こんにちは。株式会社コルコル代表、食育コンサルタントの伊藤協子です。

 

 

2024年1月末、

韓国ソウルからの留学生が

我が家にショートホームステイにやってきて、

人生初のホストファミリーを務めました。

 

 

食事や観光などの記録、感想を綴ります。

 

 

  背景

 

私自身は、

大学1年の夏にイギリス・オックスフォードに約1ヶ月ホームステイをして、

大学3年からアメリカの大学に編入・卒業をしたこともあり、

子どもが生まれた時から、海外にホームステイか留学に行ってほしい、

そして、私もホストファミリーを体験してみたいと思っていたのですが…

 

娘たちが中学に入学してからコロナ禍になり、

海外研修プログラムが中止になったり、

次第に勉強・部活が忙しくなってきて、

国際交流の機会が激減してしまい

なかなかタイミングが難しいかなと思っていたら、

 

昨年2023年から学校のプログラムも少しずつ復活してきて、

春に長女がニュージーランドに1ヶ月のホームステイ研修へ、

 

 

 

そして、次女は韓国ソウルに一週間のホームステイに行き、

 

 

 

次女の方は、交換プログラムだったので、

ソウルでお世話になったバディのお嬢さんが今回来日し、

我が家が一週間ホストファミリーになったというわけです。

夢の一つが叶いました!

 

 

 

  韓国人留学生はどんな子?

 

韓国人留学生のセウォンちゃんは、娘たちと同じ年でソウルの高校に通う高校一年女子。

 

お父さんの仕事の関係でLA産まれで7歳まで住んでいた帰国子女で

韓国語・英語のバイリンガル。

日本語はあまり喋れず、今回は語学留学プログラムではなかったので、

コミュニケーションはほぼ英語、

娘たちは韓国語も使って話していました。

 

次女から聞いていた通り、ちょっとおとなしくまじめな子という印象でしたが、

とても賢くしっかりしていて、常に空気を読んで慎ましやかで、

質問にも一生懸命答えてくれて、たくさん話すことができました。

 

大手韓国企業に勤めるお父さん、

専業主婦のお母さん、

大学生の兄、小学生の妹の5人家族。

 

日本のアニメ・漫画・芸能など特に推し活しているわけではなく、

見聞を広めるために交換プログラムに申し込んだ様子。

好きなことはドラマ鑑賞やダンス。

苦手な食べ物は「生魚」、アレルギーはなし。

食べたいものは「焼きそば」「一蘭ラーメン」その他はおまかせしたい。

行きたいところは「新宿、ドン・キホーテ、サンリオ、新宿高島屋」その他はこちらのおすすめでお任せしたい。

とのことでした。

 

 

 

  スケジュール

 

 

今回のスケジュールはこんな感じでした↓

 

 

①日目(木曜日):羽田着→バスで浅草観光→次女の学校に到着し面会→駅まで車でお迎えし我が家に到着→夕飯

 

②日目(金曜日):朝から次女の学校に登校・学校ツアー・見学→ウェルカムランチパーティー→着付け&茶道教室→次女の部活に参加(ダンス部)→帰宅後夕飯

 

③日目(土曜日):次女と新宿観光・ショッピング→お昼はラーメン「一蘭」・夕方パンケーキ→帰宅し夕飯

 

④日目(日曜日):次女と原宿・渋谷観光・ショッピング→竹下通りでクレープ・お昼は渋谷「しゃぶ葉」→夕方から家族全員アテンドでクイックドライブツアー(六本木→国会議事堂→省庁街→皇居→東京タワー→銀座→歌舞伎座→晴海→お台場→レインボーブリッジ)→家の近所のもんじゃ・お好み焼き屋で夕飯

 

 

⑤日目(月曜日):学校プログラムで東京ディズニーランド→帰宅後夜食

 

 

⑥日目(火曜日):次女の学校に登校しフェアウェルセレモニー→羽田発帰国

 

渋谷

 

東京タワー

 

東京タワーの1階でなぜか仮面ライダーと

 

銀座

 

歌舞伎座

 

お台場

 

もんじゃ屋さん

 

ディズニーランド

 

 

 

  お気に入りは何?

 

 

セウォンちゃんが一番行きたがっていたのは新宿でしたが、

行った中ではやはり若者の街渋谷、

特に「メガドンキ」がお気に入りだったみたい。

 

でも、家族みんなで行った

ドライブ観光ともんじゃ屋さんが一番楽しかったと

最後に言っていたそうです。

 

家族の中では鎌倉などの案もあったのですが、

東京に来てくれたのだから東京を見せたかったし、

月曜日の一日ディズニーランドで疲れるだろうからと、

車でゆったり休みながらまわれるクイックドライブツアーを企画したのでした。

 

これは、相談した友人たち2人から「はとバスクイックツアーが良かった」と勧められたので、その案をお借りしました。

喜んでくれてよかった!

