相談の育つ土壌 | ギャン父、毒母からの解放。アラフォーからの自分生き直しブログ

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自分の言葉で自己表現し、今と未来をより良く生きていきたい。回復途上ですが相談援助のお仕事もしています。書くこと話すこと…対話を通して人生の課題と向き合うお手伝いがしたい。ゆっくりまったり生きづらさから回復しながら生きてゆくのもいいもんだ♪

ソーシャルワーカーこまり。です。

丁度1年ぐらい前にちょっと愚痴っぽく書いてます(-_-;)

わが町にソーシャルワークはあるのかいっ!

今年度はあまりガツガツせずに(⁈)
相談の中身やケース件数もマネジメントして徐々に相談支援事業所1本に絞っていきました。
居宅介護支援事業所を12月で閉めることにもしました。

途端に??なのかどうなのか
この1月から結構難しい相談が続きました。
例えば…
障害福祉サービスや地域支援事業などの現在の枠組みではどうしても解決しないニーズ
多職種、他機関の本気の(!)連携が必要なケース(相談支援専門員だけではお手上げ!)
特に教育、児童分野と協働が必要なケース
等々。

中には県を超えて調整が必要そうな相談まであり、
(結果そのケースは現在の居所の相談支援にもうちょっと頑張ってもらうようにしましたが…)

ずっとずっと前、相談支援が始まる前に
ケアマネジメントの私のお師匠様の研修を受けた時のこと

「地域支援事業の要綱は見直されるためにある!要綱になければ作ればいい。役に立たない要綱を見直しもしないのは行政の怠慢だ!」
と、言われていたのを思い出した。
本当にそんなにがっぷりよつで障害者福祉に取り組んでくれる市町村なんてあるの?
と疑っていましたが

今年度私のかかわったケースでは
二つの市町村が
取り組んでくれました。
私は県内外含めて10以上の市町の障害福祉担当とやりとりさせていただいているのですが、
地域支援事業の要綱の見直しをしてくださったり
地域課題として相談支援部会や地域自立支援協議会でガチで検討してくれたり
非常に嬉しく思っています。

他にも子どものことについて教育と福祉との合同の検討の場を持ってくれる市、
「これはどうなってるの?どうにかならないの?」と、課題を投げてみると
きちんと回答を頂ける市もあって

相談支援専門員も書類ばっかり作らされるんじゃなくて捨てたもんじゃないなあ、なんて思います。この地域は行政や自立支援協議会がちゃんと相談支援専門員に仕事をさせている地域だと思います。サービス等利用計画作成だけじゃない仕事を。
忙しい年度末ですがもうひと踏ん張り。
来年度からの要綱改正が整ったら
私の調整しなければならない仕事も増えるという
嬉しい悲鳴を上げています(^^♪

一方、
「わが町にソーシャルワークはあるのかいっ!」で
毒づいた地域は…
変わんない。ほんっとに変わらない!

個々の関係機関にはとても優秀な専門職やセンスのある相談員いたりするんですけどね。
地域として相談が育っていかない、仕組みが生まれない
つまりは相談支援専門員にサービス等利用計画作成「だけ」させている地域です。
御多分に漏れず、介護支援専門員には「居宅介護支援計画作成と給付管理と地域ケア会議の資料作り」だけさせている地域です。
計画作成も給付管理も結構ボリュームのある業務ですのでそれをするだけでも大変やし、ケアマネの中心業務ということはやってる人間なのでよくわかりますが…
つまりはケアマネに声をあげさせてない、あげても聞く耳持つ人がいない、地域を語る場がない。
地域課題って絶対出てくる。それにいち早く気が付くポジションにいるのは相談支援や居宅介護のケアマネなのにね。

個人練習しかしない吹奏楽部のようです。
全体を合わせて合奏する機会がないなんて、やりがいないじゃないですか。
あ、一年たった今も愚痴になっちゃいましたけど。

それだけ取り組み次第で地域って変わるということです。
相談の育たない土地では福祉からのアプローチではなく、別のルートからのアプローチが必要かもしれません。
それはそれで面白いかも。