英国スタイルのローストビーフには欠かせないのがこれです。
ヨークシャプディング
プディングと言ってもスイートのプリンではありません。英国風の甘くない薄いパンケーキ(クレープに類似)の生地を、焼かずに油で揚げたようなものです。
簡単で、しかもコツさえつかめば失敗なく焼けるこのレシピは、第5回クッキングリッシュの会でローストビーフと共にご紹介したものです。
<材料 4個分>
サラダ油...適宜
小麦粉...75g
塩こしょう...適宜
卵...1個
牛乳...75ml
水...55ml
サラダ油...適宜
小麦粉...75g
塩こしょう...適宜
卵...1個
牛乳...75ml
水...55ml
<作り方>
1.オーブンを220度で予熱。サラダオイルを型に分厚く(3~4mmの厚さ)にひき、予熱の済んだオーブンで10~15分熱す。牛乳と水を混ぜ合せておく。
2.小麦粉に塩こしょうを加えふるい、卵、牛乳+水を加え混ぜ合わせて生地を作る。
3.1の型をオーブンから取り出し、おたまで2の生地を1/4ずつ一度に型全体に広がるように流し入れる。(数回にわけて注ぎ入れると歪な形に焼き上がります。)油が冷めない内に手早く作業する。
4.3をオーブンの最上段に入れて約20~25分焼く。(ガスオーブンの場合火力が強いので、火加減、焼き時間の調整が必要です。)
5.焼き上がったヨークシャプディングは、真ん中のくぼみにたまった油をしっかり切る。
型にオイルを分厚くひき、オーブンでしっかりと熱すること。油の温度が低いとうまく膨れません。また、熱した型には、油が冷めない内に手早く生地を流し入れることがコツです。
下の写真は第5回クッキングリッシュの会で焼いた時のものですが、典型的な“失敗例”です。
生地を数回にわけて型に流し込むと、この写真の通り歪な形に焼き上がり、真ん中が陥没したヨークシャプディング独特の形には焼き上がりません。
型に流し入れる生地の量を予め予測し、注ぎ足しせず一度に型全体に広がる様に流し入れるのも大事なコツです。
私の使っている型はヨークシャプディング専用型です。日本では専用型の入手が困難なので、タルト型やマドレーヌ型などを代用して下さい。ちなみに専用型のサイズは、約直径10cmx深さ1.5cmです。
ローストミールの時はオーブンがフル回転することになるので、私はまずヨークシャプディングを先に焼き、肉やポテトが焼き終わるまで焼きおきします。そしてテーブルにサーブする直前、再びオーブンに入れ3~4分温め直します。
下の写真は、昨年のクリスマス我家でローストビーフを焼いた時のものですが、この時は同じ分量の生地を、100均の20cm近くある浅いパイ型に流し入れ、大きなヨークシャプディングを2つ焼きました。
英国ではこの様に、大きなヨークシャプディングを焼き、その真ん中のくぼみにローストビーフを入れたり、またソーセージを並べて一緒に焼いたり(トウドインザホールと呼ぶ料理)もします。
こちらの記事は2009年7月24日、『今日のいちおしレシピ』として、レシピブログさんのサイトトップページでご紹介して頂きました。有り難うございました。