 

ちなみに、日本のお土産で買っているものを見ていたら、

お菓子・グミ・カップ麺などが人気のようで、じゃがりこ、ピュレグミ、どん兵衛、まるちゃんなど仕入れていました。

これらは、次女が韓国にステイする時にお土産で持って行ったものだったので、気に入ってくれたようでした。

 

そして、滞在中は、

お餅が入っているお菓子、雪見だいふくやコンビニスイーツコーナーのもち入りスイーツなどを買っていましたよ。

 

 

  家での過ごし方

 

 家では普段は物置と化している畳の客間を片付けて

個室として使ってもらいました。

 

 

 

夕食の後にお風呂に入って、

リビングで一緒にテレビを見ながらお喋りしたり

アイスを食べたり、

ワイワイしたりもしていましたが、

疲れている日は部屋でゆっくり過ごしたり

韓国の家族と電話したりもしていたようです。

 

 

  食事について

 

 

ホストファミリーをするにあたって、

学校の事前説明会で、

「普段通りの日本の家庭を体験させてあげてください」

とのことだったので、

いつもの感じで過ごしましたが、

食事はさすがにいつもの冷蔵庫を見て即席料理という訳にはいかないので

メニューは外国の方から人気の日本食を調べて作ったりしました。

 

朝ごはんは、我が家はほぼ和食なのですが、

パンが好きなようだと聞いていたので、

トースト、ベーコンやウィンナーと卵料理、

スープ、果物、紅茶がベースで

おにぎりの日もありました。

 

 

夜ごはんは、

1日目は、トンカツ定食、豆腐ワカメ味噌汁

2日目は、鶏の唐揚げ定食、ボーンブロススープ

3日目は、豚の角煮と煮卵、昨日の残りの唐揚げ、ごはんと焼きそば、野菜サラダなど

4日目は、もんじゃ屋さんで、もんじゃ、お好み焼き他いろいろ

5日目は、ディズニーランドで夕飯を食べる時間がなかったというので、

     急遽、鶏肉団子と野菜の塩鍋うどんを作り

     セウォンちゃんにはそろそろ恋しいだろう韓国ラーメン(ノグリ)を

     韓国ラーメン鍋で出したら、とても感激して完食してくれました。

 

 

けっこう少食さんなので、お口に合うか気になりましたが、

トンカツ、焼きそば、唐揚げはおいしいといっぱい食べてくれたし、

もんじゃやお好み焼きも初めてだったけれど、

おいしいといっぱい食べてくれていました。

 

豚の角煮

 
焼きそば

 

 

お好み焼き

 

 

 

 

  娘たちの関わり

 

今回はバディの次女が全てのお世話を担当し、

来日前のやり取りから始まり、

一緒に学校に行って部活に出て帰宅して、

家でも声がけをして、

週末はフルアテンドで案内して、

ディズニーランドも参加して、

本当によくがんばったと思います。

 

韓国から一緒だったから、

事前情報も教えてくれて助かりました。

 

さすがに最後は疲れたようでしたが、

帰国した後も連絡を取り、

交換プログラムのバディとしてだけでなく

大切な友人になれたかと思います。

 

 

長女は…

滞在中も相変わらず忙しくて、

帰宅が遅かったり、家でもやることがありすぎて、

あまり一緒に過ごせなかったのですが、

わずかな時間でゲームやトランプをしたり、

YouTubeでKPOPダンスメドレーをかけて踊り始め、

一緒に踊ろうよー!と言い出してみんなを踊らせたり、

夜のコンビニショッピングに付き合ったり、

短時間で仲良くなって心を掴んでいました。

 

性格の違う双子のそれぞれの対応が面白かったです。

 

 

 

  ホストファミリーをした感想

 

 

実は、ホームステイ前に一番ソワソワしていたのは夫で、

私や娘たちなんかは「いつも通りでいいんだよ」と言っていたのですが、

パパはホームステイをしたことがないし、

ホストファーザーというのももちろん初めてだったので、

娘以外の女の子にどう接したらいいか?

どうしたらくつろいでもらえるか?考えて

緊張していたようでした。

 

 

でも、実際始まったら、

車で送迎してくれたり、

ドライブツアーもしっかりコースを頭に入れて

案内しながら運転手さんをしてくれたり、

セウォンちゃんともたくさん話してくれて、

英語でも、いつものオジさんトークのまんまだから、

娘たちにいじられて一緒に笑われたりして、

ナイスホストファザー賞🏆でした。

 

 

私は私で、初めてのホストマザーとても楽しかったです。

 

 

楽しんでほしい

くつろいでほしい

寒くないかな

口に合うかな

眠れたかな

疲れてないかな

気を遣ってないかな

寂しくないかな

やりたいことできたかな

など常に考えながらも、

あまりやりすぎないように、娘たち、夫、家族みんなにもお任せして

我が家なりのおもてなしできたような気がします。

 

 

次女がソウルでホームステイをした時は、

ご家族のみなさん、お母さんもこんな気持ちだったんだろうなとか、

ホストファミリーの気持ちが少しわかったように思います。

 

 

そして、セウォンちゃんが、めちゃくちゃいい子だったから、

帰国した後、じんわりロスになり、

短い間でもすっかりホストマザーになっていたんだと感じました。

 

セウォンちゃんから一人一人にお別れの手紙

 

 

 

セウォンちゃんとは韓国ドラマの話、

大学受験のこと、

共学のカップルのこと、

アテンドで来日したイケメン先生のこと

韓国パリパリ文化のこと

韓国人のトッポッキ好きやキムチの種類、

日本の人気アニメのこと、

家族のことなど、

いろいろ教えてもらい、私も勉強になりました。

 

 

海外に滞在しなくても異文化交流ができて

違う国の文化に触れられるホストファミリーは、

とても素晴らしい体験で、

また機会があればやってみたいと思いました。

 

 

セウォンちゃんにとっても、

また今回滞在した学生みんなにとっても、

また受け入れた娘たちにとっても、良い思い出・良い体験となり、

将来の役に立つことを願っています。

 

 

以上、ホストファミリー体験レポートてした。

 

 

どなたかのお役に立てたら嬉しいです。