アレルギーライフ☆2 | 介護と私とColosseo(ヒーリングと石鹸の家)

介護と私とColosseo(ヒーリングと石鹸の家)

子ども二人。孫三人。
夫は要介護5の重度障がい者になって6年目。
色々大変なこともあるけど
地球を大切に、自然と共に、大地を癒し、穏やかに生きていけるように。
日々の記録を残してます。

はいっ、アトピーを持って産まれてきた私の幼稚園~のお話です。

この頃は、まだ自分がアトピーっていうことを理解してない時期ですね


両手首、両肘の内側、両膝裏、背中、両耳たぶあたり、両唇端・・・アトピーって左右対称に出るんです。何でか知らないけど。
小学校低学年くらいまでは、これらの部分に、掻き傷がいつもありました。
顔にはまだそんなに症状はなかったです。


両親は、私が掻きだすと、「あー、もう掻くな掻くな」と言うので、ハッ!と気づいてやめるんだけど、又掻くでしょ。そして又止められる。又掻く・・・で、最終的に手を押さえられるんです。「痒くないと思いなさい」って言われたりね。
無理ですけど・・。


掻くと眉間にシワを寄せて、怖い顔で注意されるのって、漠然と怒られてる感があって、そのたびに、恥ずかしい事をしているみたいで、シュンと下を向いてました。




アトピーのうえに、体が弱かったため「ダメなこと」がいっぱいありました。

* 早く寝ないと熱がでるよ
* そんなの食べたらじんましんが出るよ
* 車に酔うから綾子はお留守番よ
* この薬飲まないんだったら注射よ

体に関係無いところで、「災害編」

* 雨がいっぱい降ると洪水で家が流されるのよ(雨の日に幼稚園に行くのは本当にいやでした)
* 台風が来ると窓ガラスが割れて、すごい風が入ってきて家の中から屋根が飛ばされる(台風に限らず風が強いと落ち着かなくなりました)

「社会編」
* あの道より向こうは行ってはいけない(人さらいがいるから)
* よそのお家には絶対上がってはいけない(あがって遊んでいいよ、といわれてもうまく断れず、走って逃げてた)

もう、笑っちゃうでしょ!ちょっと恥ずかしいです。
幼稚園児ですよ!恐怖と不安しか残らない発言でしょ。何より、今私がこんなに覚えているってのは・・当時の私がいかに衝撃を受けたか・・・他にも色々このての事は言われてたんで、毎日かなり緊張してたんだと思います。


親はきっと、善意?しつけ?そういう気持ちで言ってるんだと思うけど、受けた恐怖感で、ちょっとしたことでキーキー泣いてたし、泣くと怒られたし・・・そういう不安定な心の状態はおそらく「掻く」ことにつながってたと思うんです。



でもね、
母が忙しくない時間とか、寝る前なんかに、私が痒そうにしている時、母がさすってくれることがありました。
さすってもらうと落ち着きましたね。スーッと眠りに入れました。

痒い所をさすってもらえば心地よいし、手で触れてもらうってのは安心するんでしょうか。いつもそうしてくれる訳ではないのですが、たまにそうしてもらうと、本当に気持ちが落ち着いた感覚は今も覚えてます。


ゼヒゼヒお子さんが痒そうにしていたら、ちょっと面倒で大変だけど、できる範囲でさすってあげて。話しかけなくてもいいから、ちょっと強めにさすってあげて。掻いちゃダメって言うかわりにね!

* すごく重症なお子さんには、もっと細かいケアが必要です。ここまで書いたことはあくまでも私自身の体験からで、症状が比較的軽い頃の内容です。不愉快な気持ちを持たれる方がいらしたらごめんなさい。



私も子どもが小さい頃、不安がらせて言うことを聞かすって、何度もやってるんですよ。洗脳してましたね。


スピリチュアルなことや、意識のことをあれこれ知った今は、我が子に悪かったな~って思うことも多く、もう遅いとこもあるだろうけど、不安になるようなことは言わないように気をつけないと・・・って思ってます。



きっとアトピーの人って、体も心もデリケートで、ルールを守ることとか、
認めてもらいたくて無理をする(方法は必ずしも一般的な頑張りかたじゃないかもしれないけど)人が多いんじゃないかと思います。

あ、この頃薬って殆ど使ってないんです。風邪薬、解熱剤、下痢止め、酔い止めなんかが優先されてたんで。



次は小学校高学年~中学生
急に悪化していきます。ステロイド登場です!