今年も宮崎マンゴーシーズン到来。今年の宮崎は、観測史上最も遅い桜の開花に始まり、野いちごや木いちご、梅など、全ての農作物が遅れていますが、おじさんのマンゴーも例年より1ヶ月以上遅れて収穫が始まりました。遅れたけれど豊作で出来も上々、順調な滑り出しです。
宮崎の数あるマンゴー農家でも、1本の木に平均200個も生らせられるのはおじさんをおいて他に居ないでしょう。













今年も躁病スイッチがシッカリ入っている78歳!
引っ越してからと言うもの、そうしょっちゅう会いには行けなくなりましたが、週に1~2度は電話報告があるので、下手な恋人同士よりも状況はバッチリわかります(笑)










こちらはライチの満開の花。
去年と一昨年、2年連続でミスしたので、待ち構えているお客さんが山ほどいます。2年ともおじさんの凡ミスが原因だった為、「今年もまた失敗したら、お客さんに怒らるっどね~」と、気合いが入っています。









お陰で小さな黄色の花がモリモリ咲いています。この小さな花の香りを嗅ぎ付けて、飼ってもいない蜜蜂がわんさとハウス内に入って来て受粉してくれていました。蜜蜂が居るのに薬は掛けられないので、病害虫や菌を防ぐ新たな方法を考案したおじさん。薬を使わなくても病気を防げるなんて、食べる側としても嬉しいですね。
収穫は7月の予定。2年越しのライチ、
たくさん生っても競争が激しそうですが。










こちらはライチの親戚(?)、竜眼の花。花自体の形状はマンゴーの方に似ていますが、竜眼の花は水仙にも似た爽やかな甘い香りがします。
竜眼はあくまでおじさんの趣味と研究なので、小さな木が3本ほどあるのみです。

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こちらはF1並みのダッシュをする15歳。
最近のブームは、階段の上り下りダッシュ。住居スペースは2階のみ、1階は教室なので、普段はあまりこの階段には出さないのですが、たまに出られるからこそ興奮するようです。











パリ時代、私の住んでいたラヴェル寮はロフト式で螺旋階段が部屋の真ん中にあった為、階段のある生活が懐かしいのかなぁ?
何往復も走ります。



さて、月末恒例お薦めクラシックコーナーです。我が家ではノアゴンが走っていますが、今の時期は運動会と言う学校が多いですね。土日になると、運動会の開会と閉会を知らせるパンパ~ンと言う音が聞こえて来ます。
私の子供時代は運動会=秋で、運動会は秋の季語でしたが、いつの頃からか春に運動会をする学校が増えて来ましたね。既に夏の陽気ですが、まだ暑さに体が慣れていない季節、入学して間もない小学1年生などは熱中症など大丈夫なのかと心配になりますが、やっぱり子供たちにとって大きなイベントであることに変わりはないようですね。ちなみに、私の育った群馬県では、赤組白組ではなく、浅間団(緑)、赤城団(赤)、榛名団(水色)、白根団(白)、穂高団(紫)の5つの団に分けられていました。それぞれハチマキの色の好みで、割り振られた団に毎年、一喜一憂していたのが懐かしい!
小学生の頃、私は短距離走がかなり速く、リレーの選手にも選出されていたので、体育自体はあまり好きでなかった割りに、運動会はまあまあ楽しんでいました。ピアノのスピード狂も関連しているのでしょうか?
前置きが長くなりましたが、運動会シーズンに因んで、今月のテーマは速くて走るような音楽。まずはノアゴンのダッシュに敬意を表し(!?)、猫の走りからどうそ。




◆ショパン:華麗なる大ワルツ op.34-3(P:リパッティ)



ショパン自身の命名ではありませんが、別名「猫のワルツ」と言うだけあって、小さなわんぱく猫が軽やかに走り回っている感じがします。ノアゴンを飼い始めた頃によく弾いていたワルツ♪リパッティのテンポはいつでもかなり速め、でも最近のヴィルトーゾが売りの若者と違って速くても嫌みにならないところが凄い。音楽性と品性の成せる技でしょうか。私もスピード狂でも、スピードが売りみたいな嫌みのある下品な演奏にはならないよう気を付けています。どんなに超速でも、暴走ではなく快速特急だと思えるリパッティのような演奏は聴いていて本当に心地よいですね。




◆ショパン:エチュード op.10-5「黒鍵」(P:シフラ)



ショパンの曲には速い曲が多いのです。特にエチュードの中に走る曲が多い。この黒鍵エチュードは、黒鍵だけの上を右手が駆け回ります。黒鍵だけを使おうと思った発想が面白いですが、弾んで楽しく走る感じが何よりの魅力です。黒鍵の上を走るなんて、まるで平均台のように高くて細い所を走るみたいですが、白鍵が混ざらない方が高低差が出ないので逆にとても弾きやすいのです。スピード狂の私が高校時代に愛奏した曲でもあります。ヴィルトーゾの代表格であるシフラ、さすがのスピード!運動会なら確実に1位!?









最近の事件のニュースで聞いた「金塊換金」と言う言葉、早口言葉で10回言える?速く、速く、文字を見ないで10回言うとよ。





◆ショパン:24のプレリュード 16番 (P:コルトー)





もう1曲ショパンの曲を。
ショパンの走るみたいに速い曲、木枯らしエチュードとか、エチュードop.10-4や10-8、25-2……まだまだありますが、多分この曲が最速じゃないかと思います。
我が愛奏曲、ショパンの24のプレリュードの16番、ともかく右手がマッハ!
左手もなかなかのスピードで長距離移動を常に強いられるのが難しさのポイント。
コルトー先生、ミスタッチ王な
のに(笑)、見事に疾走していますね!








◆ドビュッシー:8本指のためのエチュード
(P:内田光子)



 

最後はドビュッシーの8本指のためのエチュード。両手ともに親指を使わないので8本指のための、と言うワケです。内田光子さんの演奏、爽快です。動画だとより一層、走る指が見えて速さを実感できますね。
これまた私の愛奏曲。パリで初めての試験で、審査員だった美人ピアニストのプリスカ・ブノワからブラボーを貰った曲☆
一糸乱れぬよう集中して弾く事で無心になれる1分30秒の楽しみ。
今回は速く走る曲がテーマなだけあって、スピード狂の私の愛奏曲揃いでした!
お楽しみ頂けたら嬉しいです。



前回記事でもコメントのお返事を書くと言いながら、今回の記事までに書けませんでした(涙)
お返事を書く書く詐欺の狼少年な猫女になってしまっていて本当にスミマセン。教室の生徒が増え、レッスンが忙しくなってしまったので、これからはコメント欄を2~3ヶ月に一度ぐらいのペースで開けようと思います。
どんなに遅くなってもお返事は書くので、気長~~にお付き合い頂けたら幸いです。