部活ってなんでやるの？
体育系の先生たちからしたら「もっと厳しくやらなきゃダメだよ！」とか言われるけど、
私はやりたくてやってるわけじゃないし。
ってか部活やる暇あるなら授業で全員に理解させる工夫を考えろよ。
毎日の授業で全員に社会性を見つけさせる授業をする工夫をしようよ。
授業を後回しにして部活って何のための教員だよ。
通常の６時間までの学校生活じゃ頑張れない子の活躍する場を保障するため？
子どもの可能性を広げるため？
なんのかんの言っても部活だって教育活動でしょ。
顧問の言うことが守れないから怒鳴りつけたり、罰を与えたり、
授業と学校生活で同じことやるんかって思います。
私は罰は嫌いです。民主的な国民を育てるのに、罰を使う必要は無いと思うからです。
なぜそうしなくてはいけないか教えてあげれば子どもは分かる。それでもやらない子はやらせなきゃいいのに。
でも部活は「やりたい子が集まるんだから」という言葉を枕詞にしても、何かおかしい。
保護者も何かおかしい。
「部活なんだから厳しく。毎日。朝早くから夜遅く。通常の授業でうちの子は頑張れないから。ついていけなかったら多少殴ってもかまいません。」
みたいな、よく聞くセリフです。
授業で同じことしたら怒るのに。
保護者も自分が経験したことしか知らないし、「そうあるべきだ」と勝手に思い込んでる。
顧問も「そうあるべきだ」と自分が経験してきた練習を、指導している場合が多いと思う。
「これが一番良い」って。
私は体的に休みが無いと倒れてしまうので（昨年２度倒れましたし）、熱心にはやりません。
別にそういう部活があったっていいでしょ。教員の自由裁量なんだから。
保護者の熱望があるけど、じゃあ参加してくださいよ。
「なんで部活なのにやってくれないの？」じゃなくて、「私たちもやりますよ」じゃないと。
いずれ部活は地域社会に放流すべき物だと私は思います。
地域の教育力も弱まり、子どもも少なくなり、隣の家の子とは違う学校に通うのが当たり前になった現状があり、
教員が忙しく、部活がかなりの負担となり、授業がおろそかになり、そしてボランティアという名目で無休と無給で事故があれば顧問個人が責任を負わされる現状に、教員が部活をやるメリットが無さ過ぎる。むしろリスクしか残らない。
それなのに「学校が学校が」っておかしいだろ。
多様な部活をやりたければ、多様な知識や経験を持つ保護者たちに部活を作ってもらうのが一番いい。
そして、保護者たちで部活を見ていく。
そうすれば、地域のスポーツとして根付いていくし、競技への関心も子どもだけじゃなくて、子どもがいない家庭の大人も関心を向けられる。
教員はその保護者が主として活動している部活動に「参加することができる」でいいと思う。
部活で頑張る子を絶対教師が最初から見て評価する必要ないと思う。
そうすれば、教員に払われる土日の微々たる特別勤務手当と、事故の際の損害賠償を行政は確実に負担しなくてよくなるし、教員の負担は減り、精神的負担も減り、これは完全に個人的な予想だけど、精神的な病になる教員も減ると思う。
授業の質が上がるかは不明だけども。
少なくとも「部活がやりたいから教員に」といった志望動機の教員はいなくなるだろう。
全国大会優勝経験者の教員ですら部活中に事故を起こすのに、何が教員の競技の専門性だ、と思う。
部活はやらなきゃだめって、思い込んでる教員が多すぎる。
体育科はそれでもいいけど、
別に「授業で部活の子が助けてくれる」とかそんな授業をそもそもしたくないし、
「部活指導ができないと学級経営ができない」とか、部活はしなくても学級経営はできるし、
とにかく自分で自分を忙しくして、それが「教師の仕事であり、責務だ！」という価値観とトンデモ理論を押し付けてくる教員が多すぎる。
どれだけそれで教員が離婚したか、結婚できないか。
（別に結婚が幸せのバロメーターではないけれども、一つの指標として）
私の顧問はそうだった。
全国にいくために熱心に指導してくれたけど、離婚理由が「部活動で家庭を放置したため」なんて、生徒からしたら心苦しいったらありゃしない。
別にそういう教員がいてもいいけど、そうじゃない教員がいてもいいでしょ。
まあ最後は「悪ガキを町で悪ささせないためには、部活で押さえつけて、有り余った体力を生かして有用感や達成感を！だから部活に打ち込ませるしか無い！」という謎の理論で多くの人が納得するんだけどね。
勤務時間外の部活までやって、この給料であり、授業と部活と事務仕事が要領よくできない教員が倒れて消えていくのは止む無しっていうんなら仕方ないけどさ。