先週の金曜日、「天気の子」を公開初日に観てきました。
もしかして満席で観れないかもと思って、
わざわざネット予約してチケットを買ったのですが完全に杞憂でした。
めっちゃガラガラ。
ん??
なんでみんな観ないの?
「あの映画、面白かったよー」
「そうなの? じゃあ観に行こうかな」
っていうパターンの人が多いのだろうか。
以下は、感想です。
多少のネタバレもあるので、これから映画観る予定の方は、
御覧にならない方が賢明です。
新海監督の作品としては、
「君の名は。」を観て、「言の葉の庭」を観て、その後の今作品。
「君の名は。」が大衆的だったのに対し、
「言の葉の庭」の女には「ん?」と感じましたが、
この間の「君の名は。」の地上波放送を観て感動した後に
「天気の子」を観に行ったら、同じような不完全燃焼感を抱きました。
「君の名は。」みたいな感動を期待して観に行くと裏切られるかもです。
監督自身、賛否分かれると仰ってますよう、この結末は意見が割れると思います。
自分は終始、帆高君には感情移入できませんでした。
むしろ、須賀さんよりなのかな?
年齢も年齢なので、どうしても純粋な少年の心が分からない。
そこで銃撃ったらダメだよー。
猫のエサ硬くねー?
お前は居候かー、太宰治の人間失格の葉蔵かー。
いやいや、なんであなたリーゼントなんスか!?
陰鬱な空気感の中にも、、クスッと笑えるところがあって、
そこは面白いんだけど、あらゆるものを犠牲にしてでもその選択をするのか
というところにエゴイズムを感じてしまいました。
愛ってそういうことなのかな?
俺の考えが凝り固まってるのかな?
観終わった後、色々と考えさせられる映画です。
命の恩人に銃を向けるかねぇ・・・
須賀さんに何回助けてもらってんだい。
ラストのあの場面で行けよといった須賀さんを僕は尊敬したい。
レールの上を走るシーンは狂気を感じたけど、
あまり現実と比べすぎると、映画を楽しむ上では障害となってしまいますよね ^^;
純真、まっすぐという帆高の象徴的なシーンだと思いました。
ただ、それがまっすぐ過ぎて、他の方向があまりにも見えていないというか、、、
お天気にしてお金もらってたのはなんだったんだろうか。。。
ツイッターを見てると、ホントに賛否が分かれてる作品なので、
気になる人は、観て下さい、自分の目で確かめて下さいと言いたい。
映像と音楽は無論素晴らしかったので、話に共感できなくても十分楽しめます。
真夏にそんなことある!?
雲の上の世界スゲェっ!
ってなります。
雨の映像は本当に綺麗でした。
花火大会も観れましたし。
今年も異常気象のニュースが散見され始めているので、
年代によっては不謹慎だと思われるかもしれませんが、
まだ新海監督の作品に馴染みのない方は、是非ご覧になって、
世界観に浸って頂きたいです。
日常の風景があんなに輝くのって感じたことないですからね。
RADWIMPSの音楽も素晴らしいです。
グランドエスケープ、めちゃくちゃ良い曲です。
方向性が違うから比べてもしょうがないんだけど、
映像と音楽は前作に負けず劣らずです。
ですが、そこから先は-
観る人によって抱く感想が異なると思います。
僕はこう思う。
いや、私はこう思う。
人それぞれ違うはずです。
この見方が正しい、という訳でもないでしょう。
本編で語られてない部分も多いので。
見る人によっていかようにも解釈できるのもまた魅力だと思います。
気になる方は是非!!