（１階に義母はいますけど）こんな静かな夜は久しぶり～
さて、今度は③のテキストを分析してみます。
これは補語の用法に特化したテキストです。
まずは前回学習会で扱った補語のテキストとの比較から考えてみたいと思います。
補語ってほーんと厄介ですものね
初級で出てきたときはなんのことだかさっぱりわかりませんでしたよ。ん１０年経った今でも使いこなせてはいませんが、先日この学習会で３年がかりで終わらせた【補語例解】のおかげで、結構普段使えている自分に気づきました
３年もやっていれば似たような構文がいくつも出てくるので自然に身についたようです。
あちらのテキストは補語の種類そのものとはまったく関係のない単語からの例文のオンパレード。
単語のﾋﾟﾝｲﾝのアルファベット順にただひたすら例文が書いてあり、たま～に解説がある程度。
例文中には見たこともない単語が出てきたり、かと思うとアホみたいに簡単な例文も出てきたり、レベルで言ったらかなり広範囲なテキストでした。
総じて言えば補語の基本がわかっていて、あとは応用。自分が使いこなせるようになりたいと思う人向けだと思います。
文法解説書でもないし、補語の種類で分類されていないので、検索もできないし、ただひたすら補語を使った例文に体当たりして、数をこなすうちになんとなく使えるようになる感じ。
語感が磨かれるテキストです。
CDでもついていたらまた違う使い方もできそうなのですが、ついていないのがマイナスポイントです。
さて、この【補語例解】と比べるとこの③はものすごく使いやすい気がします。
もちろん音声CDもついています。ちょっと聞いてみましたがかなりゆっくり目のスピード。
３年前にこのテキストが出ていたらこちらを先にやっておきたかったです
の6つの種類があるわけですが、③のテキストでは各章ごとにそれぞれの用法・例文・練習問題とで構成されています。
練習問題以外の説明部分ではすべてﾋﾟﾝｲﾝがふられていますし、使われている文章の難易度としてはそれほど高くありません。むしろ日常会話でよく使われているものばかり。
なので対象レベルもやっぱり３級以上でしょう。
補語を使いこなせるようになるのはかなりのレベルです。準１級レベルのかたでもそれなりにレベルアップにつながる教材だと思います。
第１章の画像をお見せしますね。
よく使われる結果補語の一覧があります。
次のページからこの補語それぞれの例文が続きます。
全部載せるわけにいかないので例文は見開き１ページだけ。
それが終わると練習問題３種類。
まずは会話でトレーニング。
続いてセンテンスでトレーニング。
最後は並べ替えでトレーニング。
なかなかやりがいがありそうです。
これが６章あります。巻末には練習問題の解答。
この解答部分もカラー使いできれいに並べられていて、暗記用とか使い方も工夫できそう。
さて、これで候補３冊の分析が終了しました。
私の勝手な分析ですが、学習会の参加者だけでなく中国語学習者のテキスト選びの参考になればうれしいです。
前回のコメントでは、学習会の使用テキストとしては①がやや優勢でした。
この分析を読んで改めてみなさんのご意見を聞いてみたいところです。
私としては、②と③はボリュームもそれほどではないので、例えば１０日で１章進むとしても２か月ほどで終わるはずですから、とりあえず１０月スタートで年内終了を目指して②か③を仕上げ、年が明けてからどちらか、さらにそれが終わって春くらいから①にしてもいいのかな、とも考えています。
みなさんのご意見をお寄せくださいませ