DUMBLEアンプ エピソード6 クローンの攻撃(中篇) | おんがく・えとせとら

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 前回、各クローンアンプの音源の紹介を忘れていたので、まとめて。

1. Two-Rock 

 5年くらい前にアップされたジョン・メイヤー(John Mayer)の動画。画質は荒いですが、さすがこの短時間のデモでもその腕前が分かりますね。張りのあるクリーン音が絶品。



2. Bludotone 

 YouTubeにギブソン、フェンダー各機の大量のデモ演を載せているGregsGuitarのグレゴール・ヒルデン氏(Gregorl Hilden)。ドイツ在住のプロ・ブルース・ギタリストです。…ギター教則、楽器販売もやってるなぁ。本家ダンブルも所有しています。





3. Fuchs 

 ビルダーであるアンディ・フュークス氏(Andy Fuchs)本人によるデモ。ここで使用しているのはOverdrive Supremeの3チャンネル・バージョンTripledrive Supreme。スピーカーはEVM12Lの1発。





4. Ceriatone 



 ギターはエピフォン製ですがナイス(古っ!)な音です。「ギターよりもアンプがサウンドの決め手である」ことを証明する例でしょうか。別にリバーブをかけてあります。JAZZ/ROCKスイッチの切換によるサウンドの違いも確認できます。(ロベン・フォードは専らbright,deepはオフにして、rockモードで使ってるようです。)
 フュークスと弾き比べた経験からすると、セリアトーンの方がややトレブリーな感じでした。






5. Glaswerks 

 スコット・ラーナー(Scott Lerner)によるデモ演。グラスワークスの開発協力者でもあり、同社のホームページにも同じ動画が掲載されています。また、フュークスODSのSLXモディファイ
(真空管の動作ポイントの改善?)に関与しているのも彼か?(SL=Scott Lerner、X=FX=effect?)
 スピーカーはセレッションG12-65、ギターはカラザース(Currathers)とのこと。




6. Carol-Ann 



 ジョー・ボナマッサ(Joe Bonamassa)による、自身のシグナチャー・モデルの解説とデモ演。ただし、Carol-Annは後半4:20あたりにならないと出てきません。オランダ製ダンブル・クローンのヴァン・ウィールデン(Van Weelden/赤いヤツ)も見えます。
 基本的にはマーシャルのシルバー・ジュビリーがメインのようです。よく聴くとCarol-Annと音色は違いますが、聞き流してしまうとその差はよく分からん! (ジョーの所有アンプ詳細についてはコチラを参照ください。)






7. Fargen 



 ファージェンはマーシャル、フェンダー系が主力製品のせいか、ダンブル・クローンのVOSの音源はこれくらいしかない。








 もちろん、弾き手や演奏環境が変われば、同じ道具・同じセッティングでも音は変わってくるのですが、どのサンプルもほとんど同じように聞こえますねー。

 そんな中で、同一環境下、トゥー・ロックとフュークスを弾き比べた贅沢な動画があるので参考に。

 ロベン・フォード「Help The Poor」のパターンに乗って、前半がトゥー・ロック(Custom Reverb Signature)、後半がフュークスによる演奏。前者の方が低音が効いて音の輪郭がはっきりしている感じです。動画中で各コントロールの位置が確認できますが、一番右のContourノブが左寄り(低音増強)なのでそのせいか?
 比較してフュークスの音は甘めに感じるものの、こちらの方がダンブルっぽい?
3つのトーン・コントロール・スイッチは、bright,deepがオフ、rockモードONのロベン・フォード・セッティングです。








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