国連総会における、首相の演説を聴きました。

…母の愛、子どもに暴力と恐怖の人になってほしくないと願う母の愛に言及しています。私はこの人に、暴力の中で生きざるを得ない中東のお母さんに何人も会って、先入観を持たず対等に、話を聞いてもらいたいな、と思いました。

私が言いたいのは、おそらく彼女たちが皆、自分たちが暴力の行使側になるのではなく、外部からやってくる暴力の犠牲になることを何より危惧しているということです。
母がどんなに頑張ったって、外部から暴力を持ち込まれれば、子どもは傷つき、死に、もしくは暴力を学んでその行使に走るのです。まず止めるべきは、その構造です。

母子手帳には、根本問題を解消する平和構築の力はありません。その力を持つのは、暴力を如何なる形でも市民に突き付けない、という大国が持つべき強い意志です。

演説は以下リンクから。(日本語)
http://webtv.un.org/meetings-events/watch/japan-general-debate-70th-session/4518750103001