4ヶ月の乳児が保育園に通い始めた。
初日はギャン泣きだったらしく、送り迎え担当だった義母が
「可哀想…」を繰り返している。


そのまさに同じ気持ちを、私は知っている。
娘を義父母に預けた時も最初はギャン泣きで、私は居ても立っても居られなかった。
でもなるべく預けるようにして、
迎えに行くときは「頑張ったね、すごいね、ありがとう」を繰り返した。

今、彼女は「ママ」がいないと見ると「おばあちゃん」でも泣き止むようになった。
彼女自身の適応力と努力の結果だと思う。
あんなに泣いてたのに、すごい子である。


私はだんなくんに「あなたは可哀想」とは言わない。
同じように乳児にも言わないと決めている。
言うなら「痛かったね」とか「辛かったね」と言う。
他人に言われて「あぁ自分って可哀想なんだ」と思っても、
本人には大して良いことないんじゃないかと私は思ってる。
悲嘆に暮れて、周りに責任転嫁して、問題を自力で解決する方法を見失わせるだけで。


最初の課題を親が決めてることは申し訳ないとも思うけど、
私たちが彼女に一生ついて守ることができない以上、
彼女自身の中にある程度「困難を乗り切る」スキルを付ける手伝いをしていくしかない。
どう工夫してもダメな課題だったら、他に方法を考える。


だから、帰ったら「頑張ったねー!」と抱きしめてあげようと思う。
なんだかんだいって実は心の奥底では心配だけど、でもきっと大丈夫。
ホントにダメだったらその時考えよう。
頑張ろうね。