Raster Eyes | 刹那-the Everyday Messiah-

刹那-the Everyday Messiah-

紡がれた言葉が、刹那でも皆様の心に残れば……

眠れない夜にひとり 外に出る

雲の隙間から見える 星空を

 

いつかの丘のように手を伸ばしたら

届く気がしたんだ 時は過ぎていく

 

モノクロだった現実に色を乗せ

今ではまばゆいほどに鮮やかで

 

昔傷ついた心を引きずって

思えば遠くまで来たものだ

 

前を歩いてる背中を必死に辿ってきて

子供の頃より少しは背が伸びたかな?

目で見えるものが全てじゃない よく知ってるから

僕は僕のまま生きていく まっすぐ前を向いて

 

一人きりで抑え溜め込まなくていい

弱い僕だけど 君の弱さに寄り添いたい

 

うずくまる君の頭を優しく撫でた

その瞳からだけは光が消えませんように

 

目では気づかないくらいに大きくなったね

別れを乗り越えしっかりと歩き出せたね

目で見えるものが全てじゃない よく知ってるから

僕は信じよう 僕を見る 君の強さを ずっと

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

なんだかんだとお久しぶりです、銀城蘇芳です

今回はみんとすさんの小説「暗黒と少年」の教育師・ガネ・イッドをテーマに書きました

 

特異な眼をもつせいで悲惨な子供時代を過ごしてきたガネさん

尊敬できる教育師に出逢えたことで成長し、本編では屈指の実力を誇る教育師の代表ともいえる活躍をしています

 

以前書いた詞はガネさんの子供時代にフォーカスを当てたので、今回は大人になってからのガネさんの成長を書きました

同時に本編と同様に主人公であるザイ君を守り導くような(ラオ君とは違う意味で)兄ともいえる存在ということを意識しました

 

教育師としても、人生の先輩としても、常にザイ君に背中を見せ、進む道を示してきたガネさん

自身も目の前の大きな背中を目指してまっすぐに人生を歩いていく…………

これが屋敷生と教育師の理想の関係なのかなと

願わくば、本編の後もザイ君達を強く導いてほしいです

 

 

みんとすさん、詞を書かせてくださりありがとうございます。

それでは、遠くない未来に

 

暗黒と少年 本編(小説家になろう)

https://ncode.syosetu.com/n3411di/

 

暗黒と少年 インタールート(番外編)(小説家になろう)

https://ncode.syosetu.com/n8514eg/#main