神霊に訴える文。



「檄」の旁の部分は

白骨化した頭顱
(とうろ=ドクロ)

殴つ形。

これを殴ってその呪霊を激し

他に呪詛などを加える方法で

刺激・激烈の意を源義とする字である。

木簡に罪状などを書するものとして

ふれぶみに用い

その文を“檄文”という。




生きていくうちで

どうしても

逃れられない

事情がある。


今の状況を

どのように捉え

そこから

どのような対応を

選択するか?

が、大切であり

真摯に

かつ前向きに

向き合うことは

対応策という次元でなく

自分への檄である。


ふれぶみの

受け止め方次第では

苦い薬も

生きていく力になる。


良薬になり

いつか

腹の底から

笑い飛ばしてやりたい。


ならば

どうする?を今のわたしに

叩きつける。



2月15日の一文字


「檄」


『感じる書』アーティスト 石川呼穹