先週の水曜日、上高地から入り、涸沢へ行ってきました。
涸沢カール・・・
聞いたことあるでしょうか?
紅葉がとても綺麗なところで、日本一とも言われています。
ただし、2度と行きたくないところとも言われています。
それはなぜか?
2度と行きたくないと思うほどに、「混む」ところでもあります。
なので、どうしても平日に行きたかった涸沢カールです。
ただし、僕には相当ハードな山行きです。
前日の火曜日は残業だったので、帰宅は22時。
仕事から帰ってきて、風呂だけ入り23時に家を出ました。
上高地到着は3時頃。
仮眠を1時間だけ取り、登山の準備にかかります。
上高地の唯一の入り口のゲートが空くのが、5時なので開門と同時に入る必要があります。
涸沢カールの平均コースタイム、登り6時間10分、5時間10分です。
往復で11時間20分。
タクシーでの移動時間の1時間を引くと、休憩を含め13時間ほどしか滞在時間がありません。
閉門までに帰ってこないと、明日仕事なのに、帰る事が出来なくなります・・・
今回は、かなり時間にシビアな登山になります。
タクシーで移動し、トイレを済ませ、登山届けを出して、予定通りスタートです。
とにかく、時間を詰めなければなりません。
本格的な登山が始まる横尾山荘前までは、ほぼ平坦で片道約3時間。
ここで少し時間を短縮し、いよいよ涸沢カールに向かいます。
本当は金曜日登るつもりだったのですが、台風で天候が良くなく、この日に変更にしました。
実は今年の紅葉はすでに見頃が過ぎていて、残念ながら赤が少ない紅葉でした。
それでもこの景色
インディージョーンズ気取ったこの帽子。
影は決まってました(笑)
これだけロングの登山は、予定外の事も起こるものです。
パーティーの1人が、膝の不調になりました。
しかし時間もギリギリの計画なので、燕岳のようにゆっくり登るのを待ってることも出来ません・・・
これしか方法はないと思い、僕はザックを2つ持ちで最後の10分ほど登り切りました。
ちょっと、ザック重すぎです。
それでもなんとか、無事にみんなが目的地涸沢カールに到着。
平日だというのに、この人の多さ・・・
お昼を食べ、下山開始です。
6時半までに下山しないと、帰れなくなります。
下山も心配があったので、3人で手分けして荷物を持ち、下山を急ぎます。
結果、6時20分頃にみんなが無事に下山できました。
ギリギリですけど・・・
今シーズン最後の日本アルプス登山でした。