ピント位置の調整 [コリメーター法] | ちんちくりん的視点 “warped view”

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久々の更新がワケワカラン記事ばかりでスミマセン、、、
(一応、作業記録として残しておきたいので)



ペンSのピントをもう少し追い込んでみたいと思い、いろいろ調べてみました

正確なピント調整には、コリメーターという機器を使うそうです

無限遠から放たれた光(太陽や月や星)と同様の完全な平行光線を出す装置、、、だそうで、くわしくはよくわからないけれど、なんとなくは、、、?


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(大関通夫氏の著書より、自作コリメーターの概念図)

で、結論から言うと、素人に厳密なピント調整はデキマセンということでした_(:3 」∠)_

それでは身も蓋もないので、素人に出来る範囲内での最善策は、、、?

ということで、望遠レンズと一眼レフカメラを利用した手軽にできる簡易コリメーター法というのを発見したので、試してみました

[使うもの]
⚫︎一眼レフカメラ
⚫︎100mm以上の望遠レンズ
⚫︎ピントグラス
⚫︎三脚
⚫︎照明器具

(1)ピントグラスに先の細いペンで十字印を描き、フィルム面にセットします

ピントグラスには、すりガラスやサンドペーパーで擦ったプラ板などを使うらしいのですが、印を描きやすい方がいいので、今回はトレーシングペーパーを利用してみました

ピント調整するカメラのフィルム面に、描いた面をレンズ側に向けて貼り付けます

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(2)絞りを解放、シャッター速度をバルブに合わせ、ケーブルレリーズなどでシャッターが開いた状態に固定します

あらかじめ距離環は外しておきます


(3)一眼レフ(計測機)に望遠レンズを取り付け、計測機のピントを無限遠に合わせます

今回、一眼レフはニコンD300s、レンズはAF-S Nikkor 70-300mm 1:4.5-5.6G を使用しました

まず、計測機のピントがちゃんと無限遠に合っているかどうかが重要です

この日、ちょうど月がきれいに出ていたので、月にフォーカスしてから、その位置で動かないようにピントリングをテープで固定しました

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∞マークの位置でピッタリ合ってました

ピントリングはさらにもう少し回りますが、回しきるとピントがズレてしまうので要注意


(4)被検機とレンズどうしが真っすぐ向かい合う位置で固定し、被検機の裏側からピントグラスに向けて光を当てます


ふたつのカメラの光軸がほぼ揃っていればよく、距離は気にしなくてよいようです

無限遠で合わせるのだから当然か、、、

なるべく近い方が作業がやりやすいです


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セッティング完了

一眼レフを覗きながら、ペンSに手が届く距離でグッ


(5)計測機のファインダーを覗いて、十字印がシャープに見えるように、被検機のピントを調整します


計測機のファインダーをのぞきながら、十字がシャープに見えるように、ペンSのピントを合わせていきます

遠くの景色に合わせるよりも、この方がピントのピークがつかみやすいです

測定機で撮影した画像を拡大して確認しながらやると確実です


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合いましたキラキラ


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ピントグラスを通過した光が、被検機のレンズを通って平行光線に変わり、無限遠に合わせてある計測機に十字印の像を結んだ(この時、被検機のレンズは無限遠に合焦している)、、、ということだと思います、たぶん


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距離環を取り付ける前に、測定した位置を赤でマーキングしました(赤矢印)

黒(青矢印)が前回、目測で風景に合わせた時のマーキングです

ちょっとズレてますね、、、

もう一度ルーペで遠景を覗いてみると、

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んんんん????

なんか、合ってないような????

若干の不安を抱えつつ、再々の試写へ、、、



結果はまた後日


〓ちん〓


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