最近、自分が今の仕事に就こうと決めたときのことを
思い出すような機会がありました。

アラビア語を勉強し、
パレスチナ・イスラエルへ留学して
今は国際協力でパレスチナ支援してます、と自己紹介すると
「順当なステップだね!」といわれますが、
二つ目から三つ目に飛ぶのは、実は大変勇気が要りました。

自分の人件費以上にファンドを集めるなんて、自分にできるのか。
誰かのために資金を集められるほど、自分に能力があるのか。
「仕事としてパレスチナに関わる」ことは夢の一つだったけれど、
今20代のうちに、そんな夢を叶えてしまっていいのか。(←びびり)
しかも、自分が少し「離れよう」と思っていたNGOで。
そこに入る前に、もっと積むべき経験があるんじゃないのか。

憧れる方向性こそあるもののプラプラ生きていた私の目の前に、
ものすごく高いハードルを突きつけられたような思いでした。

それでも入職を決めた理由は
「ざっくりとした方向感覚と勢いがマッチしたから」、
という、ゆるい一言に尽きます。笑
いいじゃない。「いつか」が「今」でも。
パレスチナを伝えたいなぁ、ビジネスしたいなぁと思っていたけど、
自分でイチから事業を立ち上げるより、まず学ばせてもらおう。
直感で生き、「反省」はしたけど「後悔」したことはない自分だから、
この直感もきっと後悔はしない。

で、2年半勤めてみた今。
反省はするけど、やっぱり後悔はしていません。笑
もうしばらく、続けてみたい仕事だと思っています。

個人としてハードルだと思っていたことについては、
乗り越えてはいませんが
具体的な形を伴って課題を感じられるようになりました。
もっと伸ばしたい能力分野を、具体的に意識するようになりました。
その方法は模索中ですが、自分で創らないとなと思い
先達の皆さんに相談して回っています。

事業としてのハードルについては、
試行錯誤の日々の中で、何より、自分のチームに救われてきました。
NGなことはハッキリ言ってくれ、
「よくやってくれていると思う」と言葉に出して評価してくれるチームが好きです。
ファンドは…まだまだ期待に応えられていませんが、
2年半やってみて、相談して、課題と方法は見えてきました。
試行錯誤を後押ししてくれるのも、チームです。

で、これらのハードルを見据えつつ、この春からもう一つハードルを設定します。
また「不相応だなー!」と思っていますが、
ま、人生なんとかなるだろう。挑戦から、反省と改良の材料を拾います。

ハードルの内容については、近日公開予定です。
一人じゃ結局、なんもできない私。それでも「元気な歯車」でありたい私。
皆さま、引き続きご迷惑をおかけいたしますが、
見守っていただけたら大変幸いです。かしこ。m(_ _)m