月曜日の夕方、勉強会があって、久々に母校を訪ねました。




東京外国語大学の校章は、言語(Lingua)の松明と翼。
言語という手段をもって羽ばたき、世界の隅々を照らせているか——
自分の「今」を問われるシンボルなので私は好きです。


私は英語もアラビア語も、日本語すら中途半端だと日々痛感していますが、
言語は手段。磨くことは必須でも、それより重要なのは使うこと。
大事なのは、心を通わせること、「人間の存在」を掘り起こすことだと思っています。

また、お世話になった教授が卒業生に必ず伝える言葉があります。
「もし世の中が『イスラームって怖い』『アラブって怖い』と言い始めたら、
 『そうじゃない』と声を大にして言える。
 それで十分、本校でアラビア語を学んだ価値があります。」


世界は「危ない中東」のイメージで満ちあふれています。
がんばろう、アラビスト。