ナンパンマン皇さんに初めて会った日。に、ストナンから居酒屋へ連れ出した彼女とのアポ。
B級22歳 JD4年 風の民
出会ったその日に即れそうな雰囲気はあった。しかし彼女の大学寮の門限グダで解散。
また会う約束を決めてはいたが、随分間隔が空いてしまった。【鉄は熱いうちに打て】という言葉があるが、彼氏を2人囲う彼女の熱はもう冷めているのではないか?
俺は彼女と頻繁にLINEでやり取りをしていた訳でもない。
これは、ひょっとして
俺ドタキャンされちゃうんじゃないの?www
と、半信半疑な状態で当日を迎えることとなった。
遊ぶ意思があることを確認。
彼女の大学寮のある駅まで迎えに行く流れになっていたので、迎えに行って音信不通というリスクを事前に回避。
仕事を終えた俺は彼女との待ち合わせへと車で向かった。
待ち合わせ場所の駅が視界に入った頃、偶然にも駅へと歩いている彼女を発見する。
駅のロータリーに車を停めて彼女の元へ歩いて行く。今日の俺の服装はホスト系。
『お疲れ~♪今日も清楚で可愛いね(*´艸`*)』
クスっと笑い、『お疲れ様です♪』と言う彼女を車に乗せてお台場へと向かった。
はい。
お台場行き過ぎですよね!
分かってます!分かってますよ!w
でも、マジでお台場使えるんです!(੭ु⁾⁾ ˃̶͈̀ω˂̶͈́ )੭ु⁾⁾w
彼女と車中での会話。
俺が話題を振って彼女が話す。最近はずっとこのパターン。聞きて役に回ったほうが実にラクである。どんな話でも楽しそうに聞いてリアクションをする。
彼女の話をちゃんと聞くことで、少しずつ彼女のことを理解し、この後の攻め方を考える。
お台場に到着。
22時半頃に到着したので、周りの飲食店もギリギリ営業中だった。しかし23時にはファミレスさえも閉まってしまう。
彼女に、『ご飯はウチでレリゴー観ながら食べようか♪』と言うと快諾。
海浜公園の夜景を観ながら散歩&和みトーク(主にくだらない話メインw)をした後、風間邸へと向かった。
コンビニで夜食とお酒を買って自宅in
ディズニー好きの彼女は、レリゴーが観たいと言うので早速上映開始w
彼女はノリでギラついてもきっと大丈夫だと思い、ここでジャブを打つ。
リモコンを取るふりをして彼女にキス
『おいw』
『ごめんごめんw』
『ホント偶然だからwただ、そんなとこに可愛い顔あったらこれはもうしょうがないわw』
と言って、キス攻めを繰り返すw
早くも本日の勝利を確信。
レリゴーを2人で観ていたが、気付くと俺は少しの眠りに就いていたそうだ。笑
映画が終わり、俺は少し寝ぼけながら、『やべぇ。レリゴーしないとw』と言って、彼女を抱き上げて寝室へ。笑
こんなに適当な状態なのにノーグダ。笑
更に風の仕事で修練されたサービスを提供してもらい、もうアレやコレやと色々あっての~
ハイ。準即✨\(^o^)/
翌朝。彼女も予定が無かったので、今日何して遊ぼうかという話題に。
『どっか行きたいとこある?』
『ディズニー♡♡』
ディズニーへ行くことが決定したw
ノリで来てしまったものの、ディズニーデートは結構な出費になる。
アフター5で入場すれば若干安いし、彼女も自分のチケット代くらいは出すだろうと思っていた。
駐車場の入り口で2000円を支払って車を停めた。すると思いがけないことを彼女が口にした。
『昨日のコンビニとかもあたし出してないんで、これ受け取ってください。』
ちょっと大きなお札を渡された。
なんてイイ子!!\(^o^)/
これは気持ち良くディズニーのチケット代を払ってあげよう!
そう思い、チケット売り場へ行くと、
『ここはあたしが出します!』
まじかーーーーっ!!!
彼女が付き合っている彼氏達の話を聞いていたが、彼女よりも年下のイケメン達は皆、彼女にたかったり借金をさせたりと、ろくでもない男達ばかりだった。
借金をしたのが、風の道へと進むキッカケになったらしい。
これは彼女が男を繋ぎ止める為のひとつの手段なのだろう。可哀想な子だなとは思ったが、そんな風に思う俺も彼女に奢って貰うこととなった。
そして、より優しく彼女に接してしまう。
やっぱり俺もクズだなと、この時は思った。
彼女とディズニーデートを楽しんでいると、思いも寄らない幸運が舞い込んで来た。
今、ディズニーで話題となっている
✨Once Upon a Time✨
一大イベントを特等席で座って観れる。
彼女に、『日頃の行いが良いからだね♪』と言って持ち上げる。笑
そして彼女の門限の時間が近づいてきたのでディズニーを後にし、彼女の大学寮へと送り届けて、デートは無事に終わりを迎えた。
今回、俺はナンパした子に奢って貰うという初めての経験をした。
デートが終わっても財布の中身が減っていない。きっとこんな風に【奢られるという快楽】に人は溺れ、ダメになっていくのだろうなと思った。
既婚時代の俺は、風俗にお金を落としていた側だった。
ナンパという行為で出会うことにより、まさかの逆転劇が起きた。
きっと彼女はどこか寂しいと感じているに違いない。
別れた後に、好きですとLINEに入ってきた。続けて今付き合っている男達と別れるから付き合って欲しいと。
幸いなことに、俺は彼女に借金をさせるような男程クズではない。
今度、彼女とデートする時には俺が気持ち良く奢ってあげよう。
そんな普通の付き合い方があることを彼女に知ってもらいたい。
彼女がいずれ今の仕事を辞め、普通の付き合い方を知る頃には、俺はもう必要無くなっている筈だから。
そんな風に思える彼女との出会いだった。
fin.