日常 OF THE DEAD

日常 OF THE DEAD

総合自分自身芸術家
炬燵の王様チョップ・イチロットン
オフシャルブログ

Amebaでブログを始めよう!


今回の件でわかったはずだが、

いかに我々が「他者」と共に生きているかってこと。

そう、コロナの感染力は我々が「ひとつ」であるということの証明だ。

たとえどんなに嫌でも、普段から我々はお互いに飛沫による体液や細菌の交換をしている。

つまり、細胞レベルで皆つながっているってこと。


だから、どこかで誰かが感染したとか、何処どこの店で感染者が出たとか。

噂レベルで詮索したり、デマの情報を流したりするのはやめよう。

それは、かつての魔女狩りや、漫画デビルマンのようである。

我々は過去の失態で学んできたはずだ。


人類は「1個体」、「原人間」として単体で新陳代謝を繰り返しながら永久に生き続けていくという道も選べたはずだが、

何故にこうやって「多数の個体」に別れたか。

それは、今回のような地球規模の異変を想定していたからだ。

個体だとすぐに終わってしまうからだ。

多数に別れたのは、その状況に対応して進化し、種の生命を持続させるためなのだ。

個々の不連続が全体の連続を支える。

つまり、我々は「永久に死なない」(中嶋らもエッセイ『人は死ぬとどうなるか』より)


そう、普段の我々は個人個人別ものだと感じているけど、

上に書いたように、実は肉体レベルでも「ひとつ」だ。

動物も、植物も、虫も、ウジ虫も、細胞も、ウイルスも、

全部でひとつ、「地球」だ。

今は、そりゃマスクをして、2メートル離れて接しなくてはいけないけど、

必ずいつか、いや、できることなら近いうちに、みんなが気兼ねなく手をつなぎ、ハグし、抱き合い、歌い、酒を酌み交わせる、そんな時が来る。


いや、もうみんな気づいたはずだぜ。

ジョンや清志郎が言った精神論での「世界はひとつ」と同様に、身体もひとつ、

自分自身が地球なんだってことに。


本当の世界平和。

きれいごと上等!

最底辺弱小芸術家


昨夜、「本を出したい」と言う人に会った。
話を聞けば、自費出版でもいいから本を出したいのだという。
いや、新人文学賞で賞を取るか、そこそこ世間で名が通っている人でない限り、そうそう自費出版以外で本など出せないのだけれど、とか思いながら聞いていると、
でも、別に書きたいことは無いと言う。
表現したいことも別に無いと言う。
ただ「本を出したい」という漠然とした思いだけがそこにはあるらしい。
では、文賞は得意なのか? と問うと、「長文は苦手だ」と言う。
なら、散文や詩、又は短歌や俳句は書けますか? と訊くと、それは尚更難しいと言う。
そりゃそうだ。
文章を書く人間からすれば、文は短くなればなる程に難しい。
何故なら、長文はそこに「説明」を入れることが可能になるからだ。
俳句のあの短い言葉の中に世界を込めることこそが、文学の最終到達点だからだ。

文章が書けない。
でも、本が出したい。
僕はその気持ちがすごくわかる人間だ。
何故なら、中学生の頃の僕の夢のひとつがそれだったからだ。
その頃は、特に書きたいこともなかった。
もちろん、人生経験もないし、書けるようなこともなかった。
只々、ひたすら想像したいろんなバカなことを、ノートやチラシの裏に書いては、いずれ本になったらいいなと思っていた。
そう、僕は「本を出したい」ではなくて、「本に“なりたい”」と思っていたのだ。
ただの「本ファン」だ。

そして、その人は僕に「自費出版って、いくらくらいかかるんですか?」と言った。
僕は、それはそれぞれですよ、例えば表紙の装丁や原稿の編集やらも自分でやればそれなりに安くなるし、逆にそこにお金をかければ本としては立派なものができるし、
ただし、自費出版で本を出すには、それなりの覚悟がいりますよ、と。
そう、その部数に見合った友人知人がいれば別だけど、そこそこの量を印刷すれば、僕のように自室の押し入れ、本棚のひとつを自分の同じ本でいっぱいにするくらいの、
そんな覚悟が必要ですよ、と。

でなければ、手書きの原稿か、コンビニのコピー機で印刷した紙を自分で綴じて、自ら本を編んで、例えば、昔の売れないフランスの詩人や日本の歌人みたく、それを路上に座って売るような、それでもいいんじゃないですか、と。

本を出すなんて、やろうと思えば誰だってできること。
問題は、その覚悟と、想いと、情熱と、熱風と、セレナーデだ!

などと、酔っ払って熱く語っていたら、その人はいつの間にか焼き鳥を食べてさっさと帰ってしまっていた。

太宰よ、安吾よ、中上健次よ、
僕に1作だけ小説を書かせてくれ。
飲み屋で若者相手に酔って一丁前な講釈を垂れているだけの、この僕に。
そしたら、僕は本当の意味で「本になれた」と言える。



【スタンス】


非差別主義者

罪を憎んで人を憎まず

座頭市

ビートたけし原理主義者

アントニオ猪木イズム

青い心

キリスト

アナーキスト

夢想家

ジョン・レノン

中島らも

いいんだぜ

反原発

反戦

フラワーチルドレンチルドレン

誰の上でもなく誰の下でもない

革命家

表現者

自由

世界平和

きれいごと上等!

口喧嘩上等!

芸術バカ一代

炬燵の王様