ち上げを
手伝ったりしてきました。


私自身は、そんなこんなで活動に携わってちょうど3年。
大学3年の冬から、事務局の運営をしています。


「なんでスーダンの障害者、しかも教育支援なの?」
「スーダンって、紛争で大変な場所でしょ? まずは緊急支援なんじゃないの?」


etc, etc,
何度も問いかけられ、私も何度も自身に問いかけてきたこの質問。

ホントのキッカケは、本当に軽いものでした。
大学の友人でもあった代表理事のアブディンに、
「NPO立ち上げるから、手伝ってよ」と声をかけられたからです。
(当時は東京外国語大学でアラビア語を専攻していました)


でも、私自身はスーダンに行ったことなんか無かったし、
スーダン人障害者なんて日本にいる留学生の皆しか知らない。
活動に関わってきた間はずっと悩んでいて、
先の質問を受けるたびに
「私が支援しているひとたちは、一体どれだけ困っているんだろう?」
「本人たちのやる気って、どれくらいあるんだろう?」
と、悶々としていました。


今では、この一見ニッチ(?)で地味(?)な活動に、
とても納得しています。
変化のキッカケになったのは2010年9月の現地訪問でしたが、
このお話はまた後日★
それでは、どうぞよろしくお願いいたしますー♪


2011年1月10日 渋谷のカフェ「マメヒコ」にて
並木麻衣 拝