旁(つくり)の部分は

軍行の際

軍社に祭った

祭肉のことで

これを奉じて行動するのである。


軍を分って行動するときは

肉を頒け与えるので

“遣”という。

遣肉を受けて敵を追うのを

「追」といい

敵を追撃することをいう字である。

(白川静著 『字通』より抜粋)





いい意味での
“あきらめ”。




追う方
追われる方


立場が変わると
こんなにも
気持ちも変わるのか?
と、思うことがある。






追われる方は

追撃に少しでも
脅威を感じた瞬間


同時にプレッシャーが
生じる。



可能性を秘めながらも
半ば捨て身の分?

逆に気持ちの上で
追う方は有利ともなり得る。



(戦いを)
終えてみたら

勝たねば!

プレッシャーを
僅かにでも
背負ってる方が負けている。



先を走っていても
追う方が
その背中をめがけて
追撃する。
 


その時の

祭肉とは


それぞれに
何なのだろうか?




『感じる書』アーティスト 石川呼穹