クリームのエリック・クラプトン | おんがく・えとせとら

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 先日来日,12月初旬にベスト盤が発売され,来年3月には自伝まで出る(米国では10月に発売済み)ということで,すっかり時の人ですが,はっきりいって,最近のクラプトンにはあまり興味が湧かない。
 クラプトンといえばやっぱりクリームです。

 彼は,ファッションについては流行に敏感,悪く言えば意外とミーハーな面が窺えますが,2年数ヶ月しかなかったクリームの活動期間中には,目まぐるしくスタイルを変化させています。
 その辺の経過を追ってみましょう。

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クリーム直前の姿。66年6月発売のブルース・ブレーカーズのジャケット写真では短髪でモミアゲを伸ばしてます。
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66年6月頃,レコードデビュー前のクリームのステージ写真。上とそれほど変化なし。衣装がやや派手に。この後10月にはジミヘンがエクスペリエンスを結成し,登場してきます。
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67年初め頃? サイケSGを抱えて本人もだんだんサイケ調に。
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67年5月頃? 頭だけでなく衣装までジミ・ヘンそのものに。ジミには音楽だけでなくファッションでもかなり影響を受けたらしいけど,ここまでやるかね?
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Are You Experienced?
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67年6月頃? 一番アフロ度が高かった時期。
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67年8月頃。ヒゲを蓄え始めます。
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67年秋頃? アッと驚くタメゴロー。頭頂部のパーマがやや緩やかになってきます。
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68年5月。頭頂部は緩やかなウェーブに。
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68年7月。後ろでくくったポニーテール・スタイル。サイケっぽさが抜けつつあります。
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68年11月フェアウェル・コンサート。髪が短めになりました。ブラインド・フェイス以降,しばらくはこのスタイルが定着。

 クリーム時代を語りたがらない時期があったようですが,アフロ,サイケ…音楽性云々よりもこっちの方を忘れてしまいたかったのかもしれません。

 次回は,クラプトンのサイケSGについて。