今年最初の記事なので、遅ればせながらですが、新年おめでとうございます。
今年もゆる~りペースですが、宜しくお願いします。

写真は、かつて宮崎に観光客を呼び込む為に大量に植えられたワシントニアパームツリー。宮崎市やその近郊の海岸線や空港周辺に数え切れないほどのワシントニアパームツリーを植えた事により、南国リゾート感が一気に打ち出され、宮崎に訪れる観光客が急増、青島が新婚旅行のメッカになった事は有名です。














観光地化計画によって植えられたそのワシントニアパームツリーも樹齢が半世紀となり、高さも約20メートルにまで成長し、剪定や伐採の多額な費用が問題となっているのですが、分離帯にズラリとそびえ立つ姿を眺めながらの道のりは楽しいものです。









澄んだ青空に舞い踊る雲。










そんな空と雲、そして夕日のオレンジ色を、泡立て器でカシャカシャッとかき混ぜたかのような空を眺め










グラデーションを楽しみながら向かった先は










青島神社。
宮崎市街地から車で約30分です。宮崎ブーゲンビリア空港からだともう少し近く、20分弱でしょうか。
行ったのが夕暮れ時と遅かったのもあるでしょうが、観光名所だと言うのにほぼ貸切状態でした。













海に浮かぶ島にある青島神社、周りはお馴染み鬼の洗濯岩。













鬼の洗濯岩と名付けた人は誰なのでしょうね?素晴らしいネーミングです。
鬼の洗濯岩の名に相応しいゴツゴツとした岩の間には、小さな蟹や小魚、ヤドカリ等、様々な生き物が居るのを確認できます。
人は居ませんが、海の向こうから小さな漁船が一隻、空には海鳥が一羽。










写真撮影に興じる私を置いて、サッサと遥か先を行くpopさん。
この木々が繁る島全体が青島神社です。
驚く事に、この木々の殆どが枇榔(ビロウ=ヤシ科)です。青島は、2400年前の地核変動により、貝殻が堆積して出来上がった島なのだそうです。貝殻から出来た島だからでしょうか、独自の植生群が見られます。











貴重な文化財でもある青島神社は、パワースポットとしても有名だとか。












亜熱帯植物の群落地でもあるそうです。
南国の海辺ならではの亜熱帯植物、幾つか面白いものを見付けましたが、いかんせん時間が遅く、暗くて撮れませんでした。やっぱり植物は面白いので、また明るい時間に再訪する事にしましょう。












しかし、この時間だからこそ見られたピンク色に染まる空と海。











山の右手に見える白い建物は、新婚旅行ブームの頃に建てられた大型リゾートホテル。今でも夏場は海水浴やサーフィン客で賑わうのでしょうか?幾つもの大きなリゾートホテル、シャッター街となっていた土産物屋や観光タクシー……かつては観光客でごった返したリゾート地の人気の無さほど寂しさを感じるものは無いと思いました。まさに、さびれたを絵に描いたかのようでした。
それでもこうした美しく雄大な自然の景色は無くならない、「国破れて山河あり」ですね。ただただ栄え賑わう観光地よりも、私には感じるものがありました。











とか思っていたら、ひょっこりと観光客らしきおばさんが現れ立っていました(笑)
タブレットで撮影していました。
山の方を見やれば面白い形の雲が。











蟹の雲!
しかも、蟹が月を捕まえんとしています!

「蟹だ、蟹だ」
と、何だか得をしたような気分で帰路につきました。





前回のアメンバー記事にもたくさんのコメントをありがとうございました。ブログ10年目に突入、皆さんとより距離が縮まって嬉しいです。

お返事がまだ途中ですが、猫ダッシュで書きますのでもう少しお待ち下さい!