命日 | 旦那くんの分まで精一杯生きる〜闘病・死別の記録からの私の奮闘記〜日々是好日〜

旦那くんの分まで精一杯生きる〜闘病・死別の記録からの私の奮闘記〜日々是好日〜

結婚3年目に悪性リンパ腫になった旦那くん。5年目にリンパ腫再発。同種移植を経て、
2016年2月に再々発。3月16日から在宅緩和ケア。
4月14日、自宅にて旅立ちました。享年35歳。旦那くんの生きたかった今日を精一杯生きる!

春は好きなんだけど
ちょっと息苦しい。

今日
4月14日は命日です。

若くして夫を看取り、
今、
前向きに生きている私に
お褒めの言葉をよく頂くけど、
私はそんな素晴らしい人間では
ありません。

ただただ
亡くなった夫が私を
未だに
成長させてくれています。
それだけです。

余命宣告されてから
死と別れを意識して過ごした日々。
あの日々があったから
時間を頂けた事、
感謝しています。

ただやはり私にだって後悔はあります。
特に前の日、
亡くなる前日の夜の出来事。
旦那くんのシーツを直そうとした時。
上手くできなかったから
自分にイラっとした瞬間があって、
態度に出してしまった。
旦那くんの方をみたら、
不安そうな悲しそうな顔をして
私を見つめていた。
その顔が
忘れられず
胸が苦しいです。
とても。

あの日、そのあと、
おやすみの挨拶はしたけど、
布団に入ってから、
なんだか急に気になって、
いてもたってもいられず、
寝ている旦那くんの手を握って
「さっきはごめんね。
まーくんにイライラした訳じゃなくて
できない自分にイラっとしたんよ」
と伝えた。
「ううん。
いや、身体が動かない俺が悪いから。。
大丈夫やで」
と旦那くんは言った。

次の朝、
旦那くんは
旅立った。

誰にでも後悔はあるけれど、
後悔の無い別れは無いけれど、
それでも
ごめんねと言えたことは
良かったと思うけれど、
やっぱり
いくら謝っても、
許してくれたとしても、
言ったことや行動は
消えない。
あんな顔をさせてしまった事実も
消えない。

ごめんね、ごめんね
といまだに、何度も思います。

「亡くなった人に謝りたい」
そんな霊能者みたいな人いないかな
と思った事もあり、ググった事もあります。

でも、もし本当にそういう人がいたとしても
旦那くんにもう一度謝れたとしても
「もういいって。気にすんな」
と言うに決まってる。
わかりきってる。
それを言われたいから、
もう一度謝りたいだけなのかもしれない。
ただの自己満足。
と気づきました。

私は、私の後悔を
心にもったまま、
今後に活かして
成長するべきなんだなと。

そう思い、また今日も
改めて成長させてもらい、
感謝しています。
言葉や行動は消えないし、
時間も戻せない。
だからやっぱり
「今」を大切に
「今」を慎重に
「今」を楽しく
生きていきたいです。

命日を覚えてくれていた心友からの
LINEにまたまた感謝。
改めてありがとう。
私は人に恵まれて
本当に幸せです🌸

いつか必ず来る
大切な人との別れ。
人ごとではないと、
たくさんの人に
伝われば嬉しいな。
「今」を大切に。


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