治療効果の高さと、リスクの少なさの関係 | 精美スキンケアクリニックのいきいきワクワク情報ブログ

 

先ほどのシワ取り治療を例にとって、次に治療効果と治療に伴うリスクについて簡単に説明しておきましょう。
 

この場合、効果とはもちろんシワが消えることです。次にリスクとは、
①身体へのダメージがあること
②術中・術後の痛みがあること
③術後の安静・休養期間が必要なこと
④術後の色素沈着など、合併症が残ること
⑤はん痕が残ること
などがあります。
 

効果がより大きく、リスクがより小さい治療が〝ベスト?なのですが、これまではそうした理想的な治療法はありませんでした。

 

そのため、治療効果のメリットと、リスクというデメリットの両方を検討して〝ベター”な治療法を選んできたのです。


わかりやすいように、フェイスリフト手術とケミカル・ピーリングによる治療を例にとりましょう。
 

フェイスリフト手術は、治療効果という面ではもっとも期待できますが、その反面、身体へのダメージや術後の痛み、長期にわたる安静・静養が必要などのリスクが伴います。

 

さらにフェイスリフト手術では頭髪のなかや耳のラインに沿って切開するため、その手術跡はほとんど目立ちませんが、それにしても手術跡が残ってしまうというデメリットが生じてしまうのです。
 

反面、ケミカル・ピーリングは、こうしたリスクはほとんどありませんが、シワを取る効果という点では、大きな期待はできません。

 

こうしたジレンマを何とか解消しようとして医師や研究者は努力してきました。


その結果、美肌レーザーや深層美白レーザー、シワ・タルミ取りレーザー、美白レーザーなどは、かなり理想に近づいた治療法といえます。
 

つまり、シワを取る効果の面ではフェイスリフト手術に近く、リスクという面ではケミカル・ピーリングとさほど変わらないのです。


現在、わたしたちのクリニックでは、シワ取り治療においては、これらの機種による治療がメインになっていますが、それにはこういった理由があったからです。

 

そして、これらの機種のなかから、さらに効果とリスクの両面を考えて、患者さまと一緒に最適な治療法を選んでいくのです。