エルサレムに単身赴任している私をだんなくんが訪ねてきて、2週間弱。

今日が二人でのラスト・晩酌でした。

 

 

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(フルコース! 念願の日本酒つきです。)

 

 

 

 

お酒を飲みつつ美味しいごはんをいただきながら、聞きました。

最近、気になっていたことです。

 

「ねぇ、きみ、何があったら私と離婚する?」

 

私は「だんなが鬱病で…」と言うと、

たまに「よく離婚しないで頑張ってるね!」と言われたりします。

彼は彼で、私の単身赴任のことを話すと

「そんな自由な奥さんで、大丈夫なの?」と心配されるそうです。

 

うーん、と考えただんなくんは、

「二つのケースがあってね」と答えを教えてくれました。

 

一つは、一緒にいると相手を苦しめてしまうとき。

もう一つは、二人で一緒に生きていくのは難しいと判断したとき。

 

そうだよねぇ。私も、離婚をするならそれが理由になると思います。

 

例えば、我々の間では

「浮気はOK、ただし絶対に相手にバラさず墓まで持っていくこと」

という(多分あんまり類を見ないであろう)ルールがあります。

これも、バレたら後者に抵触するからです。

分かってしまったら最後、きっともう、相手を信用できなくなってしまう。

信用できない人と人生を設計するのは、かなり難しいことだと思います。

 

人間、どうしようもない時はしょうがなくて、

もしかしたら2人では解決できない問題が、いつか出てくるかもしれない。

もしくは、自分に誰かが必要な時、相手はそれどころではないかもしれない。

そんなとき、相手以外の人にでも、救われるならそれで良いように思います。

 

でも相手を大切にしたいなら、最低限、黙っておかなくてはなりません。

そして、黙っておくのは案外つらい。それが、ある種の代価でしょう。

 

前者は、もう彼の鬱病で、私のほうは十分修行を積んだと思っています。笑

回復期の半ばくらいまで来たのだから、あとは野となれ山となれ。

もう底は打ちました。彼がこれだけ動けるようになったのが奇跡です。

 

あとは4年後くらい、娘が小学校に入るまでに、

私と同じくらいの収入を取れるようになってくれればそれでいいです。

4年あります。それだけあれば、結構なことができます。

4年前、彼は部屋に引きこもっていました。

それが、今では海外旅行をしています。次の4年も、きっと悪くない。

 

もしまた彼が底へ落ち込んだら、淵の外で座って、

自分のために日々を過ごしながら待ちます。

私は堕ちない。外から声だけかけるから、自分で這い上がってきてください。

もう一回くらいなら、できると思います。

 

 

明夜から、また離ればなれです。

でもまぁ、大丈夫。後悔しないように、めいっぱい暮らします。

幼児をよろしく頼みますね。あと2ヶ月で、お家に帰ります。