今回からは24インチのエンペラーを直していくんですが、まずはホイールから。

これが仕上がらない事にはブレーキやシフトのワイヤーもチェーンも張れません。
 
 
実は今回一番問題になったのがこのホイール周りだったんです。
 
自転車のリムやタイヤの規格は色んな国のモノがごちゃまぜに混在していて互換性がなく、表記の仕方も一つの規格に3つほどもあって戸惑いました。
 
この小さなエンペラーのホイールのリムは[ 24×1 3/8 WO ]と言うママチャリと同じ規格です。
当然タイヤは同じ規格のモノから選ぶんですが、選択肢が非常に少なく何しろ重い事が調べていってわかりました。この辺りのタイヤは実用重視で軽さや走行性能より頑丈で長持ち!って言うのが偉いんですね(笑)なんとタイヤとチューブ前後で1,600g!リムが前後で1,000gですからホイールの外周部だけで2,600g!!ロードバイクのホイール外周部と比べるのもなんですがロードバイクは前後のリム,タイヤ,チューブで1,400〜1,500gくらい、1,000g以上重いんです(泣)
 
 
ホリール外周部は100gでフレームを1,000g軽くしたのと同じだけ体感できると言われていますから、平地だけでなく峠や山やたまに未舗装路を日に何十キロも走るツーリングでは死活問題です!と言うか楽しくない(笑)
 
ちょっとタイヤは行き詰まりましたからとりあえず棚上げして、ハブをバラしてみました。
 
 
前後共に回転はごりごり. . . 、グリスは真っ茶色(笑)綺麗に古いグリスをとって洗浄、新しいグリスを入れて組み立てて、玉当たり調整まで行いましたがごりごり感は直る事なく使い物にならないのがわかりました(涙)
 
 
ハブもお安くはないパーツです . . . 、新しいモノを探さないとと思いフォークのエンド幅を測るとフロント94mmのリア126mm(涙)フロント94mmって何?100mmじゃないの?
探してもないんですよ〜フロント94mmって。リアの126mmは問題なくあるんですけど。工房に持ち込んでフォークを広げて貰おうかと思いましたが結局は手で広げました(笑)フォークも鉄だしどうにかなるでしょ。
 
 
これでフロント100mm、リア126mmで36Hのハブを探せば良くなって一安心。とりあえずスタンドに固定するためにダメもとで前に買っておいたシマノのハブを噛ませてみたらあらビックリ!ぴったりハマってしまいました。それも36H!買った時にはリアが130mmだと思って買っていたので嬉しい誤算でした。
 
 
早々にスポークを取り寄せてホイールを組んだのですが、結局タイヤが見つからず仕様変更を余儀なくされました(泣)
 
思いがけず二歩前進一歩後退しました。それにしてもいい意味でも悪い意味でも思うようにいかないですね(笑)