昨日、食事をご一緒させていただいた記者さんたちが
さらりと「今からでも間に合いますよ〜」とおっしゃってました。
私が高校生から大学生の頃、ジャーナリストになりたかったという話です。


今から、ジャーナリストになりたいかなぁ。どうだろう。
刺繍製品のデザイン案をちくちく縫いながら考えましたが、


うん、多分、ジャーナリストらしいものには、私はならないだろうなぁ。


事件や事象の取材を通して人や状況と向き合い、
細やかに裏を取って人に伝えるお仕事に従事する人たちを、私は本当に尊敬します。
私ももっと、裏を取ったほうがいい。事実を追求したほうがいい。

一方で私がやりたいことというのは、
事件の中にいる人を追うことではなく、
そこに事件がなくても人の気持ちを知ることだと思うのです。

何気なく誰かが口にした、呟きやため息のような言葉。
内に秘めた気持ちが外にこぼれ出る瞬間に、立ち会わせてもらうのが好きで、
それを誰かに届けることで、何かが良い方向へ変わればいいなと思っています。
(迷惑にはならないように気をつけたいところ。)


届けるからには、届けたい相手のことを考えながら文章を書きます。
それは宛名を書かないラブレターみたいなもので、
私はずっと、ラブレター・ライターを続けていくんじゃないかなぁと
何となく知覚しているのでした。


とはいえ、私の人生時計は8:39。
何か変化が訪れるなら、アハラン・ワ・サハラン(welcome)です。
30代もまだ始まったばかり、駐在もあと4ヶ月半、
さぁ、何か起こるかな